村上舜が大会最高得点16.50をマーク。オーストラリアがISAアロハカップで金メダル。日本4位。

村上舜 photo:kamio

撮影、取材:山本貞彦

2019年9月11日:9月7日(土)から15日(日)までの9日間にわたり、宮崎県宮崎市木崎浜海岸において開催される、「2019 ISA ワールドサ ーフィンゲームス Presented by VANS」は大会5日目。

朝は風も弱く、波のサイズは胸肩で、クリーン。今日のスケジュールは、午前中に国別対抗戦の「ISAアロハ・カップ」。午後には男子R-2の残りのヒート。そして、リパチャージ(敗者復活戦)R-1の奇数ヒートを行なって終了した。

「ISAアロハ・カップ」は男子2名、女子2名を各国が選出するチームリレーイベント。1ヒート 45分、1人2本までライディングして、時間内に次の選手と交代。交代はテント内で必ずタッチすること。

南アフリカのジョーディ・スミス

そして、最終走者は試合時間内にテントに戻ること。それができないとペナルティーで減点となる。4人×2本=8本の得点の合計でチームの勝敗が決まる。

Aussies Claim Gold Medals in ISA Aloha Cup Team Relay Event

 

この「ISAアロハ・カップ」は前年度の世界戦の上位8ヶ国の日本、南アフリカ、ペルー、アルゼンチン、オーストラリア、アメリカ、フランス、スペインが参加。

 

優勝したオーストラリアチーム Photo: ISA / Sean Evans


決勝に進んだのは、日本、南アフリカ、オーストラリア、アメリカの4ヶ国。日本チームは五十嵐カノア、大原洋人、松田詩野、脇田紗良の4名で挑んだ。

ケリー photo:kamio
ケリースレーター
疾走するケリー

ファイナルでは大どんでん返し。ヒート終盤、トップだったアメリカの最終走者のケリーは残り20秒で戻り、海から上がり走る走る。あのケリーがダッシュ。初めて見た。でも、テントにはたどり着けずで−5点の減点。

 

日本チームのアンカーのカノアは逆転できないとわかったことで、タイムアップしても海から上がらず。そのまま練習モードに入って、波に乗りまくっていた。

 

 

「ISAアロハ・カップ」
金メダル:オーストラリア(ライアン・キャリナン、オーエン・ライト、サリー・フィッツギボンズ、ニッキー・ヴァンダイク)

銀メダル:南アフリカ   ジョーディ・スミス、マイケル・フェブラリー、ビアンカ・ブイティンダッグ、サラ・バーン)

Bronze銅メダル: アメリカ (ケリー・スレーター、コーナー・コフィン、カリッサ・ムーア、コートニー・コンローグ)

Copper銅メダル:日本 五十嵐カノア、大原洋人、松田詩野、脇田紗良

 

五十嵐カノア
「アロハカップは、チーム一丸となって、プレッシャーもなくやれて楽しめました。最後は金メダルも取れなかったので、そのまま海に入ってようと思って。ペナルティとかより練習かなと思って。」

松田詩野 photo:kamio
松田詩野

松田詩野
時間内で4人で波に乗るので、その作戦をみんなで考えて楽しかったです。

大原洋人
楽しかったですよ。緊張感もあって楽しめました。チーム全体でサポートし合っているというのが良い。それはこの試合独自のもの。最後は肩をしてもらったり。そこがチームジャパンの良いところかなと思います。

脇田紗良
アロハカップは今回初めてだったので、最初はめちゃくちゃ緊張したんですけど、みんなで戦えて楽しかったです。

 

 

村上舜が大会最高得点16.50をマーク。

村上舜 photo:kamio
村上舜 photo:kamio

 

男子のR-1の残り8ヒートを行い、日本からは昨年の今大会で4位の村上舜が登場。緩慢な波ながら、リズムに乗ってリップ連発。7.67ポイントと8.83ポイントでトータル16.50を叩き出しラウンドアップ。

「リラックスしてやれて、自分のサーフィンができました。数乗れたらいいなと思っていたんで、それしか考えてなくって、ジャッジが良い点数出してくれて良かったです。

舜にアドバイスするカノア

「カノアとヒート前に少し話してて、どんな波が良いかなどアドバイスくれました。三角でダブルアップする波が良いよって。ポジションが少し左寄りだとか。ラウンド2からは、どんどん調子を上げていけたら良いかなって思います。」

 

ガブリエル・メディーナ
上げ潮で波が波だったので、感触を確かめながらの演技。エアーも軽くメイクしてラウンドアップ。それにしてもボトムに貼られたスポンサーの数が半端ない。

和井田理央
インドネシア代表の理央。最初は固さも見られたが、1本乗ったら落ち着いたか。いつものパンチあるライディングで明日のR-2へ。

 

日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

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