静波サーフスタジアムが最終試運転を6月末に開始することを発表。現場スタッフ募集も開始。

カリフォルニア州ソラナビーチ のアメリカン・ウェイブ・マシーンズ社 (AWM)は、一般公開が遅れている「静波サーフスタジアム PerfectSwell®」の最終試運転が6月末に開始されることを発表した。

 

静波サーフスタジアム PerfectSwell®」は、新型コロナウィルスの影響で、アメリカから技術者が来日できず、人工造波装置の最終的な調整ができていないため、オープンを見合わせてたが、カリフォルニアの本社からリモート操作で造波装置の調整が行われて今月頭にテストライド映像を公開。いよいよ一般公開が近づいてきた。

 

静波サーフスタジアムをテストライドする脇田泰地

 

まだ一般公開の日程は公表されていないものの「7月12日より、静波サーフスタジアム PerfectSwell®は、アスリートのトレーニング、エキシビジョン、オリンピックまでのイベントに一貫したプラットフォームを提供します。」とコメントしており、公式サイトでは、2021/6/17付けで グランドオープニングスタッフの募集(6月28日締切)を掲載。確実に準備が急ピッチに進められていることがわかる。

 

 

今回の静波では、波に改良が加えられ、波にシフトする要素を加えて、全体的によりダイナミックな波を作り出すという。さらにシステムのパワーレスポンスも向上。リード・エンジニアのミケル・ラザロは、「起動テストの結果、強化されたパフォーマンス・レスポンスが達成されたことが確認されました」と述べている。

 

静波サーフスタジアム PerfectSwell®は、”サーフアリーナ “と呼ばれ、都市部でのサーフィン中心の比較的小さな設置面積の場所でも、高性能なサーフィンを実現できることを示し、このテクノロジーがいかに多様なアプリケーションでグローバルに展開できるかを示している。

 

「サーフィンがオリンピックに参加するのは初めてのことです。これは、このスポーツにとって重要な瞬間です。」とAWMの創設者であるブルース・マクファーランドがコメントしており、東京オリンピックまでに更なる動きを見せてきそうな気配1日も早いオープンに期待したい。

 

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