ビアリッツ、フランス、2019年5月29日 フランスのビアリッツにて開催中の「ISAワールド・ロングボード・サーフィン・チャンピオンシップ(WLSC)」大会4日目。強いオンショアで大会はスタート。昨日もよりサイズアップでオーバーヘッドのセットはいるコンディションで、男子のメインラウンド2と3、女子のメインラウンド3、男女リパチャージ2が行われた。
二度のISAロングボード・ゴールド・メダリストで、ビアリッツ・ローカルのアントワン・デルペーロが、2つのメインイベント・ヒートを支配。午後からコンディションが上向き、トラディショナル&プログレッシブ・マニューバーを合わせ持つ、彼のスタイリッシュなコンビネーションで、イベント初のパーフェクト10をスコアし、圧倒的な存在感をアピールした。
女子のメインラウンドを順調に勝ち進む日本の田岡なつみは、ラウンド3のスタートからスコアを重ねてヒートをリードした。しかしヒート中盤から各選手が高得点をマーク。オーストラリアのタリー・ホワイトがハング10を決めて5.17をスコアしてトップへ。
田岡も4.17をスコアして2位のポジションをキープする。しかしヒート終盤タリン・キングが5.63をスコアして一気にトップへ。まさに目紛しいシーソーバトルの展開となった。
3位に押し出された田岡だったが、クローズセクションでのリエントリーを決めて4.80をスコアして2位に浮上。しかしタリー・ホワイトが4.10をスコアして3位から再びトップへ。
ヒート終了間際のホワイト、キング、田岡による激しいデッドヒートとなったが、最後まで諦めない田岡がラストウェイブで3つのハング5を組み合わせたコンビネーション・マニューバーで5.10をスコア。大逆転でトップに躍り出てラウンドアップを決めた。
男子のラウンド2では、ヒート後半まで4位を強いられていた浜瀬海だったが、ヒート終盤にバックハンドで5.00をスコアして3位に浮上。残り3分を切ってフォアハンドのコンビネーションで3.80をスコアして2位に浮上してラウンドアップを決めた。
ラウンド3のヒート1に登場した浜瀬海は、スタートから長いハング5からハング10とスタイリッシュなノーズライドをメイクして5.23をスコア。
一方、エドアード・デルペーロは圧倒的なノーズ・パフォーマンスで9.23というエクセレントをスコア。ハイパフォーマンスとクラシック・スタイルが見事に融合いしたエドアードのスタイルでバックアップを6.83をスコアしてヒートを完全にリード。
浜瀬も素晴らしいコンビネーション・マニューバーで6.43をスコアして2位をキープするも、ヒート終了間際に3位だったベン・ハウェイが長いハング5を決めて7.10をスコア。逆転された浜瀬は3位となりリパチャージへ回った。
男子リパチャージ2の北村健一、女子リパチャージ2の椛沢実里は、北村はリードされるも最後の1本で大逆転してラウンドアップ。椛沢は惜しくもここで敗退となり、31位でフィニッシュとなった。大会5日目は男女共リパチャージがラウウンド4まで、男女共メインラウンド4が行われる予定。
The schedule for Thursday is as follows:
7am – 8:20am: 4 heats Men Repechage Round 3
8:20am – 9:20am: 3 heats Women Repechage Round 3
9:20am – 10am: 2 heats Men Main Event Round 4
10am – 10:40am: 2 heats women Main Event Round 4
10:40am – 12pm: 4 heats Men Repechage Round 4
12pm – 1pm: 3 heats Women Repechage Round 4