カリフォルニア州ハンティントンビーチ – 2022年8月2日(火)、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第4戦「Vans USオープン・オブ・サーフィン」は、5~7フィートのパンピング・スウェルの中で大会4日目がオン。
男子のR2のラウンドオブ48とR3のラウンドオブ24がヒート4まで開催。女子の試合は予定通りオフとなった。本日はトリッキーでタフなハードコンディションの中で番狂わせが続出した。
そんなコンディションで、ハンティントンビーチのホームタウンヒーローである、イベントの2度の優勝者でもある五十嵐カノアがまさかのラウンド2で敗退。日本期待の村上舜、上山キアヌ久里朱、小林桂も敗退する中、脇田泰地が魅せた。
脇田泰地は、かつてCTで活躍したジュリアン・ウィルソン(AUS)とライアン・カリナン(AUS)を相手に、土壇場で見せた勇姿に大きな喝采を浴びた。脇田は南アフリカのバリートでは9位となり、今大会でもアグレッシブなフォアハンドと戦術的な強さをアピールした。
ヒートはコディとライアンがヒート前半をリード。脇田はヒート後半に入り、フォアハンドのスラッシュバックなど多彩なマニューバーでインサイドまでメイク。5.80をスコア。3位のポジションのままヒート終盤へ。
ニード4.04で残り時間10分と追い込まれていた脇田。ラスト5分でセットが入り、ジュリアンとライアンがエアリバースを決めるなか、脇田もセットをキャッチ。
アウトサイド・セクションでビッグリエントリーをメイク。さらにインサイドの2ターンコンボで6.47 をスコアして大逆転。一気にトップに躍り出て見事ラウンド3へ勝ち上がった。
「自分の限界に挑むしかなかったけど、超疲れました(笑)」と脇田が言った。
「厳しい戦いになることは分かっていたので、今朝はいつもより長くサーフィンして、波のブレイクポイントを確認しました。
それが功を奏して、波にもまれながらも、自分がどこにポジショニングすればいいのかが明確になりました」
ラウンド3は3人ヒートで、ブラジルのジョアン・キアンカとエドガルド・グロッジアと対戦する。
サーフィンもキレがあり好調な仕上がりを見せている脇田は、前回の南アフリカでは9位でフィニッシュしている。今回も更なる上位を目指して突き進め!
今回も彼らの活躍を期待して、日本からエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/
https://www.vansusopenofsurfing.com/