五十嵐カノアがラウンド4進出。QS5000「プロ・タガズート・ベイ」大会4日目。都筑は惜しくも敗退。

五十嵐カノア WSL / Laurent Masurel

現地時間2020年1月28日:モロッコ南部のサーフタウン、タガズートで開催中の、今年2戦目となる WSL QS5000イベント「Pro Taghazout Bay(プロ・タガズート・ベイ)」は大会4日目。

 

 

本日もバックアップ会場であるアンザでラウンド2の残りの4ヒートとラウンド3の12ヒートが行われた。コンディションは上向き、22本のエクセレントが連発する状況。明日は、メイン会場であるアンカーポイントへ移動してコンテストを行う見込みだ。

 

そんな素晴らしいコンディションで、高得点を叩き出したサーファーたち。ビクター・ベルナルドはヒート8で9.50をスコア。更に次のヒートではリアム・オブライエンが9.70を8.17でバックアップ。二人とも素晴らしパフォーマンスを見せた。

 

「その9.5は、自分にかけたプレッシャーを和らげてくれました」とベルナルドは言った。 「QSはハードです。数年苦労してきましたが、CT選手と戦うためには、このれが必要なんです。この波は自分が知っている中で最高のバックアップウェイブでしたね。アンカーポイントで試合ができるのを楽しみにしてます。」

 

ティモティー・ビッソ(FRA) WSL / Laurent Masurel

 

ティモティー・ビッソ、アディン・マセンキャンプ、ナット・ヤング、チアゴ・カマラオ、ウィリアン・カルドゾ、ヴァスコ・リベイロなども9ポイントを含むエクセレントの高得点をマーク。カリフォルニア在住の渡部太郎も1位でラウンドアップを決めた。

 

ラウンド3の第1ヒートに登場した五十嵐カノアは、前半のスコアメイクに苦戦するも、後半に得意のブローテールスラッシュでエクセレントに近い7.90 6.27でバックアップ。余裕の1位通過でラウンド4へ勝ち上がった。

 

五十嵐カノア WSL / Laurent Masurel

 

明日の3人ヒートで行われるラウンド4では、今回のイベントで高得点を叩き出しているアディン・マセンキャンプとアメリカのケイド・マトソンと対戦。今回のイベント出場のモチベーションになった、アンカーポイントでサーフィンがしたいと言っていたカノア。明日はどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。

 

カリフォルニア在住の渡部太郎 WSL / Laurent Masurel

 

一方で、モロッコを代表するトップサーファーであるラムジ・ブキアムをはじめ、チャーリー・マーティン、パトリック・グダスカス、ミッチ・クルーズ、マーク・ラコマーといったQSベテラン選手たちは、惜しくもここで敗退。日本の都筑百斗もここまで快調にラウンドアップを続けてきたがラウンド4を前に敗れた。

 

今シーズンはスタートから目覚しい活躍を見せる日本選手たち。今年も世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2020/mqs/3491/pro-taghazout-bay