ジョーディ・スミス、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズが早くもオリンピック出場内定。

セノッス/ホセゴー/カップブルトン・ランド・ヌーヴェル-アキテーヌ、フランス(2019年10月8日火曜日)-WSLワールドサーフリーグは、ジョーディ・スミス、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズの3名が早くも、CT枠から東京オリンピックへのクオリファイが内定したことを発表した。

これはあくまでWSL側の発表で正式にISAやオリンピック委員会から公式に発表されたものではないが、選考ルールから考えれば、この3名はほぼ確実と考えていいだろう。

ジョーディ・スミス(南アフリカ)

 

オリンピック出場枠の40名のうちの18名(男子10名と女子8名)は、2019CTシーズンの最終ランキングから決定することになっている。

 

ステファニー・ギルモア (オーストラリア)
サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)

 

 

なぜ、年末の最終ランキング決定前に、このような発表があったかというと、現在フランスで開催中のWSLチャンピオンシップツアー「クイックシルバープロ&ロキシープロ・フランス」に於いて、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズのロキシー・プロ・フランスの結果の後、ふたりはWSLランキングでオーストラリアン・ウイメンズのトップ2となることが決定的となり、内定となったということだ。

 

また、ジョーディ・スミスも、今回のフランスでベスト16まで残っており、彼はWSL CTランキングでトップ10内に収まることが保証されるため、南アフリカを代表して東京オリンピックに出場する暫定的なポジションを獲得したというものだ。

 

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オリンピックには男女各20名が参加できる。各国からは最大で2名ずつ。
選考に関する優先順位は
第1優先が2019年のWSLのCTランキング、
第2優先が2020年のワールドサ ーフィンゲームス
第3優先が2019年のワールドサ ーフィンゲームス

日本選手のオリンピック代表は?

 

先日宮崎で行われたISAワールドサーフィンゲームスで、アジア枠は男子は4位の村上舜、女子は15位の松田詩野が最高位を獲得し、日本がそれぞれ1枠を確保した。

 

ここで村上、松田は内定となり、来年開催のワールドサーフィンゲームスの結果次第でオリンピック出場が決まる。

 

なぜ決定ではなく内定かと言うと、それは選出方法には優先順位があり、来年開催のワールドサーフィンゲームスの成績が優先されるため。

 

現在、日本男子は、CT枠から代表入りの可能性が高い五十嵐カノア、もう1枠が今回アジア枠で獲得した村上舜。

 

しかし、2020年大会で村上以外の選手が上位4名(決勝に残る)に入れば、その選手が代表になる。

 

続いて、女子は現在、日本人CT選手がいないので、CT枠は無い。なので、日本が獲得した今回のアジア枠の1枠に松田詩野。

 

最大各国2名出場できるので、それを獲得するためには、2020年大会で上位6名(決勝、リパの決勝に残る)に入れば、その選手が代表になれる。もし、松田以外の2名がこの上位6名に入った場合、その2名がオリンピック出場となる。

 

よって、村上、松田以外の選手がオリンピックに出場するためには、来年のオリンピック前に開催される2020年のワールドサーフィンゲームスに出場することが必須。

 

そこに選出されるためには、男女共、2019年のワールドランキング最高位、ジャパンオープン優勝者、NSA推薦枠(前年度及び実績を参照)に入る必要がある。