現地時間2020年1月27日:モロッコ南部のサーフタウン、タガズートで1月25日から2月1日まで、今年2戦目となる WSL QS5000イベント「Pro Taghazout Bay(プロ・タガズート・ベイ)」が開催中。
大会3日目もメイン会場となる、世界的にも有名なライトハンドのポイントブレイクであるアンカーポイントがコンディション不良のため、バックアップ会場であるアンザでラウンド2のヒート20までが終了した。
Thiago Camarao Dominates Day 3 in Morocco, Pro Taghazout Bay Highlights
大会3日目に新しいうねりが到着。しかし朝の数時間はまだ少しスローなコンディションで、潮が上げ始めるとラインナップは姿を変え、エピックなコンディションで試合が行われた。
ヒート10のチアゴ・カマラオはパワーサーフィンで2本の9ポイントをスコアして、合計18.24をマーク。「誰もがそのヒートでリッピングしていたので、良い波を手に入れたとき、ベストを尽くさなければならないと思っていた。」と彼は言った。
そのほかにフレデリコ・モライス(PRT)、ヴァスコ・リベイロ(PRT)、デビッド・バンジール、マルコ・ミニョ、ジェイク・マーシャルらもエクセレントを叩き出して高得点でラウンドアップ。
早朝の第一ヒートで厳しい戦いを強いられた世界6位の五十嵐カノア。彼はファーストヒートをスマートに切り抜けて、ラウンド3へ勝ち上がった。数週間リスボンにステイしていたカノアは、「このあとサイズアップして、メイン会場のアンカーポイントでサーフィンするのが楽しみだ」とコメントした。
H9に登場した都筑百斗は、スタートから7.17をスコア。そのあと最後までバックアを探し続けたが、ラストウェイブで7.57をスコア。見事1位でラウンドアップを決めた。
またH4小笠原由織、H5安井拓海、H8稲葉玲王、H15大原洋人、H16新井洋人、H17田中大貴は惜しくもここで敗退となってしまった。
イベント4日目はアンザに留まり、現地時間の午前8時にアーリーコールを行い、ラウンド2の残りのヒートとラウンド3が行われる見込みだ。
今シーズンはスタートから、海南島のQS5000で村上舜が優勝するなど、目覚しい活躍を見せる日本選手たち。今年も世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
ちなみに29日からハワイでQS5000のボルコム・パイプがあり、モロッコとスケジュールが重なるためにサーファーは2者選択を迫られ、村上舜をはじめ安室丈、大橋海人などはパイプを選んでいる。
https://www.worldsurfleague.com/events/2020/mqs/3491/pro-taghazout-bay