ロブ・マチャド、ドリアンなどモーメンタム世代がモルディブに集結。ケリー・スレーターが3部門の総合優勝

今回出場した6名のサーファー photo:surfingchampionstrophy.com

2年間の中断を経て、世界で最も豪華なサーフィン・イベントは、フォーシーズンズ・リゾート・モルディブのクダフラの素晴らしいリーフブレイクで競技再開となった。

 

今年のフォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィーは、2022年8月22日から29日まで第10回大会を開催し、おそらくこれまでで最もエキサイティングな選手たちが出場した。

 

 

 

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その今回の10回記念大会には、ケリー・スレーター(USA)、ロブ・マチャド(USA)、シェーン・ドリアン(USA) 、ロス・ウィリアムズ(USA)、テイラー・ノックス(USA)というモーメンタム世代のサーファーが勢揃い。

 

地元のワイルドカードでモルディブ・サーフィン・チャンピオンのフサイン”Iboo” アレフ(MDV) が加わり合計6名のプロサーファーが参加した。

 

 

 

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大会は30分のヒート制ではなく、各サーファーのヒートタイムは年齢によって決められる。また、シングルフィン、ツインフィン、スラスターという3種類のボードでサーフィンの技量が試される。このような多様なフォーマットにより、各サーファーは自由に創造力を発揮し、海の中で思い切り楽しんだ。

 

 

 

 

大会最終日はスラスター部門。

 

 

2022年フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィーのファイナルデーは、2~4フィートのコンディションで、大会の最終種目であるスラスター部門が行われた。

 

11×ワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ラウンド1でロブ・マチャド(USA)とテイラー・ノックス(USA)に勝利し、圧倒的な強さでスタート。

 

そして、スレーターはセミファイナル第1ヒートで地元のワイルドカードでモルディブ・サーフィン・チャンピオンのフサイン”Iboo” アレフ(MDV)と対戦。スレーターはイブーから勝利を奪い、ファイナルラウンドに進出した。

 

「この数日間、サーフィンが出来てとても光栄であり、とても幸せです」とイブーは言った。

 

フサイン”Iboo” アリーフ(MDV)photo:surfingchampionstrophy.com

 

「彼らはレジェンドであり、私がサーフィンを学んでいた時に見ていた人たちです。彼らは私のサーフィンのキャリアに大きな影響を与えました。ケリーとの最後のヒートは、おそらく僕の人生の中で最高のヒートだった。

まさか彼とマンツーマンでサーフィンすることになるとは夢にも思いませんでした。彼は倒すなんて難しいこと。彼は世界一だからね!  彼のような人は一生出てこないと思うので、素晴らしい機会になりました。」

 

 

ロブ・マチャド photo:surfingchampionstrophy.com

 

その後、スレーターはスラスター部門ファイナルでロブ・マチャド(USA)と対戦し、ヒート終了間際にイベント最高得点となる9.33をマーク。この結果、彼は今回のイベント2勝目を挙げ、シングルフィン優勝だけでなく、スラスターチャンピオンとなった。

 

「このイベント全体がとても楽しくて、みんなと一緒にリラックスしています」とスレーターは言った。

 

「このメンバーで本当に楽しかったし、イブーも素晴らしい存在だった。初めて会ったのに、ずっと笑顔でいてくれて、彼と知り合えて、一緒にサーフィンができて本当によかった。彼は今日、僕と一緒にヒートサーフィンができて本当にストークしていると言ったし、僕も彼と一緒にサーフィンができて本当にハッピーだった。彼は本当にいい奴なんだ。

 

「ボートに乗っていた地元のクルー達も皆楽しんでいたようで、僕らから何百ヤードも離れていたのに、ずっと歓声が聞こえていたよ。ここはとても良い雰囲気だったね」。

 

ケリー・スレーター photo:surfingchampionstrophy.com
シェーン・ドリアン photo:surfingchampionstrophy.com

 

スラスター部門ファイナルに続き、イベントを通して最も多くのポイントを貯めた2人のサーファー、スレーターとシェーン・ドリアン(HAW)がグランドファイナルでサーフィンをすることが決定した。

 

この2人はイベントを通して真っ向勝負を繰り広げ、ドリアンはスレーターに対して3ヒート中2ヒートで勝利していた。

 

サルタンのラインアップは一貫性のないセットで、ファイナリストにとってトリッキーなコンディションとなった。

 

ドリアンはヒートの大半でコンビネーションの状況に陥り、終盤に8.7というソリッドなスコアを叩き出したものの、優勝するためのバックアップスコアを見出すことはできなかった。しかし、スレーターは海とのリズムを掴み、8.23と8.73のハイスコアでグランドファイナルを制したのである。

 

今回のイベントには、それぞれがパートナーと二人で参加した。ケリーはカラニと。

 

「ファイナルは本当に楽しかった」とスレーターが言った。「このイベントを通して、シェーンは波とシンクロしていましたが、ファイナルで僕は彼からそれを奪ったようなものです。

 

彼はヒートのベストウェイブ(8.7)を掴んだと思いますが、波が来るのが遅すぎ、彼がラインナップに戻った時には残り数分しかありませんでした。でも、これでおあいこです。パーフェクトでしたね」

 

2022 フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィーは、他に類を見ない豪華なサーフィンイベントで、モメンタム世代のサーファー(ケリー・スレーター、テイラー・ノックス、ロブ・マチャド、シェーン・ドリアン、ロス・ウィリアムス、)、そして地元のワイルドカード、フサイン “Iboo” アリエフがラインナップし、今年を歴史に残る年となった。

 

 

2022 フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィー

 

シングルフィン部門結果

ケリー・スレーター(USA)-1位
シェーン・ドリアン(USA)-2位
ロス・ウィリアムズ(USA)-3位
テイラー・ノックス(USA)-3位
ロブ・マチャド(USA)-5位
フサイン・”イブー”・アリーフ(MDV)-5位

 

ツインフィン部門結果

シェーン・ドリアン(USA)-1位
ロス・ウィリアムズ(USA) – 2位
ロブ・マチャド(USA)-3位
ケリー・スレーター(USA)-3位
テイラー・ノックス(USA)-5位
フサイン・”イブー”・アリーフ(MDV)-5位

 

スラスター部門結果

ケリー・スレーター(USA)-1位
ロブ・マチャド(USA)-2位
シェーン・ドリアン(USA) – 3位
フサイン・”イブー”・アリーフ(MDV) – 3位
ロス・ウィリアムズ(USA)-5位
テイラー・ノックス(USA)-5位

 

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