松田詩野がオーストラリアで開催中のQS3000イベントでQF進出。脇田紗良は9位。男女8強決定。

松田詩野

アヴォカビーチ、セントラルコーストNSW / AUS(2020年2月29日、土曜日)オーストラリアのアボカ・ビーチで開催中のWSL男女QS3000イベント「Vissla & Sisstrevolution セントラル・コースト・プロ」は大会5日目。

 

本日は、男子ラウンド4のH13から再開。その後女子ラウンド5がスタート。男子はラウンド7まで終了、女子はラウンド5まで終了で男女ベスト8が決定した。

 

 

本日の女子ラウンド5には、脇田紗良、川合美乃里、松田詩野、黒川日菜子が登場。

 

ヒートH2には脇田紗良が登場。エラ・ウイリアムズとサラ・バウム、インディア・ロビンソンと対戦。脇田はオープニング・ライドでカービングとリエントリーのコンビネーションで4.33をスコア。

 

残り10分を切って脇田はセカンドウェイブにテイクオフ。得意のカービングをコネクトして5.87をスコア。トータル10.20でトップに躍り出る。最後にサラ・バウムに逆転されるも2位でラウンドアップを決めた。

 

 

H3の川合美乃里と松田詩野は、キラ・ベル・オルソンとミアー・コリンズと対戦。ヒートはスローな展開。そんな中でキラ・ベルがバックハンドのワンマニューバーで5.83をスコアしてリード。松田はバックハンドでビッグセットにチャージし3.00をスコア。さらに残り10分を切って5.00をスコア。トップに躍り出る。

 

松田詩野 WSL / Ethan Smith

 

終盤に入りキラ・ベルに逆転されるも、最後に松田得意のバックハンド・オフザリップが見事に決まり6.47をスコア。そのまま2位をキープしてラウンドアップを決めた。

 

ダンパーが目立つ中、オープンフェイスの波を選んだ川合は果敢に攻めたが惜しくもここで敗退となった。

 

黒川日菜子

 

H8の黒川日菜子は、サマンサ・シブリー、ディミティ・ストイル、モリー・ピックラムという強豪と対戦。黒川はじっくりと波を待ち、残り5分でライトブレイクをキャッチ。豊富な技のバリエーションを見せて6.23をスコア。一度は2位に浮上するも、再び逆転されて惜しくも敗退となった。

 

 

これでラウンド5進出は松田詩野と脇田紗良のふたりとなった。

 

男子のラウンド6を挟み、女子のラウンド5がスタート。

 

松田詩野はラウンド5でミカエル・グリーン、サラ・バウム、ティサ・タイセンと対戦。ヒートはグリーンがフォアハンドで6.43をスコアしてヒートをリード。ティサ・タイセンもバックハンドで4.67をスコアして2位につける。ヒート後半にサラ・バウムは鋭いバックハンドで7.10をスコアしてトップに躍り出る。優先権を持って波を待つ松田は4位を強いられる。

 

松田詩野

 

残り時間10分を切り、松田はビッグセットをキャッチ。バックハンドのトップターンからリエントリーとつなぎ、コンビネーション・サーフィンで6.17をスコア。2位に浮上する。しかしすぐに逆転されて3位へ。

 

松田詩野

 

残り5分で再びバックハンドでクローズセクションでのリエントリーをメイク。4.93をスコアしてトップへ。ヒート終盤めまぐるしく順位が入れ替わる展開で、再び3位まで転落した松田だったが、ラストウェイブでファーストターンからレールを使ったカービングを含む3マニューバーで5.77をスコア。大逆転で2位となり、見事QS3000でクオーターファイナル進出を決めた。

 

脇田紗良はCTサーファーのブリーサ・ヘネシーとキラベル・オルソン、ハワイのルアナ・シルバと対戦。スローな展開の中でヒート前半にシルバだけが7ポイントをマークしてヒートをリード。残り時間10分を切ってもロースコアのワンライドのみで4位を強いられた脇田。

 

脇田紗良

 

残り5分で優先権を使ってセットのレフトをつかんだ脇田は、素晴らしいバックハンドのコンビネーションでエクセレントに迫る7.73をスコア。しかしバックアップを持たない脇田は3位のまま。逆転のチャンスをかけてラストウェイブにトライするも僅かに足らず。惜しくもここで敗退となった。

 

 

明日はいよいよファイナルデイ。女子のクオーターファイナルでは松田詩野がヒート2でCTサーファーのブリーサ・ヘネシーと対戦。

 

今回、メンタル、フィジカルともパワーアップした感のある好調な松田詩野。さらなる頂を目指してがんばれ!松田詩野!がんばれ!日本!