バリ、インドネシア(2022年8月5日金曜日)-ハワイのクレイ・マルゾ(HAW)は、バリ島にあるプレミア・バレル、パダン・パダンで開催された2022リップカールカップでワールドクラスのチューブライディングを披露し、優勝を飾った。
当初、セミファイナルに進出できなかったマルゾは、ディフェンディング・チャンピオンのベンジー・ブランドが負傷のため欠場するという幸運に見舞われた。その結果、マルゾーに再びチャンスが巡ってきた。
「素晴らしい試合だった。」と2019年大会では惜しくも準優勝でタイトルを逃し、今回リベンジを果たしたマルゾーが言った。「あのバレル、これまでで最高の波を手に入れることができてストークしてます。
自分がまだこのイベントに残っていると知った時、何かが閃いたんです。プレッシャーから解放され、自分のグルーヴを見つけることができた。ベンジーが頑張れと言ってくれたんだ!」。
ISAワールド・ジュニアで金メダルを獲得し、メンタワイ諸島への夢のような旅を終えたばかりの15歳の天才エリン・ブルックスは、サーフィン界に旋風を巻き起こし、数々の歴史を刻んできた。
ブルックスは、自分以外はすべて男性というオープンフィールドの中で、このイベントに出場した最年少の女性選手となった。そしてファイナルまで勝ち上がり4位入賞を果たし、世界最高峰のチューブ・ライダーとしての地位を確固たるものにした。
さらに、ブルックスは4人の女子トップ選手による初開催の女子スーパーヒートのタイトルも獲得した。
女子スーパーヒートは、このイベントに新しく追加されたもので、若くて有望な女子サーファーたちに、世界的な舞台でワールドクラスの波でその才能を発揮するチャンスを与えるものであった。
このスーパーヒートには、地元出身のサーファー2名と海外出身のサーファー2名が出場。ハイタイドの難しいコンディションの中、ブルックスが優勝し、インドネシアのカイラニ・ジョンソン、オーストラリアのジギー・マッケンジー、インドネシアのタイナ・イズキエルドが続いた。
「男子も女子も、みんなとても素晴らしいパフォーマンスをしていました。」とブルックスが言った。
「両方と競い合うのは、クールでした。今日は波が最高で、自分の演技にとても満足しています。地元の女の子達はとても親切で、みんなチャージしていました。これからもベストを尽くし、女子のサーフィンをプッシュしていきたいと思います。」
ファイナルはインドネシアとハワイの対決となり、ハワイアンであるマルゾとブルックスと、ローカルであるセマディとアルタナの対戦となった。
マルゾは冷静に波を待ち、その素晴らしいウェイブセレクションをファイナルで発揮。
ありえないほど長いチューブライドのポジションを取り、今大会初で唯一のパーフェクト10ポイントをスコア。パーフェクトに満足することなく、マルゾは8.87と8.33の2本の素晴らしいライディングで、このイベントでの初タイトルを獲得した。
マルゾがコンボの体勢に入ると、他の3選手もコンボを崩そうと素晴らしいチューブを披露。セマディは2本の7ポイントを獲得し、アルタナは9ポイントライドをスコア。
ブルックスは年齢を感じさせないサーフィンを続け、チューブを次々と決めて歴史的なパフォーマンスを披露した。それでも完璧なマルゾを逆転することは出来なかった。
出場選手
8人のインターナショナルサーファー
ベンジー・ブランド(ZAF)
メイソン・ホー(HAW)
エリン・ブルックス(USA)
シェーン・ドリアン(HAW)
ルーク・スワンソン(HAW)
クレイ・マルゾ(HAW)
イアン・クレーン(USA)
ニック・ヴォン・ラップ (POR)
8人のインドネシア・サーファー
マデ・アディ・プトラ
メガ・アルタナ
メガ・セマディ
ラディティア・ロンディ
マストファ・ジェクセン
アグス・スメルタヤサ
トミー・ソブリー
マデ “ガル “ウィディアルタ
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