自然の中にいる自分が、本当の自分の人間としての姿だと思っています。BEWETインタビュー:加藤嵐

海は自然のバランスを保つ、 かけがえのない財産。 世界を旅するプロサーファーたちは、 素晴らしい景色や人の優しさ、 海の厳しさや感動を体験する特別な機会を得ている。 そんな彼らは、海から感動を得て、大切な人に伝えている。

そうした能力を大いに発揮し自然や家族を守る力になる。そんなプロサーファーたちに、『あなたは海から何を得て、誰にどう伝えたいですか? 』という問いをぶつけてみた。

 

僕たちは、サーファーとして海から何を感じて、誰に何を伝えるのか。presented by B

加藤嵐

親の影響で5歳からサーフィンを始め、15歳の時にジュニア全日本チャンピオンを獲得。16歳でプロへ転向。17歳の時に「JPSA Rookie of the Year」にも選ばれJPSA日本プロサーフィン連盟のショートボード男子において、2016年~2018年と3年連続のグランドチャンピオンを達成。

 

加藤嵐

 

「僕は、サーフィンしていて海に接していたり、スノーボードで山にいたりして、自然の中にいるときに感じることや、自然の中で自分がどう思うかが、本当の自分なんだって思っているんです。

 

自然に触れることによって本当の自分と出会えるというのが、僕はサーフィンをしていて感じることです。

 

サーフィンって『ライフスタイル』とか『そこからパワーを得て』とかあると思うんですけど、僕は単純に海だろうが山だろうが川だろうが、そこに入って触れているときに思うことだったり、自然の中にいる自分が、本当の自分の人間としての姿だと思っています。

 

 

加藤嵐

 

人間によって作られた場所が居心地が良いわけではないです。もちろん自然の中で、死ぬかも分からない局面にぶち当たったり、誰もいなくて一人になる時間もあるんですけど。その広大な世界で一人にされたときに、本当の自分と向き合えているなと思うんです。

 

 

日本の素晴らしさをもっと知って欲しい。

 

 

加藤嵐

 

そして、日本の素晴らしさをもっと知って欲しいんです。海外に行って何かするというよりも、日本でもこれだけ素晴らしい経験できる場所があるってことをみんなが知っていけば、もっと日本の楽しさを探せる環境になるんじゃないかなって思います。

 

今までは海外に行って、日本にはない景色を見て『わーい』って喜んでいたけど、そうじゃないんだってことに気がつきました。自分もコロナ前は好きなときに自分の好きな場所に行ってました。

 

当時のことを思うと、ただ旅行に行っているのが好きなんじゃなくて、行っているときに感じることや、行っているときの自分と会話できることが好きなんだって思うんです。

 

 

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サーフィンも大好きなんですけど、スノーボードも大好きですし、ゴルフも大好きで。なんで好きなんどろうって思うと、自然の中で自然と触れている自分が好きだなって。自分はそう思って自然の中にいるので。そういう気持ちを持って水に接してみたりとか、日本の山に行ってみたり。というようなことを一人でも多くしてもらえれば、もっと日本を楽しめるんじゃないかと思います。

 

取材協力:BEWET