マーガレット・リバー、ウェスタン・オーストラリア、AUS（2023年4月14日金曜日）-選手たちは今シーズン最も重要なイベントの1つである、ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2023チャンピオンシップ・ツアー（CT）の第5戦「ウェスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ」に向けて移動をはじめている。

 

このイベントは、注目のミッドシーズン・カット前の最後のイベントであり、ここでの結果は、多くのサーファーの今後のキャリアを決定する上で極めて重要なものとなる。

 

 

2023年CTは、ハワイ、ポルトガル、オーストラリアで開催されたイベントで、世界のトップサーファーが競い合い、すでに中間地点に差し掛かっている。

 

今シーズンの最初の4つのイベントでは、世界チャンピオンとツアーニューカマーが優勝。ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーア（HAW）、フィリッペ・トリード（BRA）、タイラー・ライト（AUS）がそれぞれ優勝し、彼らが依然としてトップであることを証明。

またジャック・ロビンソン（AUS）、モリー・ピックラム（AUS）、ジョアン・チアンカ（BRA）、ケイトリン・シマーズ（USA）、イーサン・ユーイング（AUS）も注目すべき勝利を収め、2023年の世界タイトルを脅かす存在に浮上ている。

 

そして、ミッドシーズンカット以降の出場枠はまだ多く残されており、シーズン後半を戦い抜き、2023年のワールドタイトルを目指す選手はマーガレットリバーで決定することになる。

 

 

モリー・ピックラムとジョアン・チアンカがランキング首位で第5戦に臨む。

 

現在世界ランキング1位のモリー・ピックラム（AUS）とジョアン・チアンカ（BRA）は、昨シーズンのマーガレットリバーを最後にツアーから遠ざかっていたが、今年は飛躍の年となった。ピックラムは4大会連続のイエローリーダージャージ着用、チアンカは今回が初着用となる。

 

両選手ともすでにメイク・ザ・カットが決定しており、ファイナル5に進出し、初の世界タイトル獲得と2024年パリ五輪の出場権を獲得することに焦点を当てている。

 

ミッドシーズン・カットの残りの枠をめぐるレースが始まる

 

 

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、ミッドシーズン・カット前の最後の大会であり、男子ランキング22位以下、女子ランキング10位以下のサーファーはCTから除外され、チャレンジャーシリーズを経てリクオリファイする必要がある。

すでに男子は上位11名、女子は上位3名の後半戦出場が決定しているが、マーガレットリバーでは、まだ多くの出場枠が残っている。

 

11Xワールドチャンピオンのケリー・スレーター（USA）とバロン・マミヤ（HAW）は、現在26位タイでカットラインのすぐ下に位置している。オーストラリア選手でツアー新人のリアム・オブライエンとジャクソン・ベイカーは、カットラインのすぐ上のポジション。

 

2022年ファイナル5に出場した日本の五十嵐カノアは、ベルズビーチでのソリッドなパフォーマンスにより、ランキングを7つアップ。五十嵐は、ファイナル5と世界タイトルを狙うため、さらに上位に食い込みたいところだ。

女子では、若手の多くがランキング上位につけているが、サリー・フィッツギボンズ（AUS）、コートニー・コンローグ（USA）、レイキー・ピーターソン（USA）といったツアーベテランは、マーガレットリバーでカット入りするために戦わなければならない。

8度の世界チャンピオンに輝いたステファニー・ギルモア（AUS）は、ベルズでようやく必要な結果を出し、ランキングを5つ上げたが、彼女はまだツアーから脱落する可能性が消えたわけではない。

2022年ファイナル5に出場したブリサ・ヘネシー（CRC）は、現在カットラインぎりぎりの位置にいるため、今回のマーガレットリバーで良い結果を残す必要である。

 

ライブ中継を見る

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、2023年4月20日から30日までの大会ウィンドウで開催。大会の開催が決定すると、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ中継される。

 

イベントサイト：

Western Australia Margaret River Pro