岩見天獅と長沢侑磨が敗者復活のRPラウンドを勝ち進む。 オーストラリアが暫定トップ、日本6位

岩見天獅と長沢侑磨 Photo: ISA

サーフシティ、エルサルバドル – – 2022年6月3日  「2022年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ」は大会7日目は、ラボカナで男女U16リパチャージR4からスタート。

 

昨日よりも波がサイズアップし4-6ftのコンディション。潮の干満でコンディションが大きく変わり、パワーのある波に実力ある選手も苦戦した。

 

 

エルサルバドルで開催されているISAワールド・ジュニアのチーム・ゴールド・レースでは複数の候補者がいたが、リパチャージ・ラウンド4と5を終えてポールポジションに立ったのはチーム・オーストラリア。いよいよ、ここから熾烈な戦いが繰り広げられていく。

 

長沢侑磨は、ラ・ボカナのレフトで超クリティカルなフォアハンド・アタックを見せ高得点をたたき出した。  Photo: ISA / Sean Evans
長沢侑磨  Photo: ISA / Sean Evans
寺田文太  Photo: ISA / Sean Evans
寺田文太  Photo: ISA / Sean Evans

 

 

U16ボーイズ・リパチャージR4には日本の寺田文太と長沢侑磨が同じH6で対戦。序盤からスコアをまとめた長沢は、終始試合をリード。後半にキャノン・カーに逆転されて、6.47をスコアして応戦するも逆転ならず。2位のままラウンドアップを決めた。

 

寺田は最後までリズムが掴めないまま、残念ながら3位で敗退、今大会を33位で終了となった。

 

 

長沢侑磨 Photo: ISA / Mike Rodriguez
サーフボードを折ってしまった長沢侑磨 Photo: ISA / Mike Rodriguez

 

続けて行われたU16ボーイズ・リパチャージR5のH3に登場した長沢侑磨。圧倒的なフォアハンド・サーフィンを披露。

 

2発のビッグリエントリーをコンビネーションし6.00、7.83とスコア。ヒート終盤にボードを折ってしまうアクシデントもあったが見事一位でリパチャージR7へ勝ち進んだ。

 

 

際どいセクションで板を返す鈴木一歩 Photo: ISA / Jersson_Barboza
鈴木一歩 Photo: ISA / Jersson_Barboza

 

U18ボーイズ リパチャージR4では、H3鈴木一歩、H6岩見天獅が出場。鈴木のヒートは、ジャッジシステムのトラブルによりリスタートとなったが、アナウンスが聞こえずスタート前に波に乗ってしまい波とのリズムが変わり良い波が掴めず。6.50をスコアするもバックアップが見つけられず不運な3位敗退。33位で終了することになった。

 

パワーポケットを最大限に利用して大きなスプレーをあげる岩見天獅 Photo: ISA / Jersson_Barboza
調子が上がってきた岩見天獅 Photo: ISA / Jersson_Barboza

 

岩見天獅はリパチャージR4を余裕のトップ通過を果たし、続けて行われたリパチャージR5では、更にエクセレントの8.17を6.67でバックアップ。圧倒的な強さで勝ち上がり、リパチャージR6へ勝ち進んだ。

 

松岡亜音 Photo: ISA / Jersson_Barboza
松岡亜音(JPN)は、リパチャージのラウンド4ヒートで8.33をマークし、ガールズ・ディビジョンで今日一番のシングルウェイブスコアを記録したが、残念ながらラウンド5で敗退した。 Photo: ISA / Jersson_Barboza
川瀬心那 Photo: ISA / Jersson_Barboza
川瀬心那 Photo: ISA / Jersson_Barboza

 

またU18ガールズ リパチャージR4のH6で同じヒートを戦った松岡亜音、川瀬心那は、残り3分2人が立て続けに波に乗り、松岡が8.33、川瀬が7.83を叩き出し見事1-2フィニッシュ。しかし続けて行われたリパチャージR5では両者とも敗退。松岡亜音は19位、川瀬心那は22位という結果に終わった。

 

川瀬心那 Photo: ISA / Jersson_Barboza

 

既に大会は7日目が終わった。体力、そして2つの会場の異なった波に対応することを強いられ、その上にサーフィンスキルが試される今大会。12名いた波乗りジャパン選手も半分の6名に絞られた。

 

国別ではオーストラリア、ハワイ、アメリカ、スペイン、フランス、日本と現在6位。メダルを獲得するためにはもう負けられない。ここを乗り越えるとメダル獲得も見えてくる。

 

明日大会8日目は現地時間7:30より、ラボカナでメインラウンド男女U18のR5、そして男女U16のR5が続けて行われ、U18の男女リパチャージR6〜9、U16の男女リパチャージR6〜9が行われる。 いよいよ正念場の波乗りジャパン。がんばれ!日本!

 

 

U18ガールズR5
H2中塩佳那

U16ボーイズR5
H2渡邉壱孔

U16ガールズR5
H2池田美来

 

U16ガールズリパチャージR6
H3鈴木莉珠

U18ボーイズ リパチャージR6
H4岩見 天獅

U16ボーイズ リパチャージR6
H3長沢侑磨

 

 

エルサルバドルISAジュニアの大会期間中は日本サーフィン連盟のサイトなどで随時経過や結果が更新されます。

 

 

日本とエルサルバドルとの時差は15時間。
現地時間の7時30分 は、日本時間の前日の22時30分です。

 

ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。

https://isasurf.org/event/2022-el-salvador-isa-world-juniors-surfing-championship/