
サーフシティ、エルサルバドル – 2022年5月31日 「2022年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ」は大会4日目。
本日はU18、U16男女共にラウンド3が行われ、午後からは敗者復活戦となるリパチャージが行われた。波はサイズアップし、選手たちは5-7フィートのピークに迎えられた。うねりの向きと波の間隔もあることから波選びが非常に難しいコンディションとなった。
ラ・ボカナで行われた男子U-18ディビジョンのメインイベント・ラウンド3では、ルーク・トンプソン(RSA)とダニエル・エムズリー(RSA)が高得点を出す中、ハワイの新鋭ルーク・スワンソン(HAW)がイベント初の10.00パーフェクトライドをスコアした。

スワンソンは、バックハンドでバレル・セクションをコントロールし、素早くバーティカル・リエントリーと巨大なエンドヒットのコンボを決め、爆発的なフィニッシュを決めた。
「波は最高です。自分のヒートの終盤にダブルアップを見つけたんです。セーフ・サーフィンをして、スモール・スコアを得ることもできたかもしれないけど、でも敢えてチャージしてみようと思ったんです。2つのビッグ・セクションでターンをして、運良くライドアウトできた。僕は最高にストークしています。」とスワンソンは言った。

またガールズU-18メインイベントのラウンド3では、中塩佳那(JPN)がボトムターンで長い弧を描いて、トップでは大きなスプレーをあげ、シングルウェイブのハイスコア(8.50)とヒートトータル(14.50)を獲得して、ガールズU18における本日の最高得点を獲得した。

U18ガールズのR3-H2に登場した中塩佳那は、バックハンドでレフトのビッグセットにチャージ。6.00をスコアしてヒートを開始。じっくりと波を待つ作戦の中塩は、ヒート後半に入ってもワンライドのみで、3位を強いられる展開。


残り時間10分を切って、再びビッグレフトを掴んだ中塩は、深いドライブターンで加速し、波に飲み込まれてしまったかと思うような際どいポジションでリエントリーをメイク。しっかりとインサイドもコンプリートして8.50のエクセレントをスコア。大逆転してトップでラウンド4へ勝ち進んだ。

「今日は昨日よりもサイズがあるんですけど、ワイドだったり、タルかったりしたので波を選びました。波選びを間違えてしまったら、途中でやめますけど、最後まで行っちゃたら沖まで出るのが結構キツイです。日本チームは負けてしまってRPへ回った選手もいるけど、勝ち上がっている選手もいるので明日は頑張って応援します。」
U18のキャプテン岩見、松岡は良い波を掴めず、スキルは負けてないものの敗退しリパラウンド4へ。

H6で松岡亜音は、エリン・ブルックスらと対戦。スタートからフォアハンドでチャージを見せて5.15をスコアしてヒートを開始。ヒート後半に4.50をスコアするも3位を強いられる。ニード6.85と追い込まれ、ヒート終盤に優先権を持って波を掴むも逆転ならず。3位でリパチャージラウンドへ回った。
U18ボーイズのR3-H6に登場した岩見 天獅。他の選手がレフトでスコアを伸ばす中、岩見はライトに的を絞りライディングを重ねるがスコアが伸ばせず苦戦。ヒート終盤に4.60をスコア。ラストウェイブでは6.75をスコアした岩見だったが僅差で逆転ならず。惜しくも3位でリパチャージラウンドへ回った。


エルスンザル会場では、U16ガールズの鈴木、池田はピークが定まらず波数も限られ難しいコンディションの中、強豪選手を相手にラウンドアップしR4へ進出。

好調に勝ち進んでいたU16ボーイズでは、渡邉壱孔がボードを折りながらも切れのあるカービングとリエントリーで序盤からリード。6.60を5.40でバックアップし、見事1位でラウンド4へ進出。寺田文太と長沢侑磨は、良い波が掴めず敗退しリパラウンド4へ回った。
明日は敗者復活となるリパラウンド2が行われ、エルスンザルではR2H2に高橋花音(現地時間10:00)
メイン会場ではU18ボーイズの鈴木一歩がH6(現地時間11:00)、H12には佐藤利希(現地時間12:30)、そしてU18 ガールズR2H10には川瀬心那(現地時間16:00)が登場する、がんばれ!日本!
日本とエルサルバドルとの時差は15時間。
現地時間の7時30分 は、日本時間の前日の22時30分です。
ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。
https://isasurf.org/event/2022-el-salvador-isa-world-juniors-surfing-championship/