都築虹帆がラウンドオブ32進出。南アフリカで開催中のチャレンジャー・シリーズ第3戦バリト・プロ大会2日目

都築虹帆 WSL / Kody McGregor/Tostee

バリート、クワズール・ナタール、南アフリカ(2023年7月3日月曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦「バリート・プロ presented by O’Neill」は大会2日目。

変わりやすい風の中、2~3フィートのコンディションで、女子のオープニング・ラウンドオブ48と男子のラウンドオブ64の9ヒートを終了。今日もエキサイティングな戦いが繰り広げられた。

 

 

本日は女子ラウンドオブ48の残りのヒートからスタート。H6で脇田紗良(JPN)は、ゾーイ・ステイン(RSA)、エリー・ハリソン(AUS)、キャロリーナ・メンデス(POR)と対戦。

 

ハリソンが7.00の高得点をスコアしトップを独走する中、脇田は後半にクローズセクションのリエントリーを決め5.33をスコアし2位となる。

 

脇田紗良 © WSL/Tostee

 

しかし終盤、試合が激しく動き、4位だったゾーイ・ステインがバックハンドで8.00と6.50を連続でスコアして大逆転でトップに。脇田もビッグリエントリーを決めて5.90をスコアするも惜しくも3位で敗退となった。

 

都築虹帆 WSL / Kody McGregor
都築虹帆 © WSL/Tostee

 

ヒート7で都築虹帆(JPN)が、ナターシャ・ファンフルンスフェン(RSA)、サラ・スコット(RSA)、ガブリエルの妹ソフィア・メディーナ(BRA)と対戦。

ナターシャ・ファンフルンスフェン(RSA)が、バックハンドでライトを攻め、7.67とアベレージ・バックアップをマークし、終了間際に3位から1位に浮上。

マニューバーを描けるミドルサイズの波を狙った都築は、その作戦が功を奏し、6.10をスコア。メディーナとの2位争いに競り勝ち2位でラウンドアップを決めた。

 

 

女子終了後、トップ・シードが登場する男子ラウンドオブ64がスタート。ヒート1では、昨日オープニング・ラウンドで勝利した日本の安室丈が、元チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーのマイケル・ロドリゲス(BRA)、カラニ・ボール(AUS)、ケイド・マトソン(USA)と対戦。

 

安室丈© WSL/Tostee

 

ロドリゲスがスタートから6.17、4.33をスコアしてヒートをリード。安室丈も5.50でヒートを開始。

 

優先権を持ってじっくりと波を待った安室はセカンドウェイブで、カーヴィングターンから昨日同様のマッシブなクローズアウト・マニューバーを決めて6.17をスコア。トップに躍り出る。

 

ケイド・マトソン© WSL/Tostee

 

後半にケイド・マトソンもレイバック・スラッシュをクローズセクションで決め、6.47をスコア。2位となり激しいデッドヒートとなる。ヒート終盤に4位のカラニ・ボールが7.17をスコアしてトップに。

 

信じられないようなエアリアルムーブを披露。マイケル・ロドリゲス(BRA)© WSL/Tostee

 

安室もタイトな2ターンコンボでトップスコアを6.87に塗り替えるも、4位となったロドリゲスがフルローテーションで決め9.00をスコアしトップに返り咲く。あっという間に4位となった安室は惜しくもここで敗退となった。

 

 

そのほかに、元CTサーファーのカルロス・ムニョス(CRC)、モーガン・シビリック(AUS)、フレデリコ・モライス(POR)、ジャクソン・ベイカー(AUS)、イアン・ゴウベイア(BRA)、現在CSランキング首位のジェイコブ・ウィルコックス(AUS)、マルコ・ミニョ(FRA)、マイキー・マクドナー(AUS)などがラウンドオブ32に進出。

 

オーストラリアで開催された開幕戦で優勝したサミュエル・プポ(BRA)は、まさかの敗退。

 

コンディション不良のため、男子ラウンドオブ64のヒート 9までで終了を余儀なくされた。ネクストコールは7月4日(火)午前7時、日本時間の7月4日14時。

 

男子の残りのヒートから再開されれば、H16に大原洋人が登場。

 

女子ラウンド2がスタートとなれば、H1には勝ち上がった松岡亜音、H4に都筑有夢路、H5に野中美波。H8に都築虹帆がクレジットされている。

 

がんばれ!日本!

 

 

WSLオフィシャルサイト:

Ballito Pro

Presented By O’Neill

Ballito, KwaZulu-Natal, South Africa