サクラ・ジョンソンとイズキール・ラウがUSオープン優勝。CT資格取得に向け10,000ポイント獲得

優勝したサクラとジーク © WSL / Morris

ハンティントンビーチ、カリフォルニア/USA(2022年8月7日日曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの第4戦「バンズUSオープン・オブ・サーフィン」が終了。

 

ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)とイズキール・ラウ(HAW)のハワイアンペアが見事優勝。チャンピオンシップ・ツアー(CT)復帰のための重要な勝利を収めた。

 

 

男女ファイナリスト4名 © WSL / Morris

 

 

今回のUSオープンは、ショートボード、ロングボード男女の4つのカテゴリー全てにハワイアンがファイナル進出を果たし、その存在感をアピールした。

 

 

サクラ・ジョンソン © WSL / Ryder

 

日本人の母しのぶさんがビーチで声援を送る中、サクラ・ジョンソンはファイナルで、オーストラリアの元CTエリート、キャラハンと対戦。

 

メイシー・キャラハン© WSL / Ryder

 

キャラハンはオープニングで5.67(10点満点)を出し、サクラ・ジョンソンが反撃して20分経過時点で僅かなリードを奪うと、そのままリードを広げた。

 

 

 

そして、17歳の2022年のCTルーキーは、プライオリティのない状態でチャンスを掴み、ショアブレイクでパワフルなフォアハンドを繰り出し6.93をマーク。そのままタイムアップとなり、サクラ・ジョンソンがチャレンジャーシリーズ通算2勝目を挙げた。

 

サクラ・ジョンソン © WSL / Ryder

 

「ここハンティントンでは長い1週間だったけど、必要なサポートや全てが揃っていて、体調も良く、このためにトレーニングしてきたので、優勝できて本当に幸運だと思います」とサクラ・ジョンソンは言った。 

 

「(優勝は)大きな自信になりました。チャレンジャーシリーズで最も大きなイベントの一つで、みんなが見ています。いつもここで優勝したいと思っていたので、今日それが出来て本当に嬉しいです。」

 

 

サクラ・ジョンソン © WSL / Ryder
サクラ・ジョンソン © WSL / Ryder

 

 

サクラ・ジョンソンはセミファイナルでは、イベント脅威の現在チャレンジャーシリーズ5位のソフィー・マカロック(AUS)と対戦。

 

サクラはイベント2本目となる9.00をマークし、ヒートトータルでは15.50(20点満点)を記録、ファイナルでもそれを維持し、ランキングを4位に上げ、CTへのリクオリファイを目指す。

 

 

 

 

 

男子チャレンジャー・ファイナルは、イズキール・ラウとジョアン・チアンカが最後の数秒まで激しいデッドヒートを繰り広げた。

 

ヒート前半は、チアンカがアウトサイドでのビッグでコミットしたターンをコントロール。しかし、残り時間10分で2つのビッグターンをアウトサイドで決めて6.90をスコアし、ラウが逆転に成功しトップに立った。

 

 

イズキール・ラウ © WSL / Ryder

 

チアンカはパワフルなレイバックとインサイドハックで応戦し、6.23をスコア。残り1分、チアンカはさらにスコアを伸ばすチャンスを得たが、惜しくも失敗し、ラウがVans USオープンの新しいメンズ優勝者となった。

 

「USオープンは、幼い頃から見てきた大会なので、ずっと優勝したいと思っていたんです。」とラウが言った。

 

「アンディ・アイアンズが数年前にここで優勝したことがあり、彼は自分のお手本でした。これは彼とサニー(ガルシア)そしてすべてのハワイアンのためのものです。ベティルーが優勝した時(ファイナルヒート)、自分にかかっているんだ、これを何とかしなければと思いました。

 

オアフ島サウスショア出身のラウは、セミファイナルで優勝候補の一人だったイーサン・オズボーン(USA)と対戦。ラウはこの強豪を寄せ付けずに勝利してファイナル進出を果たした。

 

この優勝により、アルティメット・サーファーのラウはチャレンジャー・シリーズのランキングを4位まで押し上げた。

 

 

都筑有夢路 © WSL / Morris

 

今回5位タイとなった都筑有夢路はランキングを12位あげて、16位までジャンプアップ。20位 前田マヒナ、25位 野中美波、29位 松永莉奈、33位 脇田紗良、73位 黒川日菜子と続く。

 

男子では、27位の脇田泰地が日本人トップ。42位 稲葉玲王、77位 上山キアヌ久里朱、86位 大原洋人 、95位 村上舜というランキング。

 

今後も彼らの活躍を期待して、日本からエールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

VANS USオープン・オブ・サーフィン女子最終結果。
優勝 – ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)12.00
2 位- メイシー・キャラハン(AUS)10.40

 

VANS USオープン・オブ・サーフィン男子ファイナル結果。
優勝- イズキール・ラウ(HAW)12.40
2 位- ジョアン・チアンカ(BRA)11.43

 

VANS USオープン・オブ・サーフィンウイメンズ・セミファイナル結果
ヒート1:メイシー・キャラハン(AUS)12.33 vs.
キャロライン・マークス(USA)8.33

ヒート2:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)15.50 vs.
ソフィー・マカロック(AUS)14.10

 

VANS USオープン・オブ・サーフィン・メンズ・セミファイナル結果
ヒート1:イズキール・ラウ(HAW)12.77 vs.
イーサン・オズボーン(USA)11.43

ヒート2:ジョアン・チアンカ(BRA)12.64 vs.
エヴァン・ガイゼルマン(USA)12.54

 

 

2022年チャレンジャー・シリーズの次の開催地は、2022年10月1日から9日までのコンペティション・ウィンドウでポルトガルで開催される「EDP Vissla Pro Ericeira」。このイベントはWorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ放送される予定です。

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/

https://www.vansusopenofsurfing.com/