ケリス・カレオパアが2連覇、テイラー・ジェンセン優勝。VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル最終日

優勝したケリスとタイラー© WSL / Morris

ハンティントンビーチ、カリフォルニア/USA(2022年8月7日日曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー(CT)第2戦「VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル&フェスティバル」が終了。

 

優勝したケリスとテイラー© WSL / Morris

 

ケリス・カレオパアがVANSダクト・テープで2連覇、テイラー・ジェンセンも優勝しワールド・タイトル争いに加わる。今回のWSLロングボード・ツアーの第2戦でカレオパアとジェンセンが勝利し、最終戦に向けて世界タイトル争いを激化させることになった。

 

 

準優勝のカニエラ・スチュワートは、3度のWSLロングボード・チャンピオンであるテイラー・ジェンセンとファイナルを迎え、ワールドクラス・ロングボードのショーケースが繰り広げられた。

 

カニエラ・スチュワート© WSL / Morris
カニエラ・スチュワート© WSL / Morris

 

ジェンセンは、ヒート最初の注目すべきスコアとしてエクセレントな7.67をマーク。そして6.17のバックアップをスコアして、ヒートを大きくリードしていった。スチュワートも6.00をスコアするも、ニードスコアは7.84と追い込まれていった。

 

残り数秒のところで、ハワイアンは最後の反撃のチャンスを得るも逆転ならず。ジェンセンは歓喜に包まれた。

 

テイラー・ジェンセン © WSL / Morris

 

 

「クリーンなライトを選び、確実にリフォームしてくる波で、力強くフィニッシュし、すべてをまとめようとしました。彼らは皆、世界最高のサーファーたち。ここ数年悪い成績が続いていたので、地元で優勝できたことはマリブの最終戦に行くための準備になったし、今のポジションに満足している」 とジェンセンが言った。

 

 

テイラー・ジェンセン © WSL / Morris

ジェンソンは、歴史的な4度目のワールド・タイトルを目指し、ハリソン・ローチと同率1位でマリブに乗り込むことになった。彼は、セミファイナルで新鋭のカイマナ・タカヤマ(USA)と対戦し、ファイナルに勝ち進んだ。

 

カイマナ・タカヤマ © WSL / Morris
カイマナとテイラー © WSL / Ryder

 

ジェンセンがハンティントンビーチで優勝したのは2015年のノースアメリカ・ロングボード・チャンピオンシップ以来で、今回は末娘が父親の優勝を直接目撃したことになり、ジェンセンにとって感動的な勝利となった。

 

テイラー・ジェンセン © WSL / Morris

 

 

ケリス・カレオパアがダクトテープ2連覇

 

 

 

女子はハワイアン・ファイナルとなり、3度のWSLロングボード・チャンピオンに輝いたホノルアと、VANSダクトテープ優勝者であるカレオパアによる対決が繰り広げられた。

 

ケリス © WSL / Ryder
ホノルア © WSL / Ryder

 

新鋭のカレオパアは、6.67と5.90のクイックなスタイルで、ブロムフィールドをリードして中盤へ。カレオパアはリードを広げ、終盤にはホノルアはニードスコア7.20という状況に。しかし、海はその機会を与えず、17歳のカレオパアは再び勝利を収めた。

 

ケリス・カレオパア © WSL / Morris

 

「ファイナルの後、海の中で従兄弟(カニエラ・スチュワート)とハグしたときは、本当に嬉しかった」とカレオパアは言った。

 

「私の家族、友人、そして故郷のサーフコミュニティは、私がここにいる時のモチベーションです。なぜなら、私たちは特別な場所から来ているからです。

 

私は叔父や叔母に囲まれてサーフィンをして育ちました。このスポーツ、この情熱を私に教えてくれた彼らへの感謝の気持ちを込めてやっているんです」。

 

 

ケリス・カレオパア © WSL / Ryder

 

カレオパアは、セミファイナルでWSLロングボード・ツアーのベテラン、ケイトリン・ミケルセン(USA)と対戦し、素晴らしいパフォーマンスを披露。

 

そして、このオアフ島ワイキキ出身のカレオパアは、ホノルアとランキングで同率1位になり、10月にマリブで行われる最終戦のCuervo Classicロングボード・チャンピオンシップで、初の世界タイトル獲得をかけて戦う。

 

 

今回出場した田岡なつみは、世界ランキング8位、吉川広夏とサリー・コーヘンは12位、男子の井上鷹はランキング8位タイで最終戦に挑む。

 

 

3位となったジャスティン・クインタル(USA) © WSL / Morris

 

 

VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル・ウイメンズ決勝結果。
優勝 – ケリス・カレオパア(HAW)12.97
2位- ホノルア・ブロムフィールド(HAW)11.47

 

VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル男子ファイナル結果。
優勝 -テイラー・ジェンセン(USA)対13.84
2位-カニエラ・スチュワート(HAW)11.60

 

VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル・ウイメンズ・セミファイナル結果。
ヒート1:ケリス・カレオパア(HAW)11.24 vs.
ケイトリン・ミケルセン(USA)7.70
ヒート2:ホノルア・ブロムフィールド(HAW)15.43 vs.
レイチェル・ティリー(USA)10.10

 

VANS ダクト・テープ・インヴィテーショナル・メンズ・セミファイナル結果。
ヒート1:テイラー・ジェンセン(USA)14.83 vs.
カイマナ・タカヤマ(USA)10.57
ヒート2:カニエラ・スチュワート(HAW)12.66 vs.
ジャスティン・クインタル(USA)13.30

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/lt/42/vans-duct-tape-invitational/main

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/

https://www.vansusopenofsurfing.com/