日本時間で今夜深夜0時頃から「Jeepサーフランチプロ」が開幕。大会フォーマットとスケジュール。

ケリー・スレーター: © WSL / Morris

レモー, カリフォルニア、アメリカ(2021年6月17日) 明日6月18日から6月20日までの3日間、レモーの人工サーフィン施設「サーフランチ」のパーフェクトな波で競う「Jeep サーフランチプロ presented by Adobe」が開催される。

 

このコンテストは、東京で開催されるサーフィンのオリンピック・デビューを前にしたワールド・サーフ・リーグ(WSL)の最終イベントであり、今シーズンのWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)6番目の開催地となる。

 

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試合は、現地時間の 2021年6月18日8時8分 、日本時間の 2021年6月19日深夜0時8分にスタート予定。

 

現在ランキングでトップを走るのは、4度のWSLチャンピオンに輝いたカリッサ・ムーア(HAW)と、2度の世界チャンピオンに輝いたガブリエル・メディーナ(BRA)。この二人は、このイベントで好成績を収めて、そのアドバンテージを維持したいところだ。

 

ガブリエル・メディーナ : © WSL / Morris

 

「サーフ・ランチでの競技は、すべての可変的な要素が取り除かれているので、他の試合とは、まったく違います」とムーアは言う。「ここでは、何本の波が来るかがはっきりしていて、しかもそれがすべて完璧なので、プレッシャーが大きいです。すべてはタイミングと、誰が最高のパフォーマンスを発揮するかにかかっています」

 

メディーナは、「今は、すべてのCTストップの中で最もユニークな、このイベントに100%集中しています。この試合が終わったら、2週間ほど家に戻って、オリンピックに向けての練習やトレーニングを始めます」とコメントした。

 

キング・ケリーが復活

 

11回のWSLチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)は、怪我のためにオーストラリアの4戦全勝でを欠場していたが、今回のサーフランチでCTに復帰する。このサーフランチの生みの親でもあるスレーターは、この波を誰よりも熟知しており、今週末も注目の選手となっている。

 

ワイルドカードとリプレイスメント

 

2018年の世界ジュニアチャンピオンであり、北アメリカQSでトップランクのサーファーであるキラ・ピンカートン(USA)が、女子のイベントワイルドカードとして出場。

 

レイキー・ピーターソン(USA)は引き続き怪我で欠場。また、ブロンテ・マコーレー(AUS)、メイシー・キャラハン(AUS)、タイラー・ライト(AUS)の3名がイベントを辞退した。

 

 

都筑有夢路がサーフランチに登場。

 

そんな彼らに替わって、WSLリプレイスメントの都筑有夢路(JPN)、現在の北米QSランキング4位のアリッサ・スペンサー(USA)、元CTサーファーでランブル・アット・ザ・ランチ優勝者のココ・ホー(HAW)、現在の北米ジュニアランキング1位のケイトリン・シマーズ(USA)が出場する。

 

男子イベントのワイルドカードは、現在北米QSランキングで1位と2位のマイケル・ダンフィー(USA)と元CTサーファーのナット・ヤング(USA)が出場。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とコロヘ・アンディーノ(USA)、ジョーディ・スミス(ZAF)とミシェル・ボレーズ(FRA)は、怪我のために大会を欠場。また、ジュリアン・ウィルソン(AUS)とジェレミー・フローレス(FRA)も出場を辞退。

 

これらのスポットには、WSLリプレイスメントのマイキー・ライト(AUS)、ロットネストのセミファイナリスト、リアム・オブライエン(AUS)、現在北米QSランキング4位で元CTサーファーのパトリック・グダウスカス(USA)、世界ジュニアチャンピオンのルーカス・ビセンテ(BRA)、現在ハワイQSランキング1位のイーライ・ハンネマン(HAW)、北米ジュニアランキング1位のジェイブ・スウィアコッキ(USA)が出場する。

 

 

コナー・オレアリーPHOTO: © WSL / Nolan

 

過去のサーフランチでのイベントとは異なるイベント形式

 

「サーフランチでのイベントは、サーファーが海にいるときとは全く異なる、非常にユニークでハイプレッシャーなものです」と、WSLのジェシ・マイリー-ダイアは言う。「今年は、各部門で1対1のファイナルを行いますが、これは非常にエキサイティングで、過去のサーフランチでのイベントとは異なります。最高のレフトと最高のライトに乗った人が優勝です。」

 

このイベントは、1ヒート6名でそれぞれのサーファーが順番にライト1本、レフト1本の波に乗る、それを2回行う。レフトとライトのベストスコアが各サーファーのトータルスコア。その点数で順位を決めて、ヒート毎の上位2名が勝ち上がる。

 

その残った選手にはボーナスランという名目で2本ライドが行われ、これが、そこまでのスコアを上回れば上書きされる。リーダーボードで次に上位にランクされている12名の男子と6名の女子も、追加の2ウェイブのボーナスランを獲得。その結果で男子上位8名と女子の上位4名がセミファイナルに進出。

 

セミファイナルも各サーファーは2度のランで4本の波に乗り、ライトとレフトのベストスコアが各サーファーのトータルスコアとなり、リーダーボードの上位2名がファイナル進出。

 

ファイナルも2度のランで4本の波に乗り、ライトとレフトのベストスコアが各サーファーのトータルスコアとなり、スコアの高い方が優勝者となる。

 

 

予選リーダーボード-ラン1、ラン2。

  • 男子36名、女子18名が出場
  • 男子4ヒート、女子3ヒートが予選。
  • 通常のイベントのシードでサーファーの順番を決めます。
  • ブラケットは6人制のヒートで、それぞれ2本の波をライド。
  • レフトとライトのベストスコアが各サーファーのトータルスコア。
  • 各ヒートの上位2名には、2本のボーナスランが与えられる。
  • リーダーボードで次に上位にランクされている12名の男子と6名の女子も、追加で2本のボーナスランを獲得。
  • このボーナスランで、前回のスコアを上回ることができなかった場合に、前回のトップスコアを引き継ぐことができる。

 

予選リーダーボードからのボーナスラン

  • 男子24名、女子12名。
  • リーダーボードでサーファーの順位を決定します。
  • ボーナスラン後のリーダーボードで
    上位8名の男性と4名の女性がセミファイナルに進出します。

 

セミファイナル

  • 男子8名、女子4名。
  • 各サーファーは2度のランで4本の波に乗ります。
  • 各ランはライトとレフトで構成されています。
  • 一番良いスコアのライトとレフトが各サーファーのトータルスコアとなり、リーダーボードの上位2名がファイナルに進みます。

 

ファイナル

  • 男子2名、女子2名。
  • 各サーファーは2ランで4本の波を(ライトとレフトの連続)乗ります。
  • 各ランはライトとレフトで構成されています。
  • ライトとレフトの最も良いスコアがサーファーのトータルスコアとなり、最も高いスコアを出した男女がイベントで勝者となる。

 

 

男子予選ランは、現地時間の 2021年6月18日8時8分 、日本時間の 2021年6月19日0時8分にスタート。日本の五十嵐カノアと、コナー・オレアリーはヒート1に登場。6人ヒートでナット・ヤング(アメリカ)イーサン・ユーイング(オーストラリア)ミゲル・プポ(BRA)グリフィン・コラピント(アメリカ)と対戦。初日は、男子予選ランが4ヒートと女子予選ランが1ヒート行われる予定。

 

 

午前8時16分|コナー・オレアリー(AUS)|ラン1|ウェーブ1|ライト
午前8時20分|コナー・オレアリー(AUS)|ラン1|ウェーブ2|レフト

午前8時40分|五十嵐カノア(JPN)|ラン1|ウェーブ1|ライト
午前8時44分|五十嵐カノア(JPN)|ラン1|ウェーブ2|レフト

午前9時04分|コナー・オレアリー(AUS)|ラン2|ウェーブ1|ライト
午前9時08分|コナー・オレアリー(AUS)|ラン2|ウェーブ2|レフト

午前9時28分|五十嵐カノア(JPN)|ラン2|ウェーブ1|ライト
午前9時32分|五十嵐カノア(JPN)|ラン2|ウェーブ2|レフト

 

これは現地時間です。

 

現地時間19日の大会2日目は、男子予選ランのヒート5からスタート。女子予選ランのヒート2には、日本の都筑有夢路がクレジット。ヒートは現地時間の 2021年6月19日12時20分、日本時間の 2021年6月20日4時20分にスタート。今回が初のサーフランチとなる都筑有夢路がどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。

 

 

午後12時20分|都筑有夢路(JPN)|ラン1|ウェーブ1|ライト
午後12時24分|都筑有夢路(JPN)|ラン1|ウェーブ2|レフト

午後1時08分|都筑有夢路(JPN)|ラン2|ウェーブ1|ライト
午後1時12分|都筑有夢路(JPN)|ラン2|ウエーブ2|レフト

これは現地時間です

 

Jeep Surf Ranch Pro pres. by Adobe フルスケジュール.

 

 

WSLウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー・ファイナル 5:
1 – カリッサ・ムーア (HAW) 36,055 pts
2 – サリー・フィッツギボンズ (AUS) 28,185 pts
3 – タチアナ・ウエストン-ウェブ (BRA) 27,540 pts
4 – タイラー・ライト (AUS) 26,050pts
5 – ステファニー・ギルモア (AUS) 24,645pts
5 – ジョアン・ディフェイ (FRA) 24,645 pts

 

WSL男子チャンピオンシップ・ツアーファイナル 5:
1 – ガブリエル・メディーナ (BRA) 38,920 pts
2 – イタロ・フェレイラ (BRA) 30,325 pts
3 – ジョーディ・スミス (ZAF) 22,505 pts
4 – フィリペ・トリード (BRA) 22,065 pts
5 – モーガン・シビリック(AUS) 21,290pt

 

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

男子:Jeep Surf Ranch Pro presented by Adobe

女子:Jeep Surf Ranch Pro presented by Adobe