JPSA第1戦「さわかみチャレンジシリーズ一宮プロ -Challenge I-」大会4日目。今日からロングボードがスタート。男子のR-1、女子のR-1、R-2まで消化して本日は終了。

大会会場の天候は薄曇り。風は弱いオフで、波は腹胸、セットは肩頭と昨日よりサイズアップ。午後にはオンショアになるも、潮が引いて流れも入り、ゲットはハード。ロングボードには厳しいコンディションとなった。

昨年から変更となったジャッジクライテリア。伝統的なロングボードスタイルを重視する。ノーズ、レールサーフィンがコントロールできているか。それを波のどこのセクションで演技をしているかなどで採点する。この変更でシングルフィンを使用する選手も増えた。

男子はまさかの尾頭信弘が敗退するも、他は順当に勝ち上がり。ヒートハイエストは秋本祥平のトータル11.50ポイントでトップ。続いて井上鷹が11.45ポイントで続く。

しかし、それよりも何よりも、本日のシングルハイエストは田岡なつみが出した8.75ポイント。ノーズライディングの長さ、バリエーションも見せて、お手本のようなサーフィン。トータルスコアも15.00ポイントと男子を抑えて、こちらもハイエストとなった。

体幹も鍛えているからか、ワイプアウトも少ない。それに大きな波が好きだと公言している田岡だから今日のコンディションは得意。ゲットも波の選択も他の選手とは大きく違った。さらに今大会の前に会場で一人練習を重ねたことが、今日の活躍につながった。

今大会のAMシードのH-1 戸田成美は2位で勝ち上がり、JPSAプロ公認資格を獲得。おめでとうございます。

ロングボードのライブ放送はMCに安積さんと解説にマミさん。

今日からロングボードがスタートということで、こちらも検温とPCR検査。

明日のヒート組の変更があり、決勝はマンオンマンから4人ヒートとなった。

井上鷹
今日のコンディションは選ばないと難しい波でしたね。見た目よりパワーがないので、それを考えやらないと引っかかっちゃう感じですね。ショートも出てたんですけど、その時はここまでサイズがなかったですね。あと満潮の時間にサーフィンしていなかったので、凄く違うのでショートの時の練習の意味がないですね。ショートに引き続き鷹スタイル全開でいきます。

最初はドキドキだったけど、いつものフリーサーフィンのように楽しくやれた。ボードのシングルフィンのPUで9’6”。重い板です。テールワイドで。最近は軽い板はあまり乗ってないです。自分のヒートの前は、パフォーマンス系の人もいたんで、自分のノーズがどこまで評価されるかが不安でした。今回の板はテールはワイドなんですけど、レールは薄くてフレックスもあるので、意外とコントロールし易いんです。

吉川広夏
コンテストが開催されて嬉しかったです。でも久しぶりの試合で緊張からか思ったよりも体が動かなかったですね。普段は重いシングルフィンを使っているんですけど、今回は9’2”で軽めのシングルフィンを使っています。