【速報!】日本の五十嵐カノアがタヒチプロでクオーターファイナル進出を決めて、WSLファイナル5が確定。

タヒチ、フレンチ・ポリネシア(2022年8月18日木曜日)– ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第10戦「Outerknownタヒチプロ」は、予報通りチョープーの8から10フィートのコンディションでコールオン。

 

男子オープニング・ラウンドの残りの5ヒートから開始され、その後、オーバーラッピング・フォーマットで男子エリミネーション・ラウンド2とラウンドオブ16が行われた。

 

五十嵐カノア© WSL / Poullenot

 

朝のオープニング・ヒートでは、現在世界ランキング1位のフィリッペ・トリード(BRA)が、5度のタヒチ・プロ優勝を誇るケリー・スレーター(USA)と元タヒチ・プロ・ファイナリストでイベントワイルドカードのネーザン・ヘッジ(AUS)を相手に対戦。ケリーとネーザンが驚愕のバレルスキルを披露。

 

 

 

日本の五十嵐カノアは、オープニングラウンドで、ブラジルのカイオ・イベリとオーストラリアのジャクソン・ベイカーと対戦。

 

カイオ・イベリ© WSL / Poullenot

 

ヒート開始早々にイベリがバックハンドでディープなポジションからバレルをメイクし、パーフェクトに近い9.67をスコア。ビッグ・ウェイブでの高いスキルを披露する。

 

カノアもバックハンドでビッグバレルにチャージを見せ、4.83と2.93をスコアするも2位で敗者復活のラウンド2へ回った。

 

 

五十嵐カノア © WSL / Ryder

 

 

ラウンド2ではハワイのセス・モニーツと対戦したカノア。現在ランキング6位でファイナル5を目指すカノアにとって、5位のグリフィン・コラピントよりも早く負ける訳にはいかない。

 

 

スローな展開となったヒートは、セスが4.67をスコアしてヒート前半をリード。カノアは何度もバレルにプルインするも潰されてスコアが伸ばせなかった。しかし残り時間5分を切って、巧みなストールでロングバレルをメイクしたカノアが5.03をスコアして逆転。ラウンドオブ16へ勝ち上がった。

 

 

 

ラウンドオブ16では、イタロを破って勢いのあるジャドソン・アンドレと対戦。

 

カノアはスタートから5.17をスコア。バックハンドでテイクオフと同時にハイラインを狙い、僅かな空洞をすり抜けてチューブをメイク。6.00、5,83をスコアして僅差ながらヒートをリードしていく。

 

後半に入りジャドソン・アンドレが5.73をスコアして逆転。カノアはニード7.41で優先権を持って波を待つ。すでにグリフィンがR16で破れて、イタロがファイナル5入りが確定。ここでカノアが勝てばファイナル5への道が繋がる。

 

 

 

 

波数が減る中で波の選択に慎重になるカノア。時間だけが過ぎていく。そして、プレッシャーがのしかかる残り時間2分の時、カノアがビッグセットにテイクオフ。ディープなポジションから高速でバレルをくぐり抜けてスピッツ・アウト。9.7をスコアして大逆転勝利。

見事クオーターファイナルへ勝ち上がって、WSLファイナル5の出場権を手に入れた。

 

 

コナー・オレアリーは9位

 

コナー・オレアリー© WSL / Poullenot

 

ツアー後半戦に入り好調が続いているコナー・オレアリーは、今回も水を得た魚のように見事なバレルスキルを披露。

 

エクセレントの8.60を7.03でバックアップし、ヒートスコア15.63という高得点で1位でラウンドオブ16へ。

 

コナー・オレアリー© WSL / Ryder

 

ラウンドオブ16ではキング・ケリートの対戦したコナー。ケリーが9ポイント、8ポイントをスコアするのに対し、コナーも8.43、8.40というエクセレント・ヒートで善戦。

 

最後までチャージを見せるも、惜しくも敗退。今シーズンの締めくくる素晴らしいサーフィンで今大会も9位でフィニッシュとなった。

 

本日の感動的なリポートは後ほど更新されます。

 

Outerknownタヒチプロで現地時間8月11日から21日までworldsurfleague.comでライブ中継されます。

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/11/outerknown-tahiti-pro