オリンピックのアメリカ代表であるジョン・ジョン・フローレンスとコロヘ・アンディーノが、それぞれ手術から回復している状態であることを自身のインスタグラムで公表。チームUSAは順調のようだ。
アメリカ男子オリンピックチームが苦境に立たされていたのは、ほんの数週間前のことだった。彼らは怪我のためにチャンピオンシップツアーを欠場し、東京オリンピック出場が疑問視されていた。
しかし、今週、フローレンスは自身のインスタグラムに、膝にサポーターをつけてサーフィンをしている様子をアップし、アンディーノはローワー・トレッスルズで行われたチームUSAのエクスプレッション・セッションに参加した。
Last week at the @usasurfteam Championships at Lower Trestles, the surfing world got its first peek at how @koloheandino‘s recovery is progressing. Watch more, https://t.co/rVuzmLPOlw. pic.twitter.com/EjZQSkHHHL
— World Surf League (@wsl) June 30, 2021
サーフィンを再開することと、最高レベルの試合に出場することはまったく別のことだが、開会式を数週間後に控えたチームUSAにとってはポジティブな兆候だとはいえる。
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フローレンスは「この1ヶ月間のサポートは、信じられないほど素晴らしいものでした。この回復過程で私を助けてくれた皆さんに感謝しています。 再び海に戻ってサーフィンができるのは、とても気持ちがいいですね」とコメント。
アンディーノの負傷は、パンデミックによりサンセットビーチとサンタクルーズでのイベントの中止が決まり、その後のツアーがどうなるかという時期までさかのぼる。
アンディーノは、長年の友人であるナット・ヤングと北カリフォルニアでサーフィンをした後、ハワイに向かった。ハワイではオリンピックのチームメイトであるジョン・ジョン・フローレンスと一緒にいたが、アンディーノはバレルで足首を負傷。
すぐにサンクレメンテに帰国し、彼は医療チームに相談し、MRIを受けた。「自分の怪我は前距腓靭帯と高足首捻挫で、どちらもグレード3の怪我でした。」と説明した。
アンディーノは、CTの第4戦となるオーストラリアレッグの開始に間に合うように、できる限りのリハビリをして、試合ができると確信してダウンアンダーに向かった。しかし、2週間の検疫の後、最初のサーフィンで、彼はすぐに自分の足が正常でないことに気づいた。
「ボードの上に立ち上がろうとするまでは良かった。とても痛かった。これまでに感じた中で最悪の痛みだった」と彼は言う。 「検疫後の最初のサーフィンで、足首が爆発した。オーストラリアのレッグが無理だと分かったので、次の4つのイベントをキャンセルして帰宅したんです。」
「いまは医者からサーフィンをすることを許可されました。ロングボードで3、4日過ごしてから、少し休んでました。」
靭帯の損傷を修復し、完全な治癒を促進するために怪我の手術を受けているアンディーノは、それ以来、毎日複数の理学療法とトレーニングセッションを行っている。
「ゆっくりとしたペースで、日本に向けての準備をするにはちょうどいいタイミングだと思います。これまで怪我から復帰したときは、早く準備しなければならないというプレッシャーがありました。でも、これならゆっくりとしたペースで進められます。7月の2週目にはエアを試したり、すべてを調整することができる感じです」。
アメリカ代表のアンディーノ、フローレンス、カリッサ・ムーア、キャロライン・マークスは、7月15日に日本に向けて出発する予定。
オリンピックの開会式は2021年7月23日に行われる予定だが、もし計画通りにいけば、アンディーノはアメリカ代表として、その場にいることになるだろう。