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WSLアジアリージョナルのプロジュニアツアー 「Minamiboso Pro Junior」が10月8日から9日の予定で 千葉県南房総市の千歳ポイントで開催。
この大会がアジアツアー最終戦となり、WJC(ワールドジュニアチャンピオンシップ)のアジア代表が決まる。そのWJCは2023年の1月9日−15日にアメリカのカリフォルニアで開催される。
代表の決め方は、今年のアジアツアー5戦(千葉、クルイ、二アス、御前崎、南房総)の成績のベスト3のポイントで計算。男女ともランキング上位2名がアジア代表となる。
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今大会はJPSAのプロ、アマチュアのNSAでも全日本、級別の優勝経験者など実力ある選手が多く参加した。
会場の千歳ポイントは昨日の豪雨が上がり、朝は風も弱く波もムネカタで時折、頭サイズも入る。今日のスケジュールは男子R-1→女子R-1→男子R-2→女子QFの24ヒート。
7時から試合がスタートしたが、このグッドウェイブでできたのも男子のR-1まで。干潮が9時30分ということもあり、潮止まりの後、風もオンに回りブレイクはワイドでつながる感じに変化。
この千歳はビーチとリーフが混じったポイントで、引きになると速いブレイクに変わりトリッキー。いきなりの割れたり、割れなかったりと全く予想がつかない。よって、ポジショニングも重要となり、張る波、キレた波の場所を読んだもの勝ちという結果となった。
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現在、男子は岩見天獅がカレントリーダー。2位にKian Martin。3位 和井田龍貴、4位 藤本世音、5位 金沢呂偉、6位 Bronson Meydi、7位矢作紋乃丞、8位 Varun Tandjung、9位 加藤翔平、10位 I Made Ariyanaまでにチャンスがある。
この大会に不参加は6位 Bronson Meydi、8位 Varun Tandjungで、さらに8人に絞られた。
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しかし、この大事な試合で3位 和井田龍貴、4位 藤本世音は敗退という結果で脱落。6人で争われることとなったが、下位が代表になるためには優勝という結果に+岩見天獅、Kian Martinが次のクォーターで敗退することが条件。
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それだけ、上位2名が優勢ということは間違いない。唯一、9位ではあるものの加藤翔平のみがまだ2戦しか合計が無いために、この大会のポイントがフルに加わることは有利となっている。
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続いて女子は4位のKailani Johnsonが出場していないために、1位 松岡亜音、2位 都築虹帆、3位 馬庭彩の3人に絞られた。ただし、馬庭は上位2名がセミで負けた上に、決勝で2位以上になれば、代表枠に滑り込む。
3人全員が決勝進出した場合、松岡、都築に低いポイントは650。よって、2位以上の結果を出さないとポイントは加算できない。とはいえ、馬庭も2位以上でないと2人を越せないので、厳しい戦いとなる。
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明日のセミファイナルでは馬庭は都築と同ヒート。まずはここが正念場となることは、間違いないだろう。
明日は6時30分集合で7時に試合はスタート。スケジュールは男子のクォーターファイナル→女子のセミファイナル→男子のセミファイナル→女子ファイナル→男子ファイナルの予定。これでアジア代表が決まる。
ライブはスコアのみとなっているが、ぜひ下記からチェックしてほしい。
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/jun/84/minamiboso-pro-junior/results
馬庭彩
クォーターファイナルでは難しいコンディションに手こずり、得点が伸びず。誰もが敗退かと思った中、試合終了直前に掴んだ波でニード3.77ポイントを上回る4.27ポイント!逆転1位でラウンドアップで明日へ繋いだ。
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金沢呂偉
2018年にはこの南房総のプロジュニアで優勝した金沢呂偉。JPSA特別戦、JPSA鴨川と2週続けて優勝と乗りに乗っている。ジュニアランキング5位につけているものの、優勝する可能性は大。明日のクォーターで勝ち上がれば、セミで岩見天獅と対決。ここが一番の見せ場となるだろう。
和井田龍貴
一人、右のバンクを狙った和井田。確かにショルダーのある波が入っていたが、本数は少ない。試合が半分経過したところで、皆がいる左に移動。しかし、満足な演技が出来ず、また右に戻るという展開。結果、ポテンシャルのある波に見放され、不本意な結果で終了となった。サーフィンは上手いだけに、試合運びに課題か。
中塩佳那
波を見極めるめが長けている。数少ないライトの波を見逃さず、3発入れて6.67ポイント。これは男女の中でもシングルのハイエストスコアー。
鈴木一歩
朝一のサイズのある波で、スピードをつけてハイリスクな演技。これが5.67、6.23でトータル11.90ポイント。これが今日のトータルハイエスト。
岩見天獅
岩見のシグネーチャームーブでもある高さとスピードのあるロールイン。波が掘れれば掘れるほど、当て込む角度も半端ない。鈴木一歩に続く、5.33、6.50ポイントでトータル11.83ポイントは今日のセカンドハイエスト。
矢作紋乃丞
試合でもフリーサーフィンに近い戦い方をする矢作紋乃丞。得意とするエアーでは、高さと角度、それに着地も完璧に決めてコンプリート。これには今日の男子のシングルハイエストスコア6.50ポイントがついた。
Kian Martin
高身長でもコンパクトに膝をたたんで、隙のないサーフィンを見せるKian Martin。エアーのメイク率も高い。
I Made Ariyana
南房総の波には苦労したけど、それなりにキメるとこはキメる、そつのないサーフィン。バックサイドエアーはインコンプリートだったものの、あと何回かでメイクはできそうな予感。
今回のMCは御前崎の大会と同じで、和光大と渡辺藍が担当。海外からの選手も来日していることで、日本語と英語で交互にアナウンス。
新型コロナ感染対策のための対策で動線を分ける。いつものビーチアクセスは運営スタッフ専用とし、選手はゼッケンを受け取った後に左側の道からアクセスする。
都築虹帆には河村海沙プロがアドバイス。今回、河村は都築の他に鈴木莉珠、平原颯馬をコーチング。
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明日は 6:30am call for 7:00am Start
– Pro Jnr Men Rnd 3
– Pro Jnr Women Semifinal
– Pro Jnr Men Semifinal
– Pro Jnr Women Final
– Pro Jnr Men Final
25 minutes semifinal
30 minutes final
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。Minamiboso Pro Junior