フィリーペ&ココ・ペアが優勝。カノア&タティアナ・ペアが準優勝。WSLイベント「Rumble at the Ranch」

優勝したトリード&ココ・ペア WSL / Lawrence

カリフォルニア,ロサンゼルス/USA(2020年8月9日、日曜日)カリフォルニアのウェイブプール「サーフランチ」で開催された、WSLカウントダウン・イベント「Michelob ULTRA Pure Gold Rumble at the Ranch」が終了。ファイナルで、フィリーペ&ココ・チームがカノア&タティアナ・チームを下して優勝した。

この史上初となった男女16名の混合ダブルスで行われたイベント。コンテスト形式は、16人のサーファー(男子8人、女子8人)がペアになり、8つの男女混合のチームを組んで対戦。ラウンドごと各チームは2本のライトと2本のレフトからなる4つの波をライディング。各サーファーの最高得点が組み合わされて、そのラウンドのチーム得点が作成され、最高得点のチームが勝ちがる方式。今回のジャッジはリモートで行われた。

優勝ペアのトリード PHOTO: © WSL / Morris
優勝ペアのココ・ホー PHOTO: © WSL / Morris

 

優勝ペアのフィリーペ&ココ・ホー・チームは、ラウンド1でアリッサ・スペンサー(USA)とコロヘ・アンディーノ(USA)を破り、準決勝でセージ・エリクソン(USA)と11X WSLチャンピオンのケリー/スレーター( USA)を倒しファイナル進出。

 

準優勝のカノア&タティアナ・ペアは、レイキー・ピーターソンとグリフィン・コラピントのアメリカ・ペア、キャロライン・マークスとエイドリアーノ・デ・スーザを下してファイナル進出。

 

準優勝の五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Morris
タティアナ PHOTO: © WSL / Morris

 

ファイナルでは、女子からスタートし、僅差ながらカノアチームのタティアナがココをリードする展開。しかし男子の戦いが始まると、ライトで、トリードが2つのアリウープをメイクして本日の最高得点となる9.67をスコア。レフトでもスイッチスタンスでバレルをメイクする余裕を見せ大きくリードを取る。

 

それに対する、セミファイナルで9ポイントという高得点をたたき出した五十嵐カノアは、逆転に必要なスコアは8.82と追い込まれた。ファーストライドでカノアは力んだのか、ライトブレイクの最初のセクションでエアを試みワイプアウト。最終ライドとなるレフトでは、バックハンドでチャージを見せるもコンプリートできずにフィニッシュ。スコアは7.20と逆転ならず。惜しくも優勝を逃した。

 

「僕たちは皆、プレッシャーのなかでパフォーマンスを行うシチュエーションで戦っています。過去数か月で最も不足していたのはそれでした。」と、昨年の12月から試合に出場しておらず、半年以上のブランクについてカノアがコメント。

 

半年振りにWSLが、選手やファンが試合に戻るために行ったイベントは想像以上に楽しいものだった。1日も早くツアーが再開される事を願いたい。

 

ファイナル結果
1:ココ・ホーとフィリーペ・トリード(16.24)
2:タティアナ・ウエストン-ウェッブと五十嵐カノア(14.63)

準決勝の結果
SF 1:
ココ・ホーとフィリーペ・トリード(15.96) def.
セージ・エリクソンとケリー・スレーター(10.33)

SF 2:
タティアナ・ウエストン-ウェッブと五十嵐カノア(16.50) def.
キャロライン・マークスとエイドリアーノ・デ・スーザ(16.17)

クォーターファイナル結果
QF 1:
ココ・ホーとフィリーペ・トリード(14.07) def.
アリッサ・スペンサーとコロへ・アンディーノ(11.34)
QF 2:
セージ・エリクソンとケリー・スレーター(14.32) def.
カリッサ・ムーアとセス・モニーツ(13.70)
QF 3:
キャロライン・マークスとエイドリアーノ・デ・スーザ(15.60) def.
キラ・ピンカートンとコナー・コフィン(10.20)
QF 4:
タティアナ・ウエストン-ウェッブと五十嵐カノア(16.03) def.
レイキー・ピーターソンとグリフィン・コラピント(15.87)

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2020/spec/3504/rumble-at-the-ranch