ケリー・スレーター、マーガレット・リバー・プロを前にしてツアー脱落の危機。その可能性について

11X 世界チャンピオンは、マーガレット・リバー・プロを前にして、脱落の危機に直面している。ケリー・スレーターは、2023年チャンピオンシップ・ツアーで厳しいシーズンを送っている。

 

ケリー・スレーター© WSL / Diz

 

現在ランキング26位、ハーレープロ・サンセットビーチでの9位が今季ベスト結果のスレーターは、次のマーガレット・リバー・プロでツアーからカットされる危機に直面している。

ミッドシーズン・カットのラインを下回っている彼の心境を詳しく聞くために、コメンテーターのロージー・ホッジはベルズビーチで世界チャンプにインタビューした。

 

 

「 最悪の事態だ」と、ケリーは認めた。「この1年間、スランプに陥っていたんだ。そんなことをしていてはツアーに残れない。そして悲しいことに、ずっとその怪我と闘っているんだ。よく痛くなるんだ。たぶん、十分なサーフィンができていないんだと思う。体調も良くないしね。

 

たくさんサーフィンをしていないと、シンクロしなくなるんだ。それがヒートでも起こっている。自分自身にチャンスを与えていないんだ。」

 

ケリー・スレーター Photo: WSL / DAMIEN POULLENOT

 

新たに導入されたミッドシーズンのカットが迫っており、マーガレット・リバー・プロを最後に、男子ランキング22位以下、女子ランキング10位以下のサーファーは脱落し、チャレンジャーシリーズに降格することになる。GOATであるスレーターがツアーから転落することは想像しがたい。しかし、それが現実なのだ。

 

スレーターがツアーに残るためには、マーグスで準決勝以上のようなしっかりとした結果を残す必要がある。それは史上最多勝のサーファーであるスレーターにとって、決して大きな結果ではない。しかし、ウェストOZはこれまで彼のベストイベントとは言えず、昨年は17位という成績だった。出場権を獲得するためには、それ以上の成績が絶対に必要だ。

 

4月20日から開催されるマーガレット・リバー・プロで何が起こるか、注目していきたい。なんとかケリーには残ってほしいと多くのファンが思っているはずだ。がんばれ!ケリー!

 

ライブ中継を見る

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、2023年4月20日から30日までの大会ウィンドウで開催。大会の開催が決定すると、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ中継される。

 

イベントサイト:

Western Australia Margaret River Pro