2023年WSLロングボード・ツアー最終戦のサーフシティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック明日開幕

エル・スンザル、エルサルバドル(2023年9月18日月曜日)世界トップクラスのパフォーマンスを可能にする最高のポイントブレイクと知られるエル・スンザルで、サーフシティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシックが、現地時間2023年9月19日から9月25日まで開催される。

 

サーフ・シティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック Presented by Coronaは、2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアーの最終戦で、、マリブで開催される世界一決定戦のロングボード・チャンピオンシップへの出場権を決定し、2023年ワールド・タイトルを争うチャンスを得る選手を決める試合となる。

 

マリブ行きを確定させているランキング1位のソレイユ・エリコ © WSL / Hughes

 

「エルサルバドルに戻り、エル・スンザルの自然のままのポイント・ブレイクで、世界最高のロングボーダーたちのパフォーマンスを披露する機会を得られることは、これ以上ない喜びです」と、WSLツアー&コンペティション・シニア・マネージャーのウィル・ヘイデン・スミスは言った。

 

「このイベントは、2023年の世界タイトルを争う選手を決定する極めて重要な役割を担っています。そのシナリオが展開されるのを見るために私たちを再び迎え入れてくれたホストであるサルバドル政府観光局には感謝してもしきれません。」

 

これはWSLにとって、今年2度目のエルサルバドルでのイベントとなる。プンタ・ロカではチャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦が開催され、そして今、エル・スンザルはWSLロングボード・ツアーの注目選手を迎える準備が整った。

 

チャンピオンシップ前のWSLロングボードツアーのレギュラーシーズン最終戦に向け、ランキングはこれ以上ないほど接近している。

 

このイベントは、10月に開催される「Original Sprout マリブ・ロングボード・チャンピオンシップ Presented by Tractor Beverage Co. 」に出場する男子トップ8、女子トップ8を決定するための重要なイベントとなる。現時点では、ほぼすべての選手が、世界王座決定戦に出場するチャンスが残されている。

 

 

南カリフォルニアのテイラー・ジェンセン(USA)は、サーフシティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシックにランキング1位で出場。

 

現在ランキング2位で、2022年世界2位のカニエラ・スチュワート(HAW)は、最近バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシックで優勝したカイ・サラス(HAW)、オーストラリアの新鋭デクラン・ワイトン(AUS)、そして多くのロングボード・ツアー・ベテランと対戦する中で、彼はそのポジションをキープしたい。

 

カニエラ・スチュワートとワイトン © WSL / Ryder

 

「ランキング2位は本当に気分が良い。間違いなく、本当に快適な場所です」とスチュワートが言った。「「ハンティントンは、自分にとって最悪の結果のひとつになりそうなイベントでした。ハンティントンはヒート毎に波が変わるイベントなので、とにかく良い成績を残したかったんです。ベルズとエルサルバドルはライトのポイント・ブレイクで、自分にぴったりの波です。」

 

 

WSLロングボード・チャンピオンに君臨するソレイユ・エリコ(USA)は、すでにマリブ・ロングボード・チャンピオンシップの出場権を正式に獲得し、世界タイトルの連覇を狙っている。

 

しかし、エル・スンザルでは、3度のWSLロングボード・チャンピオンに輝いたホノルア・ブルームフィールド(HAW)、世界タイトルを狙えるケリス・カレオパア(HAW)、ロングボード・ツアー・ベテランのアリス・リモイン(FRA)、クロエ・カルモン(BRA)などに打ち勝ち、世界タイトル防衛に向けてNo.1の座を保持しなければならない。

 

カルモンは、ベルズ・ビーチでのセミファイナルを終え、再び世界タイトル争いに戻ってきた。

 

クロエ・カルモン © WSL / Morris
クロエ・カルモン(BRA)© WSL / Hughes

 

「今、エルサルバドルにいること、そしてエル・スンザルがツアーの目的地の1つであることに本当に興奮しています。長いノーズライディングと大きなターンができる、とても良いロングボードの波です。

 

ツアーにワールドクラスの波があるのは嬉しい。毎年ショートボードのファイナルを見ていますが、とてもエキサイティングです。私たちが同じようなシナリオに直面することになるとは、まだ実感がわきません。できる限り参加して、自分の順位を固めたいし、順位を上げたいと思っています」。

 

 

日本の田岡なつみと井上鷹は、マリブ行きの切符を手にすることは出来るか。

 

田岡なつみ© WSL / Sloane

 

世界王者決定戦の「マリブ・ロングボード・チャンピオンシップ」の出場権獲得ラインぎりぎりにいる選手たちは、このエルサルバドルで良い結果を残し、自らの運命をコントロールしなければならない

 

井上鷹© WSL / Pierucki

 

日本の井上鷹は現在ランキング7位で、このままトップ8以内のランキングキープしなければならない。そして、田岡なつみは、現在13位、なんとかエルサルバドルで結果を残して、順位を上げてトップ8入りを果たしマリブのチャンピオンシップにつなげたい。

 

女子の世界ランキング

男子の世界ランキング

 

オープニングラウンドのヒート表が発表され、井上鷹はH8でフィリピンのジェイアール・エスキベル、ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタインと対戦。田岡なつみはH3でケリス・カレオパア、フランキー・シーリーと対戦する。がんばれ!日本!

 

 

2023年のワールド・チャンピオンを決める新しいワンデイ・フォーマット

 

 

今シーズンからショートと同じ、世界チャンピオン決定戦で世界王者を決めることになったロングボード。

ハンティントン、ベルズ、そして今回のエルサルバドルの3つのイベントは、4つ目の最終イベントであるマリブ・ロングボード・チャンピオンシップの出場をかけた戦い。

その3戦のランキングのトップ8男子とトップ8女子は、このワンデイの勝ち抜きイベントへの出場権が与えられ、ワールド・チャンピオンを決定する。

 

ショートボードのWSLチャンピオンシップ・ツアー・ファイナルのフォーマットと同じようなフォーマットで世界チャンピオンを決めることになったロングボード。ショートがトップ5に対してロングはトップ8。ショートのようなベスト・オブ・スリー・タイトルマッチは行われないようだ。

 

誰もが憧れる世界王座決定戦が行われるマリブ

 

男女各8名の選手はランキングによって決められたブラケットにシードされ、オープニング・ラウンドでは高いシードが優先される。そして、マリブ・ロングボード・チャンピオンシップの優勝者が2023年のワールド・チャンピオンに輝くことになる。

 

まずは、今回のエルサルバドルで良い結果を残し、マリブに出場することが世界チャンピオン獲得への道となる。

 

 

ライブ中継:サーフシティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック Presented by Coronaは、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ放送されます。

 

日本とエルサルバトルの時差は15時間。
現地時間の 2023年9月17日7時30分 は、
日本時間の 2023年9月17日22時30分です。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/lt/90/surf-city-el-salvador-longboard-classic/main