五十嵐カノアは、大会初日の予選で高得点をマークし暫定2位をキープ。Jeep サーフランチプロ大会初日

五十嵐カノア

レモー、カリフォルニア、アメリカ(2021年6月18日) ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のチャンピオンシップ・ツアー(CT)の第6戦「Jeep サーフランチプロ presented by Adobe」がスタート。大会初日は男子の予選ランが4ヒート行われ、続いて女子の予選ランはヒート1のみが行われた。

 

Day 1 HIGHLIGHTS Jeep Surf Ranch Pro presented by Adobe w/ Toledo, Kelly Slater, Gilmore, Igarashi

 

そんな大会初日のトップスコアをたたき出したのは、ブラジルのフィリーペ・トリードとタティアナ・ウェストン・ウェブ。共にエクセレント・レンジのライディングを披露した。

 

 

トリードは、最初のライトの波で8.83、最後のレフトの波で8.93(10点満点中)を獲得し、男子のリーダーボードのトップに立ち、五十嵐カノア(JPN)、ヤゴ・ドラ(BRA)、オーウェン・ライト(AUS)がそれに続いた。

前回のランブル・アット・ザ・ランチ・カウントダウン・シリーズで優勝したばかりのトリードは、波と完璧にシンクロしているようだ。

 

フィリーペ・トリード  PHOTO: © WSL / Nolan

 

「家族や友人と一緒に過ごしていて、とても良い雰囲気です。」とトリードが言った。「この3ヶ月間はオーストラリアにいて、そのままエルサルバドルに行かなければならなかったので、ようやく家に戻ってきた今、子供たちや家族と一緒にいられるのは最高の気分です。このエネルギーが、毎朝、ここに来て自分の仕事をするための原動力になっています。自分のパフォーマンスにはとても満足しています」。

 

タティアナ PHOTO: © WSL / Nolan

 

 
ウェストン・ウェブ選手は自ら8点台をマークし、初日終了時点で14.83の総合スコアで女子のリーダーボードのトップにたっている。

 

ウェストン・ウェブは、「波のプールは、やるたびに何かどこか違っていて、このランチでのプレッシャーには慣れています」とウェストン・ウェッブは言った。「どの波でも常に良いサーフィンをしようとしますし、それが私の目標でもあるので、8点をスコアできたことはとても嬉しいです。」

 

 

五十嵐カノアが予選で高得点をマークし暫定2位をキープ。

 

 

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Nolan
五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Nolan

 

サーフランチとの相性が良い日本の五十嵐カノアは、ラン1でライトもレフトも素晴らしい圧倒的なパフォーマンスを披露し、2本の7ポイントという高得点をマークした。ラン2ではラン1で良いスコアを確保していたため、さらにリスキーなトリックにチャレンジし、コンプリートできずにスコアを伸ばすことはできなかった。

 

しかし、特にラン1のレフトでは、凄まじいバックハンドを披露。完全にフィンを抜くブローテール・スラッシュから、そのままバレルにプルインする離れ技を披露。今回のサーフランチのカノアは楽しみだ。

 

 

 

今回カノアは、自身のシグネイチャーモデル「ストームズ」の Dark Artsカーボン仕様を乗っている。 EPSストリンガーレスフォームとカーボンファイバークロスで最適のフッックスを生み、ナチュラルなリバウンドがスピードを生み出している。

 

コナー・オレアリー PHOTO: © WSL / Nolan

 

コナーはカノアと同じ組でライド。5.57、6.87をスコアするも暫定11位というポジション。なんとかボーナスライドで巻き返したいところだ。

 

ケリー PHOTO: © WSL / Nolan

 

11回の世界チャンピオンケリー・スレーター(USA)は、怪我のために今シーズンは過去4大会を欠場していたが、今回の大会で復帰を果たした。スレーターはイベント初日、13.70のヒートトータルでリーダーボードの6位に入った。

 

ケリー PHOTO: © WSL / Heff

 

「楽しかったです。久しぶりのヒートだったので、少し緊張しました」とスレーター。「スタートは良かったし、ボードの感触も良かった。次のメキシコでのイベントを楽しみにしています」と語った。

 

 

明日の大会2日目は、男子の予選ランがヒート5と6が行われ、続いて女子の予選ランはヒート2と3、その後に男女のボーナスランが行われる予定。

 

 

男子は残り2ヒートの12名のランが終了後、男子トップ24、女子トップ12に入ったサーファーが、ボーナスランとして、ライトとレフト1本づつ演技し、セミファイナル進出者が決まる。

 

 

明日は日本時間の朝4時20分から都筑有夢路が登場。

 

 

明日の女子予選ランのヒート2にクレジットされた都筑有夢路。ヒートは現地時間の 2021年6月19日12時20分、日本時間の 2021年6月20日4時20分にスタート。今回が初のサーフランチとなる都筑有夢路がどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。がんばれ!アムちゃん!

 

午後12時20分|都筑有夢路(JPN)|ラン1|ウェーブ1|ライト
午後12時24分|都筑有夢路(JPN)|ラン1|ウェーブ2|レフト

午後1時08分|都筑有夢路(JPN)|ラン2|ウェーブ1|ライト
午後1時12分|都筑有夢路(JPN)|ラン2|ウエーブ2|レフト

これは現地時間です

 

Jeep Surf Ranch Pro pres. by Adobe フルスケジュール.

 

Surf Ranch Pro presented by Adobe

男子リーダーボード トップ8:

1 – フィリーペ・トリード(BRA) 17.80
2 – 五十嵐カノア(JPN) 15.33
3 – ヤゴ・ドラ(BRA) 14.37
4 – オーウェン・ライト(AUS) 14.27
5 – アドリアーノ・デ・スーザ(BRA) 13.80
6 – ケリー・スレーター(USA) 13.70
7 – フレデリコ・モライス(PRT) 13.67
8 – コナー・コフィン(USA) 13.00

全リーダーボードはこちら

女子リーダーボード トップ4:

1 – タティアナ・ウエストン-ウェブ(BRA) 14.83
2 – ステファニー・ギルモア (AUS) 13.57
3 – イザベラ・ニコルズ(AUS) 12.53
4 – マリア・マニュエル(HAW) 12.13

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詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

男子:Jeep Surf Ranch Pro presented by Adobe

女子:Jeep Surf Ranch Pro presented by Adobe