ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2019年12月6日、金曜日)非常に強い風を伴う大型台風のうねりがヒットする、2019台湾オープン・ワールドロングボード・チャンピオンシップは、風をかわすレフトのポイントブレイクである「The Left」に会場を移して、男子R3と女子R3を行い、男女共ベスト8が決定した。
風をかわすとはいえ、強いオフショアにロングボードは煽られて、体重の軽い選手は板を抑えられずに悪戦苦闘。厳しい戦いを強いられた。そんなコンディションでもカレントリーダーであったフロリダ出身のジャスティン・クインタルが初のワールド・チャンピオンとなった。
彼のライバルの多くが、その日の早い段階で敗退したため、クインタルはラウンド3の対戦相手であったジョシュ・コンスタブル(AUS)に勝利することによって、キャリア初のワールドタイトルを獲得した。
「最高の気分です。これは間違いなく自分の人生で最もクールな成果です」とクインタルが言った。 「この数日間、どうなるか分からず、コンディションがどんどん変わってきて、本当に確信が持てなかったので、かたずをのんで見守っている感じでしたね。ようやくこのことを理解し、成し遂げることができて、とても嬉しいです。素晴らしい気分です。」
クインタルは、新生WSL Longboard Tourの最初の3ストップのうち2試合で優勝し、台湾でのタイトル獲得に向けてセットアップした。ジャスティンは、Vans ダクト・テープ・インビテーショナルで10回の優勝という信じられない記録を持っているが、WSLイベント初のフル出場での2019年世界ロングボードチャンピオンの称号は、彼のサーフィンキャリアにおける、明らかなハイライトとなった。
「ダクトテープは全てがスペシャルで、時には世界タイトルのように感じられましたが、これは最上層なので、自分自身をワールドチャンピオンと呼ぶことを本当に誇りに思っています。自分の子供たちに、パパは世界チャンピオンだったんだよって、大きくなったら教えてあげたいです。」
クインタルはグーフィーフッターのため、台東の「ザ・レフト」でタイトルを競うチャンスを得たことに興奮していた。今日は間違いなく2019年のロングボードツアー全体のベストデイとなった。
「ツアーに参加した私たち全員が、この一年間に多くの時間と全てのエネルギーを注ぎ込んできたので、このような素晴らしい波でシーズンの終わりを迎えることが私たちにとって非常に重要です。これらのタイプの会場は、このレベルのサーフィンでは必要とするものなので、本当にスペシャルです。この波は最高で、ここでコンテストを開催出来たことが信じられないです。これは私が今まで見た中で最もクールなセットアップの1つです。台湾はとても楽しく、美しい国であり、美しい文化があります。」
また本日は、男子のラウンド3で井上鷹が、女子ラウンド3では、田岡なつみ、吉川広夏が登場するも、強いオフショアのため板を抑えきれず、あえなく敗退。とんでもない強風にサイズもあり難しいコンディションで、非常に厳しい試合を強いられたが、井上、田岡、吉川は9位でフィニッシュとなった。
https://www.worldsurfleague.com/events/2019/mlt/3174/taiwan-open-world-longboard-championships