サーフシティ、エルサルバドル – 2022年5月28日 「2022年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ」が本日から開幕。
大会1日目は、U16ガールズがエル・スンザルのライトポイントで、U18ボーイズがラ・ボカナのピークでサーフィンが行われた。日の後半には、ボーイズU-16のラウンド1の最初の4ヒートがエル・スンザルで開催された。
ガールズU16では、新星エリン・ブルックス(CAN)とシエラ・カー(AUS)が注目を集めたが、池田美来(JPN)がこの日のヒートトータル(15.10)とシングルハイウェイブスコア(7.77)を叩き出した。
ブルックスは、ハワイから出場かと思いきや、チーム・カナダから出場。彼女は、テキサス州生まれ、9歳までそこに住んでいたが、9歳のときにハワイに移住し、そこでサーフィンを学んだ。現在は、冬はオアフ島のノースショアで過ごしていてるそうで、今回オリンピックの影響により、国を移籍する選手も多く見られているようだ。
ボーイズU18のベストはルーカス・オウストン(USA)で、エクセレントなヒート・トータル16.67をマークし、ケオニ・ラサ(VEN)はラ・ボカナのライトでシームレスな3ターンのバックハンドコンボでシングルのハイエストスコアの9.33をマークした。
ラ・ボカナで行われたU18ボーイズでは、H12に鈴木 一歩が登場。鈴木は、ヒート前半ノーライド。ニード7.17と追い込まれていた。「緊張してました」と振り返って言った鈴木だが、ヒート後半に入り、レフトのビッグセットをキャッチして2つのビッグターンを決める。
さらにセカンドウェイブでは、カーヴィングのコンビネーションで5.50と4.50をスコアしてヒートスコア10.00としてトップに躍り出る。
ヒート終盤に逆転され3位になるも、ラストウェイブで素晴らしいコンビネーションサーフィンを披露。6.67をスコアし、ヒートスコア12.17として大逆転で1位で勝ち上がった。
H2の佐藤 利希は、ヒート前半に波を見つけられず、3位を強いられる展開であったが、ヒート終盤にレフトの波のポジションに移動。セットを掴み得意のバックハンドで7.5をスコア。一気にトップに躍り出てラウンドアップを決めた。
「めっちゃ焦っていたんですけど、スコアをあげれて良かったです。7.5を出した後も、気を抜かずに最後まで頑張りました。」
H24の岩見 天獅は、スタートからライトで4.50をスコア。後半に入り5.50をマークした岩見は、ヒート終盤にトップスコアを6.17に引き上げ、最終的にヒートスコア11.67をスコア。余裕の1位でラウンドアップを決めた。
「3本目に乗った時、テールのフィンの上の部分が折れちゃって、ちょっと焦りました。」しかし彼はそのライディングでハイエストスコアをマークした。地元で開催されたオリンピックに刺激を受けた岩見は「イタロのように金メダルを取りたいと思った。」と語った。
U16ガールズが行われたエルスンザルではH4に高橋花音がトップバッターで登場、良い波が取れないながらも2位で通過。H20では鈴木莉珠が、ヒート後半にパワーのあるカービングで得点を重ねて1位でラウンドアップ。
H24の池田美来は、バリエーションのあるライディングでグットスコアの7点台を2本揃え(7.77+7.33)15.10という本日の最高スコアで1位通過。U16ガールズは全員がラウンド2へ進出となった。
明日は7:30(現地時間)日本時間の 2022年5月29日22時30分からスタート予定。メインポディウムではU18ガールズ、エルスンザルではU16ボーイズが行われる。
ラ・ボカナ(U18ガールズ)
09:50 H4 中塩佳那
15:10 H20 川瀬心那
16:30 H24 松岡亜音
エルスンザル(U16ボーイズ)
09:50 H12 渡邉壱孔
12:50 H21 寺田文太
13:50 H24 長澤侑磨
日本とエルサルバドルとの時差は15時間。
現地時間の8時 は、日本時間の前日の23時です。
ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。
https://isasurf.org/event/2022-el-salvador-isa-world-juniors-surfing-championship/