田岡なつみが、本日のシングルウェイブ・ハイエストスコア8.33をマーク。ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシック

田岡なつみ

ベルズビーチ、トーキー、ビクトリア/オーストラリア(2023年8月30日水曜日) – 2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー(LT)シーズンは、初開催となる「バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシック Presented by Rip Curl」で再開。

 

男女両ディビジョンのオープニング・ラウンドは、風の影響を受けた2~3フィートのスウェルの中、多くの素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられた。

カニエラ・スチュワート© WSL / Sloane

男子のオープニング・ラウンドでは、デクラン・ワイトン(AUS)、テイラー・ジェンセン(USA)、カニエラ・スチュワート(HAW)、ベン・スキナー(GBR)、カイ・サラス(HAW)、井上鷹(JPN)、エドゥアール・デルペロ(FRA)というビッグネームが勝利。

 

見事ラウンド1を1位で勝ち上がった井上鷹© WSL / Sloane

 

女子のオープニング・ラウンドも同じような展開となり、3人のワールド・ロングボード・チャンピオン、ソレイユ・エリコ(USA)、ホノルア・ブルームフィールド(HAW)、レイチェル・ティリー(USA)が各ヒートで勝利を収めた。

 

レイチェル・ティリー(USA)© WSL / Sloane

 

「このイベントには本当に自信があります」と言ったティリー。「この波が自分の得意なタイプだと感じているので、他の人が何をしているとか、他の人が何が出来るとかあまり考えずに、ただアウトに出て自信を持つようにしていました。エリミネーション・ラウンドではないオープニング・ラウンドでは、ただリラックスしてサーフィンを楽しみたかったんです」。

 

 

田岡なつみが、本日のシングルウェイブ・ハイエストスコア8.33

 

田岡なつみ

 

今日のシングルウェイブのハイエストスコアとなる8.33(10点満点)という素晴らしいスコアを叩き出した田岡なつみ(JPN)。今日最も難しいコンディションになったヒートの中で、田岡はダイヤモンドの原石を見つけることに成功し、複数のスタイリッシュなノーズライドを繋ぎ、砂浜まで乗り継ぎビッグフィニッシュ。

 

 

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田岡は、今シーズンのアジア地区ロングボード予選において、2戦とも優勝を収めたものの、LTヒートでの勝利は2022年のダクト・テープ・インヴィテーショナル以来となる。

 

田岡なつみ© WSL / Pierucki

 

「今年のハンティントン(開幕戦)では、17位という結果でとても悔しい思いをしました。敗戦から学んでいます」と田岡。

「今回は本当にいい波を見つけようとしたら、本当にいい波に乗れました。ちょっとラッキーだったかな。波をチェックしたら、あまりいい波がなかったのですが、待っていたらいい波を見つけることができました。

 

トライアル2位で本戦出場となった井上楓は、惜しくもR1を2位で敗者復活ラウンドへ。© WSL / Sloane

 

 

3度のロングボード世界チャンピオン、テイラー・ジェンセンが好調な滑り出し

 

テイラー・ジェンセン(USA)© WSL / Sloane

 

ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシックでの準優勝は、3度のワールド・ロングボード・チャンピオンであるテイラー・ジェンセン(USA)にとって、2017年のワールド・タイトル獲得以来、最高のシーズン・スタートとなった。

 

その調子は今日のオープニング・ラウンドのヒートでも続き、彼はイベント初のエクセレント・スコアとなる8.00(10点満点)をマークし、メンズ部門のシングルウェイブ・ハイエスト・スコアをマーク。ジェンセンは、クリーンなフットワークと力強いレールターン、そして複数のクリティカルなノーズライドで、今日最も大きな波の1つを巧みにナビゲート。

 

テイラー・ジェンセン(USA)© WSL / Sloane

ベルズ・ビーチで3つのタイトルを獲得した義父のナット・ヤングが樹立した現在の記録に並ぶ4つ目の世界タイトルの可能性は、39歳の彼の心に強く刻まれています。

 

「本当に大きなチャンスだと言いたい。」とジェンセン。「あそこにアプローチして、そこに立った男なんていませんよ。僕はその挑戦を受け入れます、 全力を尽くしますよ。それは物事を締めくくるには素晴らしいやり方です。

 

私がコンペティションに参戦して以来、誰もやったことのないことをやるのですから。コリン(マクフィリップス)が3回、ジョエル(チューダー)が3回。4回を獲得して、あの集団から抜け出すことができたら、かなり特別なことだと思う」。

 

ランデン・スマレス(AUS)© WSL / Pierucki

 

ワイルドカードのランデン・スマレス(AUS)は、同じくベルズ・ビーチで開催された2023年オーストラリア先住民サーフ・タイトルで複数のディビジョンで勝利した知識を活かし、オープニング・ラウンドのヒート2で、LTのベテラン・コンペティターであるトニー・シルバニ(USA)とカイマナ・タカヤマ(USA)を下して勝利した。

 

ランデン・スマレス(AUS)© WSL / Sloane

 

スマレスは、メンズのオープニング・ラウンドでトップ・シードからヒート勝利を奪った唯一のコンペティター。この16歳のワイルドカードは、インテリジェントなサーフィンを披露し、わずか2本の波をキャッチしてベテラン勢に勝利。今回の台風の目となるか。

 

「とても良い気分です。「勝利できて本当に嬉しいです。ここにいるのが大好きだし、みんなのスピリットと繋がるのが大好きなんです」。

 

 

ネクストコールは明日、8月31日(木)AEST午前7時15分。午前7時35分スタート予定。現地時間の 2023年8月31日7時35分 は、日本時間の 2023年8月31日6時35分です。

 

 

バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシック

男子オープニングラウンド結果:
HEAT 1:デクラン・ワイトン(AUS)11.50 DEF.
マティアス・マトゥラーノ(PER)11.37、スティーブン・ソーヤー(RSA)8.00

HEAT 2:ランデン・スマレス(AUS)10.27 DEF.
トニー・シルヴァーニ(USA)9.30、カイマナ・タカヤマ(USA)6.03

HEAT 3:テイラー・ジェンセン(USA)14.33 DEF.
ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)6.50、サミュエル・ダントン(AUS)5.50

HEAT 4:カニエラ・スチュワート(HAW)13.06 DEF.
カイ・エリス・フリント(AUS)12.06、ジャック・タイロ(NZL)7.10

HEAT 5:ベン・スキナー(イギリス)11.54 DEF.
コール・ロビンス(USA)10.80、ベン・コンシダイン(AUS)10.07

HEAT 6:カイ・サラス(HAW)12.17 DEF.
チェイス・リーダー(USA)7.70、リッチー・クレイヴィー(USA)7.16

HEAT 7:井上鷹(JPN)9.24 DEF.
ケビン・スクバーナ(USA)7.70、ニコラス・アンドラーデ(ESP)4.23

HEAT 8:エドゥアール・デルペロ(フランス)11.57 DEF.
マックス・ウェストン(AUS)11.26、ロジェリオ・Jr・エスキヴェル(PHL)9.00

女子オープニング・ラウンド結果:

HEAT 1:ケイトリン・ミケルセン(USA)11.40 DEF.
ソフィア・カルヘイン(HAW)11.03、クリスタル・ヒューレット(RSA)7.97

HEAT 2:ソレイユ・エリコ(USA)11.17 DEF.
ルアナ・ソアレス(BRA)9.77、モリー・パウエル(AUS)4.43

HEAT 3:ホノルア・ブルームフィールド(HAW)11.60 DEF.
ルーシー・スモール(AUS)7.13、キラ・モルナー(AUS)6.53

HEAT 4:ケリス・カレオパー(HAW)10.47 DEF.
井上楓(JPN)9.07、リブ・ストークス(CAN)8.20

HEAT 5:田岡なつみ(JPN)13.26 DEF.
クロエ・カルモン(BRA)9.97、アバロン・ガル(USA)8.84

HEAT 6:レイチェル・ティリー(USA)13.34 DEF.
マリア・フェルナンダ・レイエス(PER)8.77、マヤ・グラセナップ(REU)5.37

HEAT 7:メイソン・シュレマー(USA)10.40 DEF.
ゾーイ・グロスピロン(FRA)9.87、ロイシン・キャロラン(AUS)6.33

HEAT 8:アリス・リモイン(FRA)12.17 DEF.
キーニ・カヌロ(HAW)8.50、タリー・ホワイト(AUS)8.40

メンズ・エリミネーション・ラウンド・マッチアップ:
HEAT 1:トニー・シルヴァーニ(USA)対ジャック・タイロ(NZL)
HEAT 2:コール・ロビンス(USA)対チェイス・リーダー(USA)
HEAT 3.ロジェリオ・Jr・エスキヴェル(PHL) vs サミュエル・ダントン(AUS)
HEAT 4:スティーブン・ソーヤー(RSA)対ニコラス・アンドラーデ(ESP)
HEAT 5:ケビン・スクバーナ(USA)対 マティアス・マトゥラノ(PER)
HEAT 6:カイマナ・タカヤマ(USA)対 マックス・ウェストン(AUS)
HEAT 7:リッチー・クレイビー(USA) 対 ベン・コンシダイン(AUS)
HEAT 8:ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW) 対 カイ・エリス・フリント(AUS)

女子エリミネーション・ラウンド・マッチアップ:
HEAT 1:ソフィア・カルヘイン(HAW)対 井上楓(JPN)
HEAT 2:マリア・フェルナンダ・レイエス(PER)対マヤ・グラセナップ(REU)
HEAT 3.クロエ・カルモン(BRA)対ルーシー・スモール(AUS)
HEAT 4:アバロン・ガル(USA)対ロイシン・キャロラン(AUS)
HEAT 5:タリー・ホワイト(AUS)対モリー・パウエル(AUS)
HEAT 6:ルアナ・ソアレス(BRA)対ケアニ・カヌロ(HAW)
HEAT 7:ゾーイ・グロスピロン(FRA)対 クリスタル・ヒューレット(RSA)
HEAT 8:キラ・モルナー(AUS)対リブ・ストークス(CAN)

 

バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシックは、2023年8月30日(水)から9月2日(土)まで開催。大会の模様は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリで生中継されます。

 

Bioglan Bells Beach Longboard Classic

Presented By Rip Curl

Bells Beach, Victoria, Australia