WSLファイナル5を決定するOuterknownタヒチプロは、8月11日から開幕。女子CTが13年ぶりにタヒチ復活。

Outerknownタヒチプロは、2022年8月11日から21日までコンペティション・ウィンドウで開催。© WSL / Dunbar

チョープー、タヒチ、フレンチ・ポリネシア(2022年8月2日火曜日)-2022年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の最後から2番目のイベント、悪名高いリーフブレイク、チョープーでの「Outerknownタヒチプロ」に向けて世界最高のサーファーたちが準備している。

 

この「The End of the Road」として知られるチョープーでの大会で、リップ・カールWSLファイナルへの出場権を獲得し、ローワー・トレッスルズで世界タイトルを争う男子ファイナル5、女子ファイナル5が決定する。

 

Outerknownタヒチプロは、2022年8月11日から21日までコンペティション・ウィンドウを保持。WSL ツアー&コンペティションチームは、このウィンドウの中からベストな日程を選んで大会を運営する。

 

チョープーは、ツアーで最もエクストリームな波の1つ。巨大なバレル、ヘビードロップ、シャローリーフがあり、世界のベスト・エリートサーファーでさえ、コミットメント、度胸、バレルライディングのスキルが試される場所となる。

 

予報が良ければ、チョープーの驚愕のチューブを目撃するビッグチャンスとなる。また、2024年のオリンピックではタヒチが舞台となることが決定しており、Outerknownタヒチプロは、次のオリンピックでのサーフィン競技がどのようなものになるのかを知る機会にもなることだろう。 

 

2019年にチョープーでサーフするタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)© WSL / Dunbar

 

 

女子CTが13年ぶりにタヒチへ戻る。

 

 

Outerknownタヒチプロでは、ついに約20年ぶりに女子CTがチョープーに戻り、サーフィンの歴史的な瞬間となることが期待されている。 当初、女子は2021年に復帰する予定でしたが、世界的なパンデミックの影響で開催を中止せざるを得なかった。

 

今年の最終開催地であるタヒチは、サーフィンというスポーツ史上初の男女完全統合型CTシーズンを締めくくる。

 

パイプラインやチョープーなどのイベントで女子が参加する新しい完全統合CTフォーマットは、WSLの男女平等へのコミットメントをさらに強化し、2019年に発表した、すべての所有・運営イベントで賞金額を平等にするという発表を基にしたものだ。

 

「女子のチョープーへの再参戦は、サーフィンの未来を形作るための強い一歩です」と、ツアー担当SVP兼大会責任者のジェシ・マイリーダイヤーが言った。「女子がヘビーウォーターに挑戦するサーフィンを見ることで、若い世代に何が可能かを示し、女子はこのようなラインナップで戦う資格があることを示すことができます」。

 

2016年ビラボン・プロ・タヒチのファイナルでケリー・スレーターに次ぐ2位となったジョン・ジョン・フローレンス 。クレジット:© WSL / Cestari

 

WSLファイナル5を決定するOuterknownタヒチプロ

 

泣いても笑っても、このタヒチで世界タイトルへの道が決定する。今のところ、2人の男子、フィリッペ・トリード(BRA)とジャック・ロビンソン(AUS)、2人の女子、カリッサ・ムーア(HAW)とジョアン・ディフェイ(FRA)は、すでにWSLファイナル5への出場権を獲得している。

 

残りの出場枠は、多くのコンペティターにとって手の届くところにある。

 

 

女子の方は、サリー・フィッツギボンズ(AUS)とキャロライン・マークス(USA)以外は、まだWSLファイナル5へのチャンスがある。

 

マークスは、健康上の理由で今シーズンのCTイベントのうち4つを欠場することになり、ランキングを落とした。

 

タティアナ・ウェストンウェブ(BRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ブリサ・ヘネシー(CRI)は、現在WSLファイナル5内にいるが、ベテランのレイキー・ピーターソン(USA)とタイラー・ライト(AUS)は簡単にそのポジションを奪うことができるだろう。

 

男子では、現在13位のジョーディ・スミス(RSA)以下は、全員候補から外れている。コロナ・オープンJベイ・プロで優勝したイーサン・ユーイングは、WSLファイナル5で3位をキープすることを望んでいる。

 

イタロ・フェレイラ(BRA)とグリフィン・コラピント(USA)は、現在それぞれ4位と5位をキープしている。

 

彼らは、五十嵐カノア(JPN)、カラム・ロブソン(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)という、ワールド・タイトル争いのチャンスに飢えている選手たちと戦わねばならない。

 

2014年のタヒチ・プロで9.40をスコアしたケリー・スレーター。クレジット:© WSL / Kirstin

 

Outerknownタヒチプロのイベントウィンドウは8月11日にオープンし、2022年8月21日まで大会ウィンドウを保持。イベントはWorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでLIVE放送されます。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。