バリート、クワズール・ナタール、クワドゥクザ、南アフリカ(2024年7月7日日曜日)-2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦、バリート・プロ Presented by O’Neillの大会6日目。
今日は昨日の朝より明らかにサイズダウン。潮が引くのを待ってスタートを遅らせたが、波数も少ないスローなコンディション。
Highlights From Day 6 Of The Ballito Pro Presented By O’Neill
男子、女子ともにクオーターファイナルが行われ、バリートはいよいよファイナルデイを残すのみとなった。
ヴァヒネ・フィエロの完璧なフォームは、ソフィア・メディーナ、ベラ・ケンワーシーのクラッチ・パフォーマンス、そしてテッサ・タイセンの元CTレジェンドとの対戦とともに、ファイナル・デーへのスタンダードを高めた。
男子のバトルは、エドガルド・グロッジアの勢いが止まらず、さらにノーラン・ラポーザのバックハンドのパワーは、ダイナミックなヒートを続けている。元CT選手のイアン・ゴウベイアとオーストラリアの新星ウィンター・ヴィンセントは、セミファイナル進出を決めた。
バリート・プロでCTクオリファイへのクリティカルポイント10,000ポイントを誰が掴むのか?
昨日、素晴らしい活躍を見せ、チャレンジャー・シリーズでクオーターファイナル進出を果たした日本の大原洋人と西慶司郎が登場。
西慶司郎は、H1でブラジルのニューカマー、エドガルド・グロッジアと対戦。コンディションはオンショアが強まり、ラインナップを乱すタフな戦い。
ヒートは両者ともショートライドを続け、決定的なライドがないまま西がバックハンドのワンターンを決めて僅かにリードを取る。しかしグロッジアがフォアハンドのエアリバースを決め、5.67をスコア。逆転しリードを広げる。
トリッキーなコンディションの中で、グロッジアはバックアップを4.67まで伸ばし、リードを広げる。西はニードスコア6.64と追い込まれる。西もチャージするがクローズセクションが決められずスコアが伸ばせない。
一方、クロッジアはテールハイのリバースをメイクし6.07をスコア。更にエアゲームを続けるクロッジアは完璧なフルローテーションで9.00をスコア。西はコンビネーションに追い込まれて惜しくもここで敗退となったが、今回初のチャレンジャー・シリーズ出場で5位でフィニッシュした。次に繋がる結果を残した。
「今シーズンはアジアリージョン6位でCSクオリファイできなかったですけど、いきなりバリートプロに出れることになって、初めてのチャレンジャーシリーズで5位という良い成績が残せたので、次のUSオープンも頑張りたいと思います。」と西慶司郎が言った。
大原洋人は、H2でブラジルの元CT選手イアン・ゴウベイアと対戦。ゴウベイアはトリッキーなコンディションの中でもしっかりと2ターンを決めてくる。それに対し大原はスコアリング・ポテンシャルのある波を見つけられない。
大原は2ターンコンボやエアリバースなどで2本の4点台を揃えるが、ゴウベイアは6.17、6.83を揃えてリードを広げていく。後半に入り大原のニードスコアは8.37まで広がってしまう。
七夕の結婚記念日を勝利で祝いたかった大原だが、惜しくも敗退。今大会は5位でフィニッシュとなった。それでも順位はライブランキングで8位までアップ。CTクオリファイ圏内に入っている。今シーズンのCSは残り3戦。優勝経験のあるUSオープン、ポルトガル、ブラジルだ。
がんばれ!日本!
詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。
男子セミファイナル
女子セミファイナル