アメリカ・カリフォルニア・ラホーヤ – 2021年6月14日、国際サーフィン連盟（ISA）は、東京2020大会の出場資格を持つ選手が出場できなくなった場合に、その代わりとなる補欠選手を確保するためのプロセスについて発表した。
割り当てられた出場枠が、6月21日の確認期限までに国内オリンピック委員会（NOC）によって確認されなかった場合、またはNOCによって辞退された場合は、その出場枠は無効となり、NOCごとに男女各2名のサーファーという最大枠で、それぞれのイベントでまだ出場資格を得ていない次位の選手に再割り当てされることになっている。
選手がISA大陸予選イベントであった、「2019 ISA World Surfing Games（宮崎大会）」または「Pan American Games 2019」で予選を通過した場合は、ISAが定めたクオリティコントロール・ランキング（上位30位）に入っていることを条件に、それぞれのイベントで次に上位の成績を収めていた選手に割り当てられる。
ISAクオリティコントロール・ランキングに該当する大陸の選手がいない場合は、大陸を問わず、クオリファイしていない次点の選手に出場枠が割り当てられるとしている。
オリンピック東京2020の参加選手の最終エントリーリストの締め切り（スポーツエントリー締め切り）は、日本時間2021年7月5日23:59（UTC+9）となっている。
今回の国際サーフィン連盟によって決定された補欠選手の発表で、11回の世界チャンピオンであるケリー・スレーターが、アメリカ男子チームのメンバーが参加できない場合、東京オリンピックに参加することが正式に認められた。
アメリカ男子チームの両選手は、現在、手術を経て怪我から回復しつつあるが、ジョン・ジョン・フローレンスとコロヘ・アンディーノが、東京に来られないという事態に備えて、スレーターが補欠ということになった。
スレーターは、2019年のWSL CTシーズンの終わりに、惜しくも暫定的な資格を逃したが、もし49歳の彼が東京に出場することになれば、史上最も成功したアスリートの一人であるスレーターが、サーフィンというスポーツの最大の舞台で戦うことになる。
一方、イタリアのレオナルド・フィオラバンティは、同じく怪我から回復しつつある南アフリカのジョーディ・スミス、そして日本の五十嵐カノア、フランスのジェレミー・フローレスとミシェル・ボレーズの補欠選手として登録されている。ちなみにボレーズは首を痛めており、次のサーフランチを欠場している。
また今回のエルサルバドルの最終予選で惜しくも代表権を逃した日本の村上舜も、大原洋人の補欠選手として登録されている。
女子では、CTスターのレイキー・ピーターソンとニッキー・ヴァン・ダイクが、それぞれアメリカとオーストラリアの補欠選手として正式に決定した。ピーターソンは、腰を痛めて4回開催されたチャンピオンシップ・ツアーのオーストラリア大会を欠場し、サーフ・ランチで開催される次のCTイベントでも欠場することになっている。
男子
2019年ワールド・サーフィン・リーグ・チャンピオンシップ・ツアー
予選通過者：イタロ・フェレイラ(BRA)
補欠：フィリーペ・トリード(BRA)
予選通過者：ガブリエル・メディーナ（BRA）
補欠：フィリーペ・トリード(BRA)
予選通過者：ジョーディ・スミス(RSA)
補欠：レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
予選通過 コロヘ・アンディーノ(USA)
補欠： ケリー・スレーター (USA)
予選通過 ：五十嵐カノア（JPN）
補欠：レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
予選通過 ジョン・ジョン・フローレンス(USA)
補欠： ケリー・スレーター(USA)
予選通過 オーウェン・ライト（AUS）
補欠：ライアン・カリナン（AUS）
予選通過 ジェレミー・フローレス（FRA）
補欠：レオナルド・フィオラバンティ（ITA）
予選通過 ジュリアン・ウィルソン(AUS)
補欠： ライアン・カリナン（AUS）
予選通過 ミシェル・ボレース（FRA）
補欠：レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
2021年ワールド・サーフィン・ゲームズ
予選通過 大原洋人(JPN)
補欠：村上舜(JPN)
予選通過 ：レオン・グラッツァー（GER
補欠：クトゥ・アグス・アディティヤ・プトラ (INA)
予選通過 ルッカ・メシナス(PER)
補欠：クトゥ・アグス・アディティヤ・プトラ (INA)
予選通過 ミゲル・トゥデラ（PER）
補欠：クトゥ・アグス・アディティヤ・プトラ (INA)
予選通過 マニュエル・セルマン(CHI)
補欠：クトゥ・アグス・アディティヤ・プトラ (INA)
2019年ワールド・サーフィン・ゲームズ
予選通過：ラムジー・ブキアム（MAR）
補欠：マイケル・フェブラリー（RSA
予選通過：フレデリコ・モライス(POR)
補欠：アンジェロ・ボノメッリ（ITA）
予選通過： ビリー・ステイルマンド（NZL）
補欠：ケフ・バトラー(NZL)
予選通過：和井田理央（INA
補欠：クトゥ・アグス・アディティヤ・プトラ (INA)
2019年パンアメリカンゲームス
予選通過： レアンドロ・ウスナ（ARG）
補欠：ブライアン・ペレス（ESA）
女子
2019年ワールド・サーフィン・リーグ・チャンピオンシップ・ツアー
予選通過： カリッサ・ムーア（USA）
交互に出場。レイキー・ピーターソン（USA）
予選通過： キャロライン・マークス（USA）
補欠： レイキー・ピーターソン（USA)
予選通過： ステファニー・ギルモア(AUS)
補欠： ニッキー・ヴァン・ダイク (AUS)
予選通過： サリー・フィッツギボンズ (AUS)
補欠： ニッキー・ヴァン・ダイク (AUS)
予選通過： タティアナ・ウェストン・ウェブ（BRA）
補欠： ペイジ・ハレブ(NZL)
予選通過： ジョアン・ディフェイ（FRA）
補欠： ペイジ・ハレブ(NZL)
予選通過： ブリサ・ヘネシー(CRC)
補欠： ペイジ・ハレブ（NZL ペイジ・ハレブ(NZL)
予選通過： シルヴァナ・リマ（FRA）
補欠： ペイジ・ハレブ(NZL)
2021年ワールド・サーフィン・ゲームス
予選通過：ヨランダ・セケイラ(POR)
補欠 ルシア・インドゥレイン（ARG
予選通過 ：テレサ・ボンバロ(POR)
補欠： ルシア・インドゥライン（ARG）
予選通過：ダニエラ・ロサス（PER
補欠： ルシア・インドゥライン（ARG）
予選通過：レイラニ・マクゴナグル(CRC)
補欠： ルシア・インドゥライン（ARG）
予選通過：ポーリン・アド（FRA）
補欠： ヴァヒネ・フィエロ (FRA)
予選通過 ：前田マヒナ（JPN）
補欠： ルシア・インドゥライン（ARG）
予選通過 都筑有夢路（JPN）
補欠： ルシア・インドゥライン（ARG）
2019年ワールド・サーフィン・ゲームス
予選通過 ：ソフィア・ムラノビッチ（PER）
補欠： エヴェリン・ホーフト（NED）
予選通過：ビアンカ・ブイテンダグ（RSA
補欠： サラ・バウム（RSA）
予選通過：アナト・レリオル（ISR）
補欠： エヴリン・フート（NED）
予選通過：エラ・ウィリアムズ（NZL）
補欠： エヴリン・フーフト（NED）
2019年パンアメリカンゲームス
予選通過：ドミニク・バロナ(ECU)
補欠：オルネラ・ペリツァーリ（ARG
関連サイト：https://isasurf.org/tokyo-2020-alternates/
