ビアリッツ、フランス、2019年5月30日-フランスのビアリッツにて開催中の「ISAワールド・ロングボード・サーフィン・チャンピオンシップ(WLSC)」大会5日目。男女リパチャージのラウンド4まで、男女メインラウンドのラウンド4までが終了して、男女共メインイベント・ファイナル進出の4名が決定。
団体では大会5日目が終了して4名の選手が全員勝ち上がっているアメリカとフランスがトップ。日本は暫定12位。
メダルが獲得できるグランドファイナルにたどり着くためにリパチャージ・ラウンドのサーファーは、まだ残り4ヒートを戦わなければならないのに対し、メインイベント・ファイナルのサーファーはあと1ヒートを勝ち上がるだけでメダル確定となる。
女子のメインイベント・ファイナルには、昨年4位入賞を果たした田岡なつみ、ペルーのマリア・フェルナンダ・レイズ、USAのソレイ・エリコ、フランスのアリス・リモワン。男子は、ビアリッツ・ローカルであるフランスのアントワンとエドアードのデルペーロ兄弟。イギリスのベン・ハウェイ、ペルーの2018年第2位となったブノワ・クレメンテが顔を揃えた。
女子メインラウンド4ヒート2で田岡なつみは、オープニングライドで、サイズのあるセットをキャッチ。ハング5からクイック10も決め、インサイドまで乗りつなぎ、7.83という高得点でヒートを開始。
アメリカの2018年のWSL世界チャンピオンであるソレイル・エリコも5.50を3..83でバックアップし追い上げる。田岡とエリコは同点となり、トップスコアの高い田岡がリードするも、エリコが5.00をスコアして逆転。追い込まれた田岡だったが終了間際に巧みなノーズライドで6.83をスコア。再びトップを奪い取りトップでラウンド5へ勝ち上がった。
「今年は昨年の4位より良い成績を残したいと思っていて、金メダルを日本に持って帰りたいです。」と田岡がコメント。
男子リパチャージ4に登場した浜瀬海。昨年6位の実績がある浜瀬にとっては絶対に負けられないヒートだ。試合はアルゼンチンのマーティン・ペレズがバックハンドでテクニカルなノーズライドで高得点を叩き出しリード。
浜瀬海は、じっくりと波を待ちセットの波でコミットメントのあるコンビネーションマニューバーを披露。コントロールされたハングテンを含むノーズライディングで6.17をスコア。2位にアップする。
しかしバックアップが低かった浜瀬はポルトガルの選手に逆転されてしまい3位へ。残り3分となりスコアリング・ウェイブを待つ浜瀬。3ポイントで逆転できたが、最後まで波は入らず終了ホーンがなり、今大会17位でフィニッシュとなった。
男子リパ3の北村健一はここで敗退。今大会29位でフィニッシュ。
これで残っている日本選手は田岡のみとなってしまったが、昨年の海南島大会では日本初の表彰台に登り4位入賞を果たした田岡なつみ。今回は更なる上位を狙って邁進してほしい。がんばれ!日本!
明日は国別対抗タッグチーム・リレー試合「ISAアロハ・カップ」のみが開催予定。セミファイナル2に日本はクレジットされ、その後ファイナルまで行われることになっている。
ISAアロハ・カップは、昨年のISAワールド・ロングボード・サーフィン・チャンピオンシップのトップ7チームをフィーチャー。ホスト国を加えた8つのチームによるチーム・リレー・イベントで、今回はアメリカ、イギリス。オーストラリア、フランス、ペルーブラジル、日本、アルゼンチンが出場する。
The schedule for Friday’s competition is as follows:
8:30am – 9:20am: Aloha Cup Semifinal 1
9:35am – 10:25am: Aloha Cup Semifinal 2
10:45am – 11:35am: Aloha Cup Final