サーフィン・オリンピックのインドネシア代表に内定した和井田理央が喜びのオンライン記者会見

今回のオリンピック最終予選で、インドネシア代表に内定した和井田理央が、オンライン記者会見で、オリンピック出場の喜びを語った。

 

和井田理央

 

和井田理央は、インドネシア人の父と日本人の母を持つハーフで、日本で生まれ5歳の時に家族でバリ島へ移住。サーフィンもバリ島で覚えて、バリから世界を目指すアスリート・サーファーだ。

 

母親と家では日本語で話すという彼は日本語も堪能、JPSAをはじめ日本で開催されるWSLイベントにも数多く出場し、QSのアジア地域でチャンピオンも獲得、ジュニアでもアジア代表としてWJC3位入賞を果たした。

 

今回の五輪最終予選が行われたエルサルバドルでは、村上と大原の日本男子が、日本最後の男子枠を競い合うなか、村上が2019年ワールドサーフィンゲームズで獲得した2019年のアジア枠が、次に資格のあるアジア人サーファーであるインドネシアの和井田理央に割り当てられる事になり、インドネシアのサーファーとして初のオリンピック出場が決定した。

 

試合で負けた時は、オリンピックはもうダメだと思っていました。

 

和井田理央

 

エルサルバドルの試合で負けた時(25位)は、もうオリンピックはダメだと思っていました。でも、大会の最終日に、インドネシアのコーチに「オリンピック、クオリファイしたよ」って言われた時は、信じられなかった。

 

今回の代表資格を得るためのシステムが複雑でよく理解できていなったんです。宮崎の試合で上位だったからみたいなんですけど。ISAとかがインスタグラムで、僕がクオリファイした事を上げた時は本当に信じられませんでした。

 

 

 

バリに帰ったら小波の練習して、小さい波用のボードを準備しておきます。

 

オリンピックが行われる夏の千葉は、波が小さくなってしまうと思うけど、台風とか来れば変わると思うし、バリに帰ったら小波の練習して、小さい波用のボードとか準備しておきます。自分のサーフィンのレベルは上の方にいると思うんですけど、あとは波とのコネクションだけなので大丈夫だと思っています。

 

 

お母さんにビデオを撮ってコーチしてもらっています。

 

「コロナ禍は、高いエアやウエイトをあげる事に集中していました。子供の頃から、お母さんに毎日ビデオをずっと撮ってもらっていて。だから自分のいいところも悪いところも、お母さんが一番分かっているので、コーチしてもらっています。」

 

 

 

オリンピックにインドネシアの代表として旗を掲げられる事が嬉しいです。

 

 

自分のサーフィンがレベルアップできたのは、インドネシアに居たお蔭だと思っています。試合で色々な国には行っていましたが、サーフィンのレベルアップはインドネシアでの練習だと思っています。

 

オリンピックの目標は金メダルですけど、メダルを取れただけでも嬉しいし、オリンピックにインドネシアの代表として旗を掲げれる事が嬉しいです。

 

サーフィンがオリンピックになって、初めてオリンピックを認識しました。バリ島も自分がオリンピックに出場する事が決まって盛り上がっている感じです。

 

 

日本のコンビニとかレストランが一番好きです。

 

 

お父さん、お母さん、おばあちゃんとか僕の日本のファミリーは大勢いて、みんな凄くサポートしてくれているので、日本の海でやれることがすごく嬉しいです。日本のファミリーもみんな楽しみにしてくれています。家族のために頑張りたいと思います。日本が大好きです。日本のコンビニとかレストランが一番好きです。

 

 

デデ・スリアナというサーファーに憧れていました。

 

 

僕は小さい時は、ジャワ島のチマジャ出身のデデ・スリアナというサーファーに憧れていました。彼は子供の頃にバリのいろんな場所に連れて行ってくれたりしました。

 

いまは、若い子たちでも凄いエアするサーファーとかが出てきて、負けられないなと感じていて、スンバワ島のブロンソン・メイディとかにも刺激を受けています。

 

 

1歳年下のクトゥ・アグスがライバルです。

 

 

今回のエルサルバドルで、同じインドネシアチームで一緒に戦った1歳年下のクトゥ・アグス。彼はもう一つ勝ち上がれればオリンピックにクオリファイできたんですけど。クトゥには絶対に負けたくないって、いつも思っています。

 

 

デーン・レイノルズやノア・ディーンとかに刺激を受けています。

 

 

世界では、コロナになって、フリーサーファーの映像とかを見るようになって、デーン・レイノルズやノア・ディーンとかにも刺激を受けています。大会とかでは、フィリーペトかメディーナとかが好きで見ています。

 

 

オリンピックでは、五十嵐カノア、大原洋人らと日本チームとも対戦する和井田だが、「日本選手なら昔からよく知っているカノアくんと当たって勝ちたい」と語った。

 

未来のCTサーファーとしてフィーチャーするメディアもあるほど世界的に注目を浴びている和井田理央。日本血を引くサーファーの一人として、インドネシアのバリ島を拠点とする和井田理央に今後も注目していきたい。

 

 

和井田理央(RioWaida) 生年月日:2000年1月25日(21歳)
https://www.instagram.com/riowaida_/

 

和井田理央は、日本で生まれ、5歳よりインドネシア・バリ島に在住。
日本では、海が嫌いで砂遊びをする子どもでしたが、両親の影響もありサーフィンを5歳からスタート。世界を回る様になったのは16歳。ジュニアでWSLオーストラリアに出場する様になり活躍!

2019年 ISAワールドサーフィンゲームズは、惜しくもアジア2位でフィニッシュ。2021年 ISAワールドサーフィンゲームズにて、2020TOKYOオリンピックをアジア枠で獲得!