五十嵐カノアがクオーターファイナル進出。アンカーポイントが覚醒。モロッコでベスト8が決定。

現地時間2020年1月29日水曜日:モロッコ南部のサーフタウン、タガズートで開催中の、今年2戦目となる WSL QS5000イベント「Pro Taghazout Bay(プロ・タガズート・ベイ)」は大会5日目。

 

 

素晴らしいブレイクを見せるアンカーポイント

 

大会5日目にして、メイン会場であるアンカーポイントが覚醒。3-4フィートのリッパブルなパーフェクト・コンディションでラウンド4と5を行い、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。

 

五十嵐カノア WSL / Laurent Masurel

 

ここまでアンザのバックアップ会場でラウンドアップを続けていた、世界6位の五十嵐カノアは今日、アンカーのオーバーヘッドのグラッシー・ウォールで、2ラウンドの勝利を収めた。カリフォルニアのコール・ハウシュマンドに対するラウンド5では圧巻のパフォーマンスを披露9.47と8.50 という2本のエクセレントで、トータル17.97という大会最高得点をたたき出した。

 

「この波はスナッパーロックスに凄く似ていますね。CT開幕戦が行われるスナッパーロックスでは、おそらく今回と同じボードに乗ることになるので、今年の最初のイベントを前に練習できて嬉しいです。」と彼は言った。

 

「信じられない感じでしたね。このアンカーポイントの、このような波でサーフィンしたいと思って来たんです。コール(ハウシュマンド)はジュニアイベントで戦っている頃から見ていたので、今ここで一緒に戦っているなんて信じられないですよ。カリフォルニアのサーフィンの未来は安泰ですね。」

 

ナット・ヤング  WSL / Laurent Masurel

 

クオーターファイナルでカノアは、元CTサーファーであるサンタクルーズのナット・ヤングと対戦する。ナット・ヤングはバックハンドでアンカーポイントをサーフ。「長い間コンテストでサーフして来ましたが、その中でもベストウェイブに入る波でしたね。」と今日の波を絶賛。

 

 

そのほかに、ジェイク・マーシャル、ティアゴ・カマラオも圧倒的な強さでラウンドアップ。バスコ・リベイロとフレデリコ・モライスは、ブラジリアンのウィリアン・カルドソとビクター・ベルナルドに勝利し、ポルトガルの旗を高く掲げた。またフランスのトリスタン・ギルボーも、昨日のセンセーションであるリアム・オブライエンを下してQF進出を果たしている。

 

明日の木曜日は、理想的なコンディションが続くと予想されるため、ひろ頃にはファイナルとなる可能性がある。ネクストコールは、アンカーポイントで現地時間の午前9時30分。

 

今シーズンはスタートから目覚しい活躍を見せる日本選手たち。今年も世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2020/mqs/3491/pro-taghazout-bay