五十嵐カノアはホームブレイクのハンティントンビーチで行われたUSオープンR1を余裕の1位通過。

カリフォルニア州ハンティントンビーチ(2021年9月21日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の「USオープン・オブ・サーフィン・ハンティントンビーチ・プレゼンテッド・バイ・シセイドウ」は大会2日目。

 

2~3フィートのコンディションのなかで、男子のラウンド1の残りの6ヒートに続いて、女子のラウンド1が行われ、H10までが行われた。本日は男子R1のH24に五十嵐カノアが登場。

 

女子のR1では H8に野中美波、H9 丸山千朝、H10に前田マヒナが登場。しかし3名とも惜しくも敗退。H11の脇田紗良、H12の黒川日菜子、H13の都筑有夢路、H15の松田詩野のヒートは明日以降に持ち越された。がんばれ!日本!

 

 

ハンティントンビーチのヒーロー、五十嵐カノアが活躍

 

 

2020年東京オリンピックの銀メダリストであり、USオープンを2度制覇した日本の五十嵐カノアが、ホームブレイクであるハンティントンビーチで驚異的なパフォーマンスを見せた。

 

五十嵐カノアは、トリスタン・ギルボー、シェーン・サイクス、スレード・プレストウィッチと対戦。スタートからレフト方向にバックハンドでチャージ。インサイドでライト方向にリフォームするブレイクに合わせてクローズセクションでリエントリーを決める。「これがこの場所の乗り方だ」と言わんばかりのセオリー通りのライディングで高得点を叩き出す。

 

セカンドウェイブでは、アウトサイドでバックハンドのエアリバースをメイク。他の選手を引き離していく。最後はヒートのベストウェイブを掴み、バックハンドのオフザトップから、インサイドでのフォアハンド・ブローテールを組み合わせ、エクセレントの8.33をスコア。圧倒的な勝利で勝ち上がった。

 

 

この海で育った23歳の五十嵐は、トム・カレンやロブ・マチャドのようなエリート同様に3度目のUSオープンを目指している。

 

 

 

「ハンティントンビーチに住んでいると、サーフィンをする場所はいくつかありますが、自分はいつもサウスサイドでサーフィンをしています」と五十嵐。

 

「この地で多くの時間を過ごし、多くの波に乗ってきました。サーフィンは私たちに世界の境界をなくしてくれます。自分は幸運にも世界中を旅することができましたが、サーフィンは世界共通なのです。僕はサーフィンが大好きで、だからこそUSオープンに出場しているのです。」

 

 

バックハンドエアリバースをメイクした五十嵐カノア Credit: WSL/ Morris

 

 

「ヒートの前にはプランは作りませんでした。海に入ってフィーリングなのかなって感じです。ハンティントンは子供の頃からやっている場所なのです。

 

自分のところに波が来ることを信じていました。ちょうど良いタイミングて来てくれて嬉しかったです。チャンスは1年に一度しかないんですけど、家族や友達の前でサーフィン出来ることが嬉しいですね。

 

USオープンは子供の頃から出場している大会なので、このまま30年ぐらい出場して、たくさん優勝することが目標です。」

 

ラウンド2へ勝ち上がったカノアは、ヒート12でリーフ・ヒーズルウッド、エヴァン・ガイゼルマン、ケイド・マトソンと対戦する。

 

 

女子ラウンド1ヒート11
レイキー・ピーターソン、エヴリン・フート、脇田紗良、ケイトリン・シマーズ

ヒート12
レティシア・カナレス・ビルバオ、黒川日菜子、インディア・ロビンソン、ゾーイ・マクドゥーガル

ヒート13
コートニー・コンローグ、レイチェル・プレスティ、都筑有夢路、ブリアンナ・コープ

ヒート15
ブリサ・ヘネシー、フレイア・プリュム、松田詩野、マケナ・バーク

 

男子ラウンド2

ヒート1
ジャックロビンソン、ヴァスコ・リベイロ、村上舜、ミシェル・ボレーズ
ヒート4
シェルドン・シムクス、パトリック・グダウスカス、ジョーディ・マリー、大原洋人
ヒート12
五十嵐カノア、リーフ・
ヒーズルウッド、エヴァン・ガイゼルマン、ケイド・マトソン

 

 

男子:US Open of Surfing Huntington Beach presented by Shiseido

女子:US Open of Surfing Huntington Beach presented by Shiseido