現地時間2018年1月15日月曜日 ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)を目指す2次リーグであるクオリファイ・シリーズ(QS)が、地中海のイスラエルで開幕。今シーズンの初戦となるQS3000イベント「Seat Pro Netanya pres by Reef」が1月11-20日の期間で開催される。
大会は大会3日目を迎え、本日のラウンド2からトップシード選手が登場。H2には稲葉玲王、H3に加藤嵐、H12に西慶司郎。またカリフォルニアのサンクレメンテ在住の小林桂も参戦。4名ともトップで勝ち上がる順調な滑り出しを見せた。
コンテストはラウンド2終了後にラウンド3のヒート4まで行われ、H1には稲葉玲王、H2に加藤嵐、H3に小林桂が登場。H6の西慶司郎のヒートは明日以降に持ち越しとなった。
カリフォルニアのサンクレメンテで日本人の両親と兄と4人で暮らす小林桂。今シーズン、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)にフル参戦2年目の彼が素晴らしいシーズンのスタートを切った。
彼は今朝のファースト・ヒートで、素晴らしい2つのフォアハンド・フルローテーションで9.93というパーフェクトに近いスコアをマークしヒートを独占。更にラウンド3でもチャージを見せてラウンド4へ勝ち上がった。
「僕はQSイベントで何をする必要があるのかを自分のクリップを見て、かなり研究してきました。」と、彼は言った。「この2日間、僕があまり良いサーフィンが出来てなかったんですが、今朝のフリーサーフで、2つの良いエアをメイクできたんです。それでムードが戻った感じですね。自分の友人であるグリフィン(コラピント)が昨年クオリファイしたんです。僕は今年がQSのセカンド・フルシーズンなので、彼に続いて同じようにクオリファイしたいと思っています。グリフィンには本当に刺激を受けました。」
注目を集め、快進撃を続けるチームジャパン。稲葉玲王は14.27、加藤嵐は14.00、西慶司郎も13.40と高得点をスコアしてラウンド3へ全員が1位通過を果たした。ラウンド3でも稲葉玲王は、ハイスコアを続け、見事1位でベスト16進出。しかし加藤嵐は、トーマス・フェルナンデスとアリツ・アランブルに敗れ惜しくもここで敗退となった。
「2つとも楽しいヒートで、かなり良いスコアを出せて嬉しいですね。」と、稲葉玲王は言った。「波はちょっとトリッキーですが、我々がサーフィンする日本の波と非常に似ているので、上手くメイク出来たんだと思います。イスラエルに来れて最高です。これまで経験したことのないような場所だと思っていましたが、最高にクールですね。」
ネクストコール現地時間の16日火曜日の午前7時30分。クリーンなコンディションで再開が期待されている。更なるパワーアップを見せる彼らのサーフィンに期待したい。がんばれ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2595/seat-pro-netanya-pres-by-reef