バリート、クワドゥクザ、クワズール・ナタール、南アフリカ(2024年7月8日月曜日)- ベラ・ケンワーシー(USA)とイアン・ゴウベイア(BRA)は、本日2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦、バリート・プロ・プレゼンテッドbyオニールで優勝。ヴァヒネ・フィエロ(FRA)とノーラン・ラポーザ(USA)が準優勝となった。
ケンワーシー、チャレンジャーシリーズ初優勝を飾る
南カリフォルニア出身の新鋭ベラ・ケンワーシー(USA)が、絶好調のヴァヒネ・フィエロ(FRA)を抑えてチャレンジャーシリーズ初優勝を飾った。ケンワーシーは最高のパフォーマンスを大事な場面で発揮し、ファイナルでは最高の波を見つけるために海とシンクロした。
「最高の気分です。このような結果になるとは思っていませんでした。」とケンワーシーが言った。「USオープンに向けてとても興奮しています。会場は家から近いし、この勢いをそのまま持っていけたらいいですね」。
17歳の彼女は、父親のジェイソンと試合に取り組み、終始冷静沈着な態度を崩さず、彼女のキャリアの中で最も大きなヒートだったにもかかわらず、ヒートをコントロール。
ケンワーシーのスムーズでパワフルなフォアハンドターンは、エンドセクションへのコミットメントと相まって、トータル12.50(20点満点)をスコアし、バリートで再び2位となったフィエロを上回った。ケンワーシーはチャレンジャーシリーズのランキングを4位に上げ、ホームで開催される次のUSオープンに臨む。
ゴウベイアがランキングトップに躍り出た。
男子ファイナルは風が強くなり、イアン・ゴウベイア(BRA)とノーラン・ラポーザ(USA)のエアショーになることは必至だった。
元チャンピオンシップ・ツアー・サーファーのイアン・ゴウベイアは、大きなフロントサイド・エア・ローテーションで7.17(10点満点)をスコアして力強いスタートを切ったが、ラポーザが2本のミッドレンジ・スコアを素早くスコアしてリードを奪った。
ヒート中盤、ゴウベイアはラポーザを引き離していたが、パーフェクトなストレート・エアをブーストし、5.60をスコアして逆転。ラポーザは必死にスコアを出しにかかったが、巨大なエアの着地は失敗に終わり、ゴウベイアが優勝を決めた。
オーストラリアでの最初の2イベントで、連続してクオーターファイナル進出を果たしたゴウベイアは、この勝利でランキングトップに躍り出るとともに、チャンピオンシップ・ツアー(CT)クオリファイへの夢をつないだ。
「クレイジーな気分です」とゴウベイアは語った。「これまでのキャリアで最大の勝利で、 本当にうれしい。ワイルドな試合でした。自分のためというよりも、家族のため、チームのため。僕を支えてくれているすべての人たちのために。今年の終わりにはトップに立って、クオリファイしたいです」。
ヴァヒネ・フィエロとノーラン・ラポーザが準優勝に輝く
ヴァヒネ・フィエロ(FRA)は、クオーターファイナルでイザベラ・ニコルズ(AUS)と対戦し、最も高いヒート・トータルをスコアし、ファイナル進出を決めた。
フィエロは、2024年のパリ大会にフランス代表として出場することが決まっており、チャレンジャーシリーズ・ランキングでもついにトップ5に躍り出た。
「ここバリートではいつもいい気分です」と語ったフィエロ。「とても楽しい1週間でした。タヒチでの優勝の後、本当に気を引き締めて、また違うコンディションで頑張りたいと思いました。
チャレンジャーシリーズで初優勝したベラには本当におめでとうと言いたいです。トロフィーを手にして、とても興奮しています、家に帰るまで58時間かかるから、はるばる来た甲斐がありました!」
ノーラン・ラポーザ(USA)は、昨年のバリートでの5位を上回り、ランキングを56位上げてトップ10入りを果たした。
チャレンジャー・シリーズの次戦は、レクサスUSオープン・オブ・サーフィンで、2024年8月6日から11日までカリフォルニアのハンティントンビーチで開催される。
バリート・プロ Presented by O’Neill
女子ファイナル結果
優勝- ベラ・ケンワーシー(USA)12.50
2位- ヴァヒネ・フィエロ(FRA)9.03
男子ファイナル結果
優勝- イアン・ゴウベイア(BRA)12.77
2位- ノーラン・ラポーザ(USA)11.83
女子セミファイナル結果
HEAT 1:ヴァヒネ・フィエロ(FRA)13.40
DEF. ソフィア・メディーナ(BRA)11.07
HEAT 2:ベラ・ケンワーシー(USA)12.16
DEF. テッサ・タイセン(FRA)11.47
男子セミファイナル結果
HEAT 1:イアン・ゴウベイア(BRA)15.34
DEF. エドガード・グロッジア(BRA)10.76
HEAT 2:ノーラン・ラポーザ(USA)13.23
DEF. ウィンター・ヴィンセント(AUS)11.60
WSL CS men’s Rankings(7/8付)
今大会は5位となった大原洋人と西慶司郎。大原はランキングで9位までアップし、CTクオリファイ圏内に入った。今シーズンのCSは残り3戦。次は優勝経験のあるUSオープン。ポルトガルやブラジルよりも相性の良いポイントで、良い結果を残し後半戦へ繋げてほしい。
9位 大原洋人 8765点
30位 西慶司郎 4745点
58位 伊東李安琉 2550点
71位 大音凛太 1250点
75位 安室丈 1150点
WSL CS Women’s Rankings(7/8付)
25位 松岡亜音 5500点
27位 都筑有夢路 4450点
29位 脇田紗良 4300点
35位 野中美波 3320点
40位 都築虹帆 3300点