女子ベスト4が決定。田岡なつみ、吉川広夏は9位タイ。VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル3日

ケリス・カレオパア © WSL / Morris

ハンティントンビーチ、カリフォルニア/USA(2022年8月6日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー(CT)第2戦「VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル&フェスティバル」は大会3日目を迎え、午後のタフなコンディションのなか、女子のラウンド4とクオーターファイナルが終了、セミファイナルを戦う4名が決定した。

 

 

ツアー第2戦の今大会ものいよいよ大詰め。女子ロングボード・タイトルを狙う選手たちがさらなる大逆転劇を繰り広げた。

 

カレント・ワールド・ナンバー2のクロエ・カルモン(BRA)は、ラウンド4でペルーのマリア・フェルナンダ・レイエス(PER)に圧勝。

 

そしてカルモンは、昨年のダクト・テープ・インヴィテーショナルで優勝したケリス・カレオパア(HAW)と、午後の難しいコンディションの中で対戦。

 

 

ケリス・カレオパア © WSL / Morris

 

そんな中でもカレオパアは、インサイド・セクションを見事に攻略して、ワールド・タイトル候補にプレッシャーをかけ、ヒート・トータル9.66を叩き出して大逆転勝利を収めた。

 

ハワイ・サウスショアのケリス・カレオパア

 

 

「海やコンディションが自分に何をもたらすか分からないけど、ベストを尽くして頑張るしかないですね。」とカレオパアは言った。

 

「(自分の心の)健康的なバランスを見つけなければならないと思っています。私はフリーサーフィンをよくするので、競争意識が少し苦手です。今は両方のバランスを取るだけです。」

 

 

 

 

ホノルア・ブロムフィールド(HAW)もまた、ラウンド4で好調な吉川広夏(JPN)を退け、クオーターファイナルでは、世界3位のタリー・ホワイト(AUS)を下して勝ち上がったソフィア・カルヘイン(HAW)を下して、セミファイナル進出を果たした。

 

アリス・リモイン © WSL / Morris
アヴァロン・ガル © WSL / Morris
クロエ・カルモン © WSL / Morris

 

カリフォルニアのサンクレメンテに住むケイトリン・ミケルセン(USA)は、ラグナビーチのアヴァロン・ガル(USA)に対し、フルコミットのノーズライドをインサイドで決め7.00で大逆転、セミファイナル進出を決めた。

 

レイチェル・ティリー

 

WSLロングボード・チャンピオン同士の戦いは、レイチェル・ティリー(USA)とソレイユ・エリコ(USA)がセミファイナルの最終スポットをかけて戦い、ドラマチックなフィナーレを飾った。ティリーは、ラウンド4の勝利に続き、ヘビーなインサイドセクションに対応し、エリコを退けた。

 

 

ラウンド4まで勝ち上がっていたサリー・コーヘンは、H2でアヴァロン・ガル(USA)と、吉川広夏はH5で世界チャンプのホノルアと、田岡なつみはH8で2015年の世界チャンピオンであるレイチェル・ティリーと対戦するも惜しくも敗れ9位でフィニッシュとなった。

 

 

強いオンショアが吹くトリッキーなコンディションで、吉川は3度の世界チャンピオンに輝く女王ホノルアに対し、ヒート中盤にリードを奪い善戦したが惜しくも敗退。

 

田岡はレイチェルに対し、スタートから5.00をスコアしヒート序盤をリードする。

 

逆に波を見つけられなかったレイチェルは後半に入り6.17をスコアして逆転。更に6.67をスコアしてリードを広げていく。

 

優先権を持ち波を探し続けた田岡は、最後までバックアップを見つけられず悔しい敗退となった。

 

 

 

VANSダクト・テーピング・インヴィテーショナル女子ラウンド4結果。
ヒート1:ケイトリン・ミケルセン(USA)9.17 DEF. アリス・リモイン(FRA)5.77
ヒート2:アヴァロン・ギャル(USA)11.33 DEF. サリー・コーヘン(HAW)6.96
ヒート3:クロエ・カルモン(BRA)12.83 DEF. マリア・フェルナンダ・レイエス(PER)8.60
ヒート4:ケリス・カレオパア(HAW)13.06 DEF. リンジー・スティンライジー(USA)11.47
ヒート5:ホノルア・ブロムフィールド(HAW)9.60 DEF. 吉川広夏(JPN)6.90
ヒート6:ソフィア・カルヘイン(HAW)11.67 DEF. タリー・ホワイト(AUS)9.60
ヒート7:ソレイユ・エリコ(USA)13.00 DEF. メイソン・シュレマー(USA)7.96
ヒート8:レイチェル・ティリー(USA)12.84 DEF. 田岡なつみ(JPN)6.17

VANS ダクト・テープ・インヴィテーショナル女子クオーターファイナル結果。
QF 1:ケイトリン・ミケルセン(USA)11.77 DEF. アバロン・ガル(USA)11.06
QF 2:ケリス・カレオパア(HAW)9.66 DEF. クロエ・カルモン(BRA)4.20
QF 3:ホノルア・ブロムフィールド(HAW)10.03 DEF. ソフィア・カルヘイン(HAW)6.97
QF 4:レイチェル・ティリー(USA)12.17 DEF. ソレイユ・エリコ(USA)8.77

VANS ダクト・テープ・インヴィテーショナル・ウイメンズのセミファイナル・マッチアップ。
SF 1:ケリス・カレオパア(HAW) vs. ホノルア・ブロムフィールド(HAW)
SF 2:ケイトリン・ミケルセン(USA)vs レイチェル・ティリー(USA)

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/lt/42/vans-duct-tape-invitational/main

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/

https://www.vansusopenofsurfing.com/