コナー・オレアリーが準々決勝進出。男子ベスト8、女子はベスト4決定。マーガレット・リバー・プロ大会4日

コナー・オレアリー

マーガレット・リバー、ウェスタン・オーストラリア、オーストラリア(2023年4月23日日曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦、ウェスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは大会4日目。

 

本日は女子ラウンドオブ16、ヒート5-8から開始。 その後に男子のラウンドオブ16が行われ、女子のクオーターファイナルまでが行われ、男子ベスト8、女子ベスト4が決定。またミッドシーズンカット後にチャンピオンシップツアーの後半戦を戦う、22名の男子と10名の女子が決定となった。

 

カリッサ・ムーアとジョン・ジョン・フローレンスが本日のハイスコアをマーク

 

ジョン・ジョン・フローレンス© WSL / Hughes

 

今日もオーバーラップ方式で、40分ヒートで行われ、メインブレイクは、今回も6~8フィートのクリーンな波で選手を迎えた。

 

本当に恵まれていると思う。宇宙が私の味方をしてくれているような気がする。とムーアが言った。

 

そんなコンディションでカリッサ・ムーア(HAW)は、レイキー・ピーターソン(USA)とのクオーターファイナルで対戦。完全に追い込まれていたが終了間際に9.63(10点満点)をスコアして、奇跡の大逆転勝利で勝ち上がった。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、今日もメインブレイクでエクセレントスコアを集め続け、多彩なレイバック・ハックでパーフェクトに近い9.43を記録した。

 

 

フローレンスは2019年にこのイベントで優勝しているが、彼は今、マーガレットリバーでの勝利を再びリストに加える道を順調に進んでいる。クオーターファイナルは、ツアー史上最高のフロントサイド・レール・サーファー同士の戦いとなり、イーサン・ユーイング(AUS)を迎え撃つ。

 

ジョン・ジョン・フローレンス© WSL / Hughes

 

「自分にとっては、 何も考えずにサーフィンに行くことが大切なのです。」とフローレンスは言った。「良いヒートになると思う。イーサン(ユーイング)は素晴らしいサーフィンをしている。彼はフォアハンドのカーブがとても上手です。ヒートでサーフィンをするときは、誰がヒートにいるかなんて考えず、ただサーフィンをする。自分の力を発揮する機会があればいいと思っています」

 

ワイルドカードのブロンテ・マコーレーが、世界No.1のモリー・ピックラムを下す。

ブロンテ・マコーレー© WSL / Hughes

 

今日最大の番狂わせは、ローカルサーファーでイベントワイルドカードのブロンテ・マコーレー(AUS)が、世界No.1のモリー・ピックラム(AUS)を破ったことだ。

 

マコーレーは、地元の知識を生かし、チャンスとなる波を見極めることができた。ピックラムは5.22を追い求めながらタイムアップを迎えた。セミファイナル進出を逃したピックラムは、タイラー・ライト(AUS)にイエロー・リーダージャージを譲ることになった。

 

「どちらも自分の思うようなサーフィンが出来ず、散々な結果でしたが、時にはそういうことも必要です。」とマコーレーは言った。「35分という時間は長いので、とにかく冷静になろうと思っていました、ジェットスキーではたくさんのチャンスがあるので、とにかくリラックスすることに集中しました」。

 

グリフィン・コラピント© WSL / Hughes

 

女子は、ローカル・ワイルドカードのブロンテ・マコーレー(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)タイラー・ライト(AUS)キャロライン・マークス(USA)の4名。

 

 

男子は、フィリッペ・トリード(BRA)ガブリエル・メディーナ(BRA)ジョアン・チアンカ(BRA)コナー・オレアリー(AUS)バロン・マミヤ(HAW)グリフィン・コラピント(USA)イーサン・ユーイング(AUS)ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の8名が勝ち上がっている。

 

 

 

コナー・オレアリー© WSL / Miers

 

ラウンドオブ16のH4で、コナー・オレアリーはブラジリアンのヤゴ・ドラと対戦。今大会を通して、バックハンドでクリティカルなセクションでのソリッドなターンを繰り出し、高得点をマークするコナーは、2ターンコンボで6.83と5.40をスコア。トータル12.23でヒートをコントロール。

 

 

コナー・オレアリー

 

バックアップを6.03まで引き上げたコナーに対し、ヤゴはプライオリティ・ヒートになってから、果敢にチャージを繰り返すもファイナルセクションでワイプアウトが目立ち、スコアを伸ばすことができず。コナーがクオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

クオーターファイナルでコナーは、現在ランキング1位のブラジルの新鋭ジョアン・チアンカと対戦する。二人はポルトガルのQFでも対戦しており、チアンカが勝利。今回はコナーがリベンジを果たしたいところだ。

 

 

 

後半戦を戦うチャンピオンシップ・ツアー選手、ミッドシーズンカットで決定。

今回のミッドシーズン・カットにより、CTのフィールドはトップ22メンズとトップ10ウイメンズに絞られた。これらのトップサーファーは、WSLファイナル5への進出とリップカールWSLファイナルへの出場を目指し、CTの後半戦を戦い続ける。また、このメンバーは2024年CTシーズンへの出場も確定している。

 

女子CT:ミッドシーズンカットを通過した選手
タイラー・ライト(AUS)
モリー・ピックラム(AUS)
カリッサ・ムーア(HAW)
キャロライン・マークス(USA)
ケイトリン・シマーズ(USA)
ステファニー・ギルモア(AUS)
タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
レイキー・ピーターソン(USA)
ガブリエラ・ブライアン(HAW)
ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)

女子の2023年CTランキングを見る。

 

男子CT:ミッドシーズンカットを通過した選手
ジョアン・チアンカ(BRA)
ジャック・ロビンソン(AUS)
フィリッペ・トリード(BRA)
イーサン・ユーイング(AUS)
グリフィン・コラピント(USA)
ライアン・カリナン(AUS)
カイオ・イベリ(BRA)
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ヤゴ・ドラ(BRA)
レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
ガブリエル・メディーナ(BRA)
ジョーディ・スミス(RSA)
マシュー・マクギリブレイ(RSA)
イタロ・フェレイラ(BRA)
リアム・オブライエン(AUS)
和井田理央(INA)
五十嵐カノア(JPN)
バロンマミヤ(HAW)
セス・モニーツ(HAW)
イアン・ジェンティル(HAW)

男子2023年CTランキングを見る。

 

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ 女子ラウンドオブ16の結果:
HEAT 5:タイラー・ライト(AUS)16.16 DEF. ジョアン・ディフェイ(FRA)12.17
HEAT 6:ステファニー・ギルモア(AUS)14.83 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)14.40
HEAT7:サリー・フィッツギボンズ(AUS)12.66 DEF. ケイトリン・シマーズ(USA)11.27
HEAT 8:キャロライン・マークス(USA)17.27 DEF. ブリサ・ヘネシー(CRC)12.77

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ・メンズ・ラウンド16結果:
HEAT 1:フィリッペ・トリード(BRA)14.20 DEF. ジョーディ・スミス(RSA)13.80
HEAT 2:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.56 DEF. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)11.60
HEAT 3: ジョアン・チアンカ(BRA)14.66 DEF. カラム・ロブソン(AUS)14.13
HEAT 4:コナー・オレアリー(AUS)12.86 DEF. ヤゴ・ドラ(BRA)10.10
HEAT 5:グリフィン・コラピント(USA)15.10 DEF. リアム・オブライエン(AUS)14.06
HEAT 6:バロン・マミヤ(HAW)13.10 DEF. ライアン・カリナン(AUS)10.33
HEAT 7:イーサン・ユーイング(AUS)15.30 DEF. イタロ・フェレイラ(BRA)13.30
HEAT 8:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.93 DEF. マシュー・マクギリブレイ(RSA)10.70

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ女子クオーターファイナル結果:
HEAT1: ブロンテ・マコーレー(AUS)11.04 DEF. モリー・ピックラム(AUS)10.50
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW)18.13 DEF. レイキー・ピーターソン(USA)15.56
HEAT 3:タイラー・ライト(AUS)14.36 DEF. ステファニー・ギルモア(AUS)9.84
HEAT 4:キャロライン・マークス(USA)16.50 DEF. サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.66

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ・男子クオーターファイナル・マッチアップ:
HEAT 1:フィリッペ・トリード(BRA) vs. ガブリエル・メディーナ(BRA)
HEAT 2:ジョアン・チアンカ(BRA) vs. コナー・オレアリー(AUS)
HEAT 3:グリフィン・コラピント(USA) vs. バロン・マミヤ(HAW)
HEAT 4:イーサン・ユーイング(AUS) vs. ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ女子準決勝・マッチアップ:
HEAT 1:ブロンテ・マコーレー(AUS) vs. カリッサ・ムーア(HAW)
HEAT 2:タイラー・ライト(AUS) vs. キャロライン・マークス(USA)

 

 

ライブ中継を見る

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、2023年4月20日から30日までの大会ウィンドウで開催。大会の開催が決定すると、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ中継される。

 

イベントサイト:

Western Australia Margaret River Pro