速報! 都筑有夢路がチャンピオンシップツアー2試合連続で9位。マーガレットリバー・プロ大会3日

オーストラリア、西オーストラリア州マーガレット・リバー(2021年5月4日火曜日) – 2021年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第4戦となる「ブーストモバイル・マーガレットリバー・プロ pres.by コロナ」は軽いオフショアの吹く、3~4フィートのコンディションで、女子のR3となるラウンドオブ16からスタート。

 

 

大会初日に行われた女子のラウンド1で、世界2位のキャロライン・マークスとハワイのマリア・マニュエルを抑えて、堂々の1位通過を果たした都筑有夢路。2試合連続で、ベスト16進出を果たし、ラウンド3のヒート2で世界ランク8位のジョアン・ディフェイと対戦した。

 

ヒートは波数の少ないスローな展開で、ジョアンが4.50をスコアしてスタート。都筑は優先権を持って波を待ち続ける。ヒートが10分経過した頃にセットが入り、都筑がテイクオフするもスコアを出せる波ではないと判断し、ワンターンでプルアウト。インサイドで波に乗ったジョアンより早く沖に出て、都筑が優先権を手にいれる。

 

都筑有夢路

 

波数が少ない中、ジョアンはロースコアながら2ウェイブを揃えて、ヒートをリード。都筑はセットの波を待ち続け、ワンライドのみで後半戦へ。残り10分となって優先権を持って掴んだ波も何もできずにプルアウト。さらにビッグセットを掴むも3.10とスコアを伸ばせない。それに対しジョアンはパワフルなターンを繰り出してリードを広げていく。

 

残り5分ニード6.23で優先権は都筑。ヒート最大のチャンスとなるビッグセットを追いかけるも、強いオフショアにあおられ波を逃してしまう痛恨のミス。その間にジョアンは波を掴みさらにリードは広げ、その後に一発逆転のセットは入らず。惜しくも都筑はここで敗退となった。

 

 

「ラウンド1では自分のサーフィンを見せることが出来て、いい試合になったんですけど、ラウンド3のヒートでは、思ったような波にも乗れず、自分のサーフィンができなかったのが悔しいです。毎回のヒートが全て自分の経験になっているので、それを生かして頑張りたいです。」

 

前回のナラビーンに続き、2試合連続で9位という成績を収めた都筑有夢路。素晴らしい結果なのだが、どちらも不完全燃焼な本人的には悔しさの残る負け方だ。

 

ラウンド1で見せるサーフィンは本当に他のCT選手に見劣りをしないサーフィンなのに、慣れないマンオンマンになると一気に自分のサーフィンが出せない。だが、こんなことでへこたれるアムちゃんじゃない。敗戦にこそ多くの学ぶべきことがあるのだから。

 

この壁を克服した時に彼女は大爆発するに違いない。気持ちを切り替えて、次の試合に向かっていこう。日本のみんなが君の活躍を期待している。がんばれ!都筑有夢路。がんばれ!日本!

 

 

 

Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Coronは、5月2日から5月12日まで開催されます。このイベントは、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送されます。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

男子:Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Corona

女子:Boost Mobile Margaret River Pro pres. by Corona