ソフィア・カルヘインとカニエラ・スチュワートがエルサルバドル・ロングボード・クラシックで優勝。トップ8が決定。

ファイナリスト© WSL / Pierucki

エル・スンザル、ラ・リベルタ、エルサルバドル(2023年9月22日金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー第3戦「サーフシティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック Presented by Corona」で、ソフィア・カルヘイン(HAW)とカニエラ・スチュワート(HAW)が優勝。

 

 

これは、カルヘインにとってキャリア最大のイベント優勝となり、彼女はランキング3位でワールド・タイトル決定戦に臨むことになる。またスチュワートはランキング1位をキープし、ワールド・タイトルへの雪辱を果たすために優位に立ちたいところ。

 

ケリス・カレオパア(HAW)とジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)が準優勝を果たし、表彰台はワイキキ出身のサーファーが独占した。

 

カルヘイン、イベント初優勝

 

ソフィア・カルヘイン(HAW)© WSL / Miers

 

女子ファイナルでは、ワイキキの新星ケリス・カレオパア(HAW)とソフィア・カルヘイン(HAW)の一進一退のバトルが展開。カレオパアの5.83と2.50のオープニングに対し、カルヘインのクイック・スタートは6.00(10点満点)。

 

ソフィア・カルヘイン(HAW)© WSL / Miers

 

その後、カルヘインはスタイリッシュなフォアハンドで5.63をスコアし、ヒートをコントロール。ヒート後半に、カルヘインはエクセレントに近い7.50をスコアしてカレオパアとのリードを拡大。カルヘインは、ラストホーンまでリードを保ち、遂に世界最高峰を相手にイベント初優勝を飾った。

 

 

「この気持ちは言葉では言い表せないけど、とにかく超ハッピーだし、波も楽しかったし、ケリス(カレオパア)は本当に素晴らしい選手です。」とカルへイン。「彼女は素晴らしいスタイルを持っています。彼女は本当に素晴らしい人で、尊敬しているし、大好きです。」

 

カルヘインは、クオーターファイナルでクロエ・カルモン(BRA)、セミファイナルで2015 WSLロングボード・チャンピオンのレイチェル・ティリー(USA)に勝利。カルヘインはマリブでのチャンピオンシップに向けて準備を始める。

 

スチュワート、今シーズン2勝目

 

カニエラ・スチュワート(HAW)© WSL / Miers

 

男子ファイナルは、カニエラ・スチュワート(HAW)とロングボード・ツアー新人のジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)の対決。

 

クイックな最初のエクスチェンジでスチュワートがホーエンシュタインをわずかにリード。さらにスチュワートはエクセレントな8.33をマークし、同じワイキキのコンペティターとの差を大きく広げていく。6.50のバックアップを得たスチュワートは、終盤まで粘りを見せ、最終的に2023年シーズン2勝目をマークした。

 

 

スチュワートは、「今はとても興奮して、言葉もありません。他に感謝する人はいません。彼のおかげ。彼がいなければ、私はここにいません。見てくれて、応援してくれた神様、故郷のみんなに感謝します。マリブでは波があることを願っているし、きっとみんないいサーフィンをしているだろうから、待ちきれません。ハワイにタイトルを持ち帰りたいです。」

 

スチュワートはファイナル・デーを彼らしいスタイルと優雅さでスタート。オアフ島ワイキキのローカルである彼は、セミファイナルで同じロングボード・チャンピオンシップ・トップ8のベン・スキナー(イギリス)をヒート・トータル14.34という素晴らしいスコアで退けた。現在、スチュワートはランキング1位でマリブに挑む。

 

 

カレオパアとヴァン・ホーエンシュタインが準優勝

 

ケリス・カレオパア© WSL / Pierucki

 

準優勝したカレオパアは、ランキング1位でマリブ出場を決めた。昨シーズンをランキング2位で終えた彼女にとって、今シーズンは汚名返上と初のワールド・タイトルを手に入れるチャンス。

18歳のカレオパアは、クオーターファイナルでメイソン・シュレマー(USA)と対戦。そして、セミファイナルで3度のWSLロングボード・チャンピオンであるホノルア・ブルームフィールド(HAW)に勝利。今、カレオパアはマリブのエピックなラインナップにフォーカスする準備をしている。

「今はいろんな感情があります。このイベントに協力してくれたエルサルバドルのみなさんに感謝したいです。本当に最高だったし、波もすごくいい。私は親友と対戦していたのですが、彼女の初優勝は本当にエキサイティングでした。それからマリブでは、いろいろありすぎです(笑)」

 

ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)© WSL / Pierucki

 

イベント準優勝のヴァン・ホーエンシュタインは、今日目覚ましい活躍を見せ、今シーズン最高の結果を残した。ラウンドオブ16で3度のWSLチャンピオン、テイラー・ジェンセン(USA)、クオーターファイナルでロジェリオ・Jr・エスキヴェル(PHL)、そしてセミファイナルで元WSLロングボード・チャンピオンのスティーブン・ソーヤー(RSA)を退けたワイキキのコンペティター。

 

「とても素晴らしいイベントでした。みんな素晴らしかったです。全選手、お疲れ様でした。幼馴染のカニエラ(スチュワート)とのヒートはクレイジーでした。素晴らしいサーフィンでした。エルサルバドルの皆さん、スポンサーの皆さん、本当にありがとうございました。

 

スキナー、ティリー、デルペロ、シルヴァーニ、シュレマーがトップ8入りを正式決定

トニー・シルヴァーニ(USA)© WSL / Miers

 

2015 WSLロングボード・チャンピオンのレイチェル・ティリー(USA)は、クオーターファイナルで素晴らしい演技を見せ、ロングボード・チャンピオンシップ・トップ8へのクオリファイを正式に決定。

 

ティリーの16.86(20点満点)のヒート・トータルは、WSLロングボード・チャンピオンに君臨するソレイユ・エリコ(USA)を逆転するのに十分なものだった。史上最年少のWSLロングボード・チャンピオンであるティリーは、2度目のワールド・タイトルをかけてマリブへ。

 

レイチェル・ティリー(USA)

 

ティリーと共にロングボード・チャンピオンシップのトップ8に入ったのは、メイソン・シュレマー(USA)。男子では、ロングボードツアーのベテラン、エドゥアール・デルペロ(フランス)、トニー・シルヴァーニ(USA)、ベン・スキナー(USA)が世界タイトル争いに加わる予定。

 

日本の井上鷹は9位、田岡なつみは12位で今シーズンをフィニッシュとなった。

 

女子ロングボード・チャンピオンシップ出場トップ8ランキング
1. ケリス・カレオパア(HAW)
2. ソレイユ・エリコ(USA)
3. ソフィア・カルヘイン(HAW)
4. ホノルア・ブルームフィールド(HAW)
5. アリス・リモイン(FRA)
6. クロエ・カルモン(BRA)
7. レイチェル・ティリー(USA)
8. メイソン・シュレマー(USA)

 

男子ロングボードチャンピオンシップ出場トップ8ランキング
1. カニエラ・スチュワート(HAW)
2. カイ・サラス(HAW)
3. テイラー・ジェンセン(USA)
4. デクラン・ワイトン(AUS)
5. ベン・スキナー(GBR)
6. エドゥアール・デルペロ(FRA)
7. ロジェリオ・Jr・エスキヴェル(PHL)
8. トニー・シルヴァーニ(USA)

 

サーフ・シティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック Presented by Corona 女子ファイナル結果

優勝- ソフィア・カルヘイン(HAW)13.50
2位 – ケリス・カレオパー(HAW)12.23

男子ファイナル結果:
優勝 – カニエラ・スチュワート(HAW)14.83
2位 – ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)11.80

 

女子セミファイナル結果:
HEAT 1:ケリス・カレオパー(HAW)12.77 DEF. ホノルア・ブルームフィールド(HAW)12.07
HEAT 2:ソフィア・カルヘイン(HAW)13.07 DEF. レイチェル・ティリー(USA)11.40

 

男子セミファイナル結果:
HEAT 1:カニエラ・スチュワート(HAW)14.34 DEF. ベン・スキナー(GBR)12.16
HEAT 2:ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)12.80 DEF. スティーブン・ソーヤー(RSA)12.20

 

女子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:ケリス・カレオパー(HAW)14.34 DEF. メイソン・シュレマー(USA)10.94
HEAT 2:ホノルア・ブルームフィールド(HAW)13.23 DEF. ゾーイ・グロスピロン(FRA)13.10
HEAT 3: レイチェル・ティリー(USA)16.86 DEF. ソレイユ・エリコ(USA)14.83
HEAT 4:ソフィア・カルヘイン(HAW)13.30 DEF. クロエ・カルモン(BRA)12.64

 

次戦:ロングボード世界チャンピオン決定戦となる「オリジナル・スプラウト・マリブ・ロングボード・チャンピオンシップス Presented By Tractor Beverage Co.」は、2023年10月3日から13日まで開催。このイベントは、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ放送されます。

 

詳しくはWorldSurfLeague.comをご覧ください。