村上舜と仲村拓久未がR5で悔しい逆転負け。大橋海人と新井洋人のヒートは明日へ。セントラル・コースト・プロ

ラウンド6進出目前だった村上舜 © WSL / Ethan Smith

アボカ・ビーチ、NSW/AUS(2019年3月2日土曜日)WSL男女QS3000イベント「Vissla セントラル・コースト・プロ」は大会4日目。

 

コナー・オリアリーがトータル14.50をスコアして1位でR6進出© WSL / Ethan Smith
オーウェン・ライトもラウンド6へ勝ち上がる。© WSL / Ethan Smith

 

本日はオンショアながらサイズアップ。男子のラウンド4から再開し、トップシードのラウンド5がスタート。ヒート8までが行われた。女子はオフ。CTサーファーのオーウェン・ライトや、昨年までWSLチャンピオンシップ・ツアー・サーファーとして活躍していたコナー・オリアリー、リーフ・ヘーゼルウッド(AUS)などがハイパフォーマンスを披露。

 

そんな中でラウンド4まで勝ち上がった9名の日本男子のヒートが朝から行われた。

 

ラウンド4の村上舜はスタートから大きなスプレーを上げるバックハンドでチャージを見せ、エクセレントの8.33をスコア。ヒートのトップスコアを叩き出してリードした。

 

優先権を持ってバックアップを探し続けた村上は、残り時間10分を切って再びバーティカルなバックハンドで6.40をスコア。コルト・ワードやルーク・ハインドといった強豪を抑えて1位でラウンド5へ勝ち上がった。

大橋海人も得意のバックハンドでスタートからエクセレントの8.00をスコアしてヒートをリード。同じヒートの佐藤魁もバックハンドで5.83をスコア。二人のジャパニーズがヒートをリードしていく。

 

後半に入り大橋は再び縦に上がるバックハンド・サーフィンで6.10をスコア。バックアップを塗り替えてリードを広げていく。ヒートを通して2位をキープしてた佐藤だったが終盤に入り逆転されて4位に転落。大橋はそのままリードをキープしてラウンドアップ。佐藤は惜しくもここで敗退となった。

 

H3では仲村拓久未と加藤嵐が同じヒートで対戦。加藤はスタートから4.33をスコア。仲村はカーヴィングターンのコンビネーションで5.40をスコア。仲村は続けてフォアハンドで5.00をスコアヒートスコア10,40でトップへ。

 

後半に入りフランスのトリスタンが高得点をマークし仲村は2位へ。ヒート終盤に3位だったジェシー・アダムスが逆転しトップへ。残り10分、仲村はフォアハンドのビッグリエントリーを決めて7.40をスコア。2位でラウンドアップ。加藤は惜しくもここで敗退となった。

 

H13の新井洋人は、スタートからフォアハンドで4.83をスコア。セカンドウェイブでは2発のオフザトップからクローズセクションでのフィンフリー・リエントリーをメイクし、5.77をスコアしてトップに躍り出る。

 

ヒート終盤には得意のレイバック・スラッシュを爆発させて5.67をスコア。スムースなサーフィンで見事1位でラウンドアップを決めた。

 

ラウンド4H2の森友二は最後の最後で逆転されて3位敗退。H4田中大貴、H6古川海夕、H8石川拳大もここで敗退となった。

 

村上舜 © WSL / Ethan Smith

 

本日は女子は行われず、そのまま男子のラウンド5がスタート。ラウンド5からはCT選手などトップシード選手が登場して、パフォーマンスレベルが一気に上がった。

 

ラウンド5で仲村拓久未は、リーフ・ヘーゼルウッド、リアム・オブライアン、ヴィセンテ・ロメロと対戦。スローな展開のヒートの中で仲村はヒート中盤にライトブレイクを掴み、ビッグリエントリーをメイクし5.00をスコア。バックアップ3.33でヒートをリードした。

 

仲村拓久未

後半に入り、ヘーゼルウッドがバーティカルなバックハンドで7.33をスコア。トップに躍り出る。続けてヘーゼルウッドは8.70のエクセレントをマークしヒートを完全にリード。残り5分を切り、ロメロとオブライアンに逆転された仲村は惜しくもここで敗退となった。

 

ラウンド5で村上舜は南アフリカのアディン・マセンキャンプ、オーストラリアのクーパー・チャップマンとモーガン・シビリックと対戦。スタートから今大会好調なバックハンドでチャージを見せて、5.17と4.07をスコアしてヒートをリード。優先権を持って更なるスコアリング・ウェイブを求め波を持ち続けた。

 

残り10分を切って、3位だったシビリックが逆転しトップに立つ。2位となった村上も再びバックハンドでチャージして5.57をスコア。再びトップへ。

 

しかし僅差のクロスヒートで誰もが1発で逆転できるシチュエーション。案の定、終了間際にマセンキャンプがトップへ。2位となった村上だったが、4位のチャップマンがラストウェイブでリバースをメイク。それがまさかの5.67となり、村上舜は3位となり、逆転負けを喰らった。

 

完全に勝てた試合だっただけに悔しさが残るが、次のニューカッスルの6000へ勢いを繋げて欲しい。

 

本日はラウンド5のヒート8までで終了。明日ラウンド5が再開されれば、H11に大橋海人、H13に新井洋人がクレジット。

 

また女子では、ラウンド4のH2に黒川日菜子、H5脇田紗良、H6松田詩野、H7前田マヒナ、H8都筑有夢路がクレジット。

 

明日の大会5日目もライブ中継が行われる予定。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/2949/vissla-central-coast-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/2948/central-coast-womens-pro