南アフリカのジョーディ・スミスが東京五輪を怪我のため棄権。レオナルド・フィオラバンティが代替出場

東京五輪を棄権するジョーディ・スミス photo:WSL DUNBAR

 

2021年7月2日、カリフォルニア州ラ・ホヤ – 国際サーフィン連盟(ISA)は本日、2020年東京オリンピックに南アフリカ代表として出場予定だったジョーディ・スミスに代わって、イタリアのレオナルド・フィオラヴァンティが出場することを発表した。

 

サーフィンのオリンピックデビューを数週間後に控えた南アフリカのジョーディ・スミスは、チャンピオンシップ・ツアーのオーストラリアレッグ終了後に負った膝の怪我を理由に、東京オリンピックへの出場を辞退した。

 

 

2019年のISA宮崎大会でのジョーディ・スミス。このサーフィンを再び千葉の海で見たかった

 

 

「出場を辞退することは苦渋の決断でした。ずっと前からオリンピックを楽しみにしていましたし、準備も順調に進んでいました」とスミスはコメント。「しかし、この決断は、自分がプロサーフィン界で長いキャリアを持ち、WSLチャンピオンシップツアーで優勝するという究極の目標を達成するための選択です」と続けた。

 

 

東京でのメダル獲得が有力視されていたスミスは、先日開催されたサーフ・ランチ・プロも欠場し、現在WSLリーダーボードの7位につけている。

 

 

 

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女子のビアンカ・ブイテンダグは、南アフリカを代表する唯一のサーファーとして東京五輪に参加。ブイテンダグのチャンピオンシップツアーでのベストシーズンは2015年で、2度のファイナル進出を果たし、世界4位の成績を収めた。

 

そして、スミスの棄権により、イタリアのレオナルド・フィオラバンティが出場権を得ることになった。

 

ISAは声明の中で、「スミスが出場権を得たのは、2019年のWSLチャンピオンシップツアー(CT)からで、ISAが発表した東京2020年の補欠リストから、フィオラバンティがスミスの代わりに出場する資格を持つサーファーとなります」とコメント。イタリア・オリンピック委員会(CONI)は、フィオラバンティの資格枠を受け入れ、プロセスを最終的に決定した。

 

2019年WSLチャンピオンシップ・ツアーで31位となったフィオラバンティは、先日エルサルバドルで開催されたISAワールド・サーフィン・ゲームズに出場し、19位タイでフィニッシュして資格を確保した。

 

 

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「東京オリンピックに出場することをお伝えできることを光栄に思います!! 僕のキャリアの中で最も感動的な瞬間です。2016年、サーフィンがオリンピックに決定したとき、イタリアのためにオリンピックに出場したいと思っていました。

 

2週間前に五輪出場ができないことが決まり、それを受け入れるのはとても難しいことでした。しかし、最初の交代要員として、わずかなチャンスがあると思っていました。ジョーディの欠場は残念ですが、出来るだけ早く復帰できることを願ってます。今日、僕はこのチャンスを与えられ、とても感謝しています。」

 

 

オリンピック出場資格を持つサーファーの最新リストは、こちらでご覧ください。

 

オリンピック・サーフィン大会の期間は7月25日から8月1日までで、大会は日本の千葉県にある釣ヶ崎海岸で開催されます。

 

詳細はisasurf.orgでご確認ください。

 

https://www.worldsurfleague.com/posts/478446/south-africas-jordy-smith-withdraws-from-tokyo-olympics