松岡亜音がエクセレントでQF進出。池田美来とともに女子QS3000でベスト8進出。「セントラル・コースト・プロ」大会4日

アボカ・ビーチ、ニューサウスウェールズ/オーストラリア(2023年3月16日木曜日) – 「Vissla & Sisstrevolution セントラル・コーストプロ」は、今日も晴天で3~4フィートのパンピングサーフの中、エクセレントスコアも飛び出す素晴らしい一日になった。

 

大会4日目は、女子のクオーターファイナル進出者と男子のラウンドオブ16が決定し、いよいよファイナルデイに向けてフィールドが絞られた。

 

 

女子ラウンドオブ32では、チャンピオンシップツアー(CT)に参戦していたディミティ・ストイル(AUS)とペイジ・ハレブ(NZL)が勝負強さを発揮。2人はそれぞれのヒートを勝ち抜き、ラウンドオブ16に進み、ココ・ケアンズ(AUS)とホリー・ウィリアムズ(AUS)とマッチアップ。

 

残念ながらストイルは、その後ラウンド16のヒートでノックアウトされ、ハレブとウィリアムズはクオーターファイナルに進出を果たした。

 

松岡亜音 WSL / Shannon Hayes

 

女子ラウンドオブ32のH6で松岡亜音は、ページ・ハレブらと対戦。ヒートはページ・ハレブが6.83をスコアしてを開始。松岡もバックハンドで応戦し4.83をスコアする。ハレブははバックアップも6.23をそろえて完全にヒートをコントロール。松岡もバックハンドでソリッドなロールインを決めて6.03をスコア。見事2位でラウンドアップを決めた。

 

脇田紗良 WSL / Shannon Hayes

 

H8には、前回の宮崎のQS3000で優勝した脇田紗良が登場。アリス・クーパー、ホリー・ウィリアムズらと対戦した。ヒート前半にアリスとホリーが6点台のスコアでヒートをリード。脇田はスタートからフォアハンドのビッグターンで4.10、3.93をスコアするも、2ターン以上が入れられる波をつかめずにスコアが伸ばせない。後半に入り、4.30と4.90をスコアし、追い上げるも惜しくも3位で敗退。17位でフィニッシュとなった。

 

池田美来

 

男子に続き、女子ラウンドオブ16がスタート。H1には前回の宮崎のQS3000で準優勝して勢いに乗るアジア。ランク11位の池田美来が登場。エリー・ハリソン、ミア・ハパッツ、サラ・バウムと対戦。ヒートで池田は他の選手が開始早々にスコアを重ねる中、出遅れ4位のスタート。そのまま後半戦へ。

 

終盤に差し掛かり、ようやく波を掴んだ池田はパワフルなコンビネーションを披露。4.50をスコアして、一気にトップに躍り出る。しかし、サラとミアの二人に逆転されあっという間に3位転落した。

 

 

しかし、残り5分を切って、右奥から割れるロングライトを掴んだ池田は、素晴らしいターンのコンビネーションを披露。クローズセクションも決め6.00をスコア。土壇場での大逆転を決めて、見事1位でクオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

 

本日2回目の登場となった、アジアランク3位の松岡亜音が物凄いサーフィンを見せた。松岡はニキシー・ライアン、トゥルー・スターリング、アリッサ・クーパーと対戦。ヒートはスターリングが先制攻撃を仕掛けてリード。松岡はじっくりと波を選ぶ作戦だ。

 

松岡亜音

 

そして、スーパークリーンなライトをキャッチした松岡は、得意のバックハンドでパワフルなコミットターンを連発。7.83をスコアしてヒートを開始。さらにバックアップ3.23をスコアした松岡は2位に浮上した。

 

そして、完全に勢いに乗る松岡は、優先権を使い再びビッグセットにテイクオフ。クリティカルセクションへのマッシブなバーティカル・ヒットを決め、3ターンのコンビネーション。エクセレントの8.00をスコア。

 

 

ヒートスコア15.83としてトップに躍り出る。そのまま圧倒的なリードを維持したままトップでラウンドアップ。見事ベスト8に残り、クオーターファイナル進出を決めた。

 

大村奈央はR16で惜しくも敗退となり、9位でフィニッシュ 945ポイントを獲得した。

 

 

男子ラウンドオブ16マッチアップ

女子のクオーターファイナル

 

明日の大会5日のスケジュールは、7:00コール、8:00スタート予定。男子ラウンドオブ16、女子クオーターファイナル、男子クオーターファイナルが30分ヒートで行われる予定だ。頑張れ!日本!

 

 

Vissla & Sisstrevolution Central Coast Pro
オーストラリア – QS3000 オーストラリアとの共同開催
2023年3月13日 – 18日