ジョエル・パーキンソンがパーフェクト10で歴史的勝利。フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィー

ジョエル・パーキンソンphoto:surfingchampionstrophy.com

2023年8月27日、モルディブ、クダフラア:第11回目を迎える世界で最も豪華なサーフィン・イベントと称される、「フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィー」で、ジョエル・パーキンソンが4日間にわたる素晴らしい戦いの末、3つのラウンドとグランド・ファイナルを制し、前人未到の勝利を果たした。

 

会場となったサルタンズ

 

「フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィー」は、2023年8月21日から28日まで、モルディブのクダ・フラアにあるフォーシーズンズ・リゾート・モルディブにオールスターキャストを迎えて開催されるワールド・ラグジュアリーなサーフ・イベント。

 

クダ・フラア周辺のチャレンジングで安定したリーフ・ブレイクで開催されるこの大会では、シングルフィン、ツインフィン、トライフィン(スラスター)の3種類のサーフボードで対決し、賞金$25,000のサーフィン・チャンピオンズ・トロフィーを目指す。

 

ジョエル・パーキンソンphoto:surfingchampionstrophy.com
エイドリアーノ・デ・スーザphoto:surfingchampionstrophy.com
コナー・コフィンphoto:surfingchampionstrophy.com
ココ・ホーphoto:surfingchampionstrophy.com
メイソン・ホーphoto:surfingchampionstrophy.com

 

今年は2012年世界チャンピオンのジョエル・パーキンソン、2015年の世界チャンピオンのエイドリア・デ・スーザ、2021年世界ランキング4位のカリフォルニアのスタイル・マスター、コナー・コフィン、ハワイのスーパースター兄妹、メイソンとココ・ホー。そして地元のワイルドカードで2021年モルディブ・ナショナル・チャンピオンのフッド・”フーブス”・アーメッドが招待された。

 

 

ジョエル・パーキンソンは、シングルフィン、ツインフィン、スラスターで圧倒的な勝利を収め、グランドファイナルをリーダーボード2位のエイドリア・デ・スーザと最終決戦に挑んだ。

 

最終日となった会場となったサルタンズは、ジョエル・パーキンソンとエイドリアーノ・デ・スーザの世界チャンピオン対決のために、再びパンプし、エクセレントなコンディションとなった。

 

昨日はサメと一緒に泳いだ2人だが、今日はサーフィン・チャンピオンズ・トロフィーの頂点に立つ2人が、トロフィーと特大のノベルティ・チェックを賭けて対決。

 

パーキンソンはスタートから激しいカーブを連発し7.0を叩き出す。その数分後、デ・スーザがファーストセクションでのパワフルなレイバック・ジャムで8.00をスコアしてアンサーバック。パーキンソンも7.27で反撃を開始すると、デ・スーザもロングライドをメイクし、6.57をスコアしてトップを奪い返す。

 

 

ジョエル・パーキンソンhttps://www.surfingchampionstrophy.com/

 

このイベントを通して、完璧な波選びを見せていたパーキンソンは、ファイナルでもそれは変わらず。パーキンソンの海を読む腕前が再び証明され、2012年のワールド・チャンピオンが彼の幅広いレパートリーを披露。

 

激しいデッドヒートの展開となる中、デ・スーザがプライオリティを握り、ワイドなセットにテイクオフ、ターンで勢いをつけ、インサイドでビッグ・クローズアウト・ジャムを決めて8.07でデ・スーザが再びトップに返り咲き大逆転。

 

エイドリアーノ・デ・スーザphoto:surfingchampionstrophy.com

 

そして終了間際に、水平線に迫る大きなセットが入ってきた。残り1分を切ったところで、パーキンソンはロングウォールに突っ込み、セクションを次々と切り裂いていった。 最後のターンを終えたパーキンソンは勝利を確信した様子だった。

 

ジャッジはパーキンソンの最後の波に9.0を与え、2度目のクダ・フラア訪問で彼は初めてフォー・シーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィーを手にした。

 

メイソン、パーコ、ココ、スーザ photo:surfingchampionstrophy.com

 


「最終ヒートの最後の1分までもつれるとは思ってもいませんでした。3部門で勝って、ここで負けたらショックですよね。でも勢いがあったし、ブレイクや波を待つ位置も分かってきていたので、エイドリアーノが序盤にスコアを伸ばしましたが、ファイナルでは良いリズムでいられたと思います。ありがたいことに、波の神様が最後の最後にあの波を僕に送ってくれたんです。」

 

「最高でしたね」とデ・スーザが言った。「ここで1週間過ごす招待を受けただけでも素晴らしいことで、最高の時間を過ごすことができました。ジョエルにもおめでとうを言いたい。彼はどの部門でもとても良いサーフィンをしていたし、また一緒に海で多くの時間を過ごすことができて本当に嬉しかった。

 

シングルフィンでサーフィンをしたことがなかったので、一生懸命に練習して、ファイナルまで勝ち進むことができました。今週は10点満点で、とても楽しかったし、その直後のグランドファイナルは最高でした。トロフィーは持って帰れないけど、ジョエルやコナー・コフィン、メイソンたちとまた一緒に戦えたことはとても幸せですね。

 

パーキンソンは「フォーシーズンズに滞在していると、まるで家族の休日のようで、その中に競技も混ざっているようです!エイドリアーノ、コナー、そしてクルーたちとはとても楽しい時間を過ごしました。メイソンとココ・ホーはいつもクールだし、フード・アーメッドとも知り合えたし。今週は、また招待してもらえるくらい、いい印象が残せたらいいな!」と言った。

 

 

スラスター・ディビジョン結果
1. ジョエル・パーキンソン(AUS)
2. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
3. ココ・ホー(HAW) メイソン・ホー(HAW)と同ポイント
5. コナー・コフィン(USA)とフッド・アーメド(MDV)が同ポイント

ツインフィン ディビジョン 結果
1. ジョエル・パーキンソン(AUS)
2. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
3. ココ・ホー(HAW) メイソン・ホー(HAW)と同ポイント
5. コナー・コフィン(USA) フード・アーメド(MDV)

シングルフィンディビジョン結果
1. ジョエル・パーキンソン(AUS)
2. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
3. ココ・ホー(HAW) メイソン・ホー(HAW)と同ポイント
5. コナー・コフィン(USA) フード・アーメド(MDV)と同点

 

2023 フォーシーズンズ・モルディブ・サーフィン・チャンピオンズ・トロフィー リーダーボード
1. ジョエル・パーキンソン(AUS)3000pts
2. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)2700pts
3. ココ・ホー(HAW)2400pts
3. メイソン・ホー(HAW) 2400pts
5. フード・アーメド(MDV)2100pts
5. コナー・コフィン(USA)2100pts

 

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