2022年 サーフシティ・エルサルバドル ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ 日本代表が出発。

現地時間で2022年5月27日から6月5日まで、中央アメリカのエルサルバドルで開催される「2021年サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームス」に出場するため、日本代表NAMINORI JAPANチームが昨日5月23日、成田空港より大会会場のあるエルサルバドルに向けて出発した。

 

第18回を迎える本大会は、新進気鋭のジュニアサーファーが集結し、ワールド・サーフィンやオリンピックへの道を切り開く大会として、その地位を再確認させるものとなっている。

 

 

「十代の選手なんで勝ち負けもあるが、いろいろな経験をしてもらいたい。同年代の世界のトップ選手を見て、今後に生かしてほしい。」と酒井理事長。「外国選手にビビるな。最後まで試合を飽きなめない。」と宗像団長も選手を激励。

 

今大会のジュニア世界選手権には、東京オリンピックでキャプテンとして日本代表の活躍を支えた大野修聖がコーチとして帯同。

 

大野は2021年5月に行われたオリンピックの最終予選となった「2021サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームス」での経験もあり、今回もその手腕を振るってくれるだろう。

 

 

U18ガールズ松岡亜音

 

U18ガールズ松岡亜音が出発前の取材に答えた。「世界選手権は中学2年生の時に初めて出場して、今回が2回目なんですけど。今すごくワクワクしていて、早くエルサルバドルで試合をやって、成長した自分のサーフィンを見せたいです」とコメント。

 

「出るからには優勝目指してます。個人で良い結果を残して団体でも金メダルが取れるようにチームに貢献したいです。」と今回は大きな波に備えて6’0″のボードを持参する松岡が意気込みを語った。

 

エルサルバドルは灼熱の暑さが選手の体力を奪うと言われており、その暑さ対策に関して「思っている以上に暑さは凄いだろうと思っていて、サウナトレーニングみたいのを1ヶ月ぐらいやっていました。」と言った。

 

U18ガールズ中塩佳那

 

U18ガールズ中塩佳那は、「ジュニア最後の年なんです。久しぶりの海外での試合で、海外のトップジュニアが集まるので、自分の実力が今どこにあるのか見れるので楽しみです。今年から大学に入っていて、色々なトップアスリートと触れ合うことが多くて、刺激をもらって更に頑張ろうという気持ちになっています。」

 

波が大きいことが予想されるエルサルバドルへの対策として「自分は大きい波が得意で。ゴールデンウイークの時に地元の仙台新港に戻って、凄く大きな波でサーフィン出来たので、それが良いトレーニングになったと思います。

 

板もいつものよりは少し長めの板も用意していますけど、自分はコンペ用の板で大きい波もいけちゃうんです。今回の目標の一番は楽しむこと。そしてチームでも団体優勝して、個人でも優勝したいなって思っています。」と大学生とプロサーファーを両立する中塩佳那。今回のエルサルバドルでもリモート授業を受ける予定だ。

 

 

「体の状態もバッチリなので、あとは試合やって結果出すだけです」とU16渡邉 壱孔が言った。

 

 

強豪ハワイ代表、ジャクソン・ドリアンがU16参戦。オーストラリア代表にシエラ・カー

 

 

そんな45カ国が出場する今大会には、世界のトップジュニアが参戦。なかでもハワイ代表は波乗りジャパンの強敵となるメンバーを今回も揃えている。

 

U16ボーイズでは、今大会の大注目選手といえるジャクソン・ドリアンが出場シェーン・ドリアンの息子である彼は、まだメジャータイトルは獲得していないもののSNS上でその圧倒的なパフォーマンスを披露し、デビュー前から多くのファンを魅了し続けている。

 

またU18ボーイズではハレイワのシオン・クロフォード、ルーク・スワンソンといったノースショアで鍛え上げられたサーフィンで既に多くの大会で活躍する選手が出場する。

 

そして、強豪サーフィン大国オーストラリアも、U16ガールズにジョシュ・カーの娘、シエラ・カーが出場。オーストラリア・ジュニア・サーフィン・タイトルを4回獲得しているエリー・ハリソンもU18ガールズに出場する。

 

その他にも無名ながら多くの可能性を秘めたサーファーが出場してくるだろう。そんな中でも波乗りジャパンのジュニアチームは、過去3回大会で団体3位、1位、3位と表彰台が続いており、個人でも好成績を残している。今大会も十分に期待できる最高の布陣で挑む波乗りジャパンの素晴らしい活躍に期待したい。 

 

がんばれ!波乗りジャパン!がんばれ!日本!

 

 

スケジュール

5月10日 参加登録受付終了
5月27日 開会式・競技1日目(TBC)
5月28日~6月3日 競技会
6月5日:競技最終日、閉会式

 

第1ヒートのスケジュールは、5月26日のマネージャーズミーティングで発表。翌日の各競技のヒート/スケジュールは、毎晩ISAウェブサイトにて公開される。

 

■2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship
名 称:2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship
主 催:国際サーフィン連盟(ISA)
期 間:2022年5月27日(金)〜6月5日(日)※現地時間
開催地:エルサルバドル(ラ・ボカナ&エル・スンザル)

 

大野修聖、岩見天獅は1日遅れで出発。高橋 花音はLAで合流する。

■NAMINORI JAPAN日本代表 派遣選手

U18ボーイズ
鈴木一歩  神奈川県出身
岩見天獅  千葉県出身
佐藤利希  神奈川県出身

U18ガールズ
中塩佳那  宮城県出身
松岡亜音  千葉県出身
川瀬心那  三重県出身

U16ボーイズ
渡邉壱孔  千葉県出身

長沢侑磨  三重県出身
寺田文太  大阪府出身

U16ガールズ
鈴木莉珠  千葉県出身

池田美来  静岡県出身
高橋花音  神奈川県出身

 

選手団長:宗像 富次郎
ヘッドコーチ:井本 公文
コーチ:大野 修聖
チームスタッフ:大石 純也
チームスタッフ: 道幸 もも
チームスタッフ 松本 恵
チームスタッフ :梶田 光里

 

エルサルバドルISAジュニアの大会期間中は日本サーフィン連盟のサイトなどで随時経過や結果を更新していく。

 

日本とエルサルバドルとの時差は15時間。
現地時間の 2022年5月27日8時0分 は、
日本時間の 2022年5月27日23時0分です。

 

ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。

https://isasurf.org/event/2022-el-salvador-isa-world-juniors-surfing-championship/