フランスが4つの個人メダル獲得でロングボード・チーム・世界チャンピオン。田岡5位、日本団体7位

アロハカップ2位で表彰だへ上がった日本チームPHOTO: ISA / Pablo Jimenez

ビアリッツ、フランス、2019年6月2日-フランスのビアリッツにて開催中の「ISAワールド・ロングボード・サーフィン・チャンピオンシップ」大会8日目。

 

本日は大会最終日。会場は濃霧が発生し、競技の中断を強いられる中、オーバーヘッドのセットがコンスタントに入るコンディションでコンテストがスタート。グランド・ファイナルに男女合わせて4名が勝ち上がったフランスがISAロングボード・チーム・ワールド・チャンピオンとなり金メダル獲得。日本は昨年と同じ7位でフィニッシュとなった。

 

圧倒的な勝利を飾ったフランスは、女子のアリス・リモンがゴールド・メダルを獲得し、ジュスティーン・デュポンが銀のワンツー。男子では、ペルーのベノワ『ピッコロ』クレメンテ(2018年の銀メダリスト)に金メダルをとられるも、アントワンとエドアード・デルペーロ兄弟が2位3位となり、フランスは2013年のペルー大会以来2度目の金メダルを獲得した。

 

 

Domination from Host Nation in Biarritz, Team France Crowned Longboard Team World Champion

 

最後まで諦めずチャージを見せた田岡なつみ PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

 

日本で唯一ファイナルデイまで勝ち上がった田岡なつみ。ここまで一度もリパチャージに回らず順当に勝ち進んできたが、メインラウンド5でアリス・リモン(FRA)、ソレイ・エリコ(USA)に敗れ3位でリパチャージへ。

 

リパチャージ8でも2位までに入ればグランドファイナルへの道が残されていたが、ジュスティーン・デュポン(FRA)、クロエ・カルモン(BRA)に大差をつけられて3位で敗退。昨年に続く2年連続グランドファイナル進出の夢は絶たれた。

 

 

田岡に声援を送るチームジャパンPHOTO: ISA / Pablo Jimenez

 

今大会では、優勝にも手が届きそうな勢いを感じさせた田岡だったが、ファイナルデイは気負ったか。ここまでの自分のサーフィンが見せれなかった。それでも5位入賞で日本を団体で7位まで押し上げるに貢献。チームジャパンの一員として活躍を見せた。田岡なつみの今シーズン、更なる活躍を期待したい。

 

 

アロハカップで2位と健闘した日本は銀メダルをゲット。次の大会へ繋がる機会を得た。photo:NSA

 

結果:
男子オープン
優勝:ベノワ・クレメンテ(PER)
2位:アントワン・デルペーロ(FRA)
3位:エドアード・デルペーロ(FRA)
4位:コール・ロビンス(USA)

女子オープン
優勝:アリス・リモン(FRA)
2位:ジャスティーン・デュポン(FRA)
3位:クロエ・カルモン(BRA)
4位:ソレイ・エリコ(USA)

 

<団体順位>

1位:フランス
2位:ペルー
3位:アメリカ
4位:ブラジル
5位:オーストラリア
6位:イギリス
7位:ジャパン
8位:サウス・アフリカ
9位:アルゼンチン
10位:ポルトガル

 

日本代表選手個人結果

田岡なつみ 5位
浜瀬海  17位
北村健一 29位
椛沢実里 31位

 

Live