写真、リポート：山本貞彦　　JPSA ロングボード第4戦「クリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロ」は湘南、茅ヶ崎海岸で開催。昨日、コンディション不良のために順延となった試合を予備日を使い進行。本日は男子、女子とも決勝まで行った。

今日も朝は満潮で割れないため、集合は8時、潮が引き出す時間に合わせ、10時からスタートとなった。

会場の波はライトがメインだったものの、引きから上げに変わってレフトもブレイク。ただ、崩れるのが早く、インサイドでは力なくシャバシャバの波。セットを選ばないと技も入れられないため、プライオリティー含め、駆け引きが重要となった。

男子優勝：浜瀬海　２位：堀井哲
３位：秋本祥坪　４位：尾頭信弘

５位：塚本将也、中山祐樹
７位：ユージンティール、藤井辰緒

女子優勝：吉川広夏　２位：小林恵理子
３位：井上楓　４位：市川梨花

５位：佐藤麻岐、小髙恵子
７位：佐久間恵梨、布目純

公認プロ資格獲得者　男子：久保博崇

1年ぶりに出場した試合で大会２連覇の偉業を成し遂げた浜瀬海。

浜瀬海　@kaihamase

セミにてヒート開始早々に入ったビッグセット。尾頭とのパドルバトルでもぎ取った波で、エクセレントの9.75ポイントを叩き出す。

ファイナルでは堀井がリードする中、追い込まれてからの勝負の強さを見せる。逆転できるだけのスキル持つだけでなく、冷静に状況を分析して、それを実行する力。何よりメンタルが強くなった。キメる時、キメることができるのは武器になる。

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自分が勝つところをスクールの生徒さんに見せたかったんです。

「結構、ニードスコア離されちゃっていたんで、勝てるかなこれって思っていたんですけど。やるしかないなって思って、なんとかニードスコアを徐々に上げていこうと思っていました。

良いライディングはそこまで出せていなかったんで、どんどん上げていってという風に意識していました。自分も７割がた哲くん（堀井）行ったなって思っていました。だけど最後まで諦めずにやらないとと思って。

あそこで９点出たらいいなと思っていたんで。アンダープライオリティから、後半５分で、もう乗りまくるしかないなと思って。

ヒートが終わってからセットが入っていたんですけど、あれを堀井選手に乗られていたら負けちゃっていたし、運でしたね。自分が勝つところをスクールの生徒さんに見せたかったんですよね。それで生徒さんたちが頑張れたらいいなって思っていました。

ラウンドアップしていくときに、自分が１位だなって思ったときは、自分が追い込まれちゃったときは、どうしたらいいかをラウンド１から考えてやっていました。今回はノーズで勝ちたいというのがあって、それが実行できてよかったです。

今回はラウンド１から結構調子が良くて、最後は前半調子が悪かったんですけど、運良く９点出せて、そのあとバックアップを上げることが出来て。結果勝ててよかったです。

今回優勝できたのも、いつも応援していただいている皆さんのおかげだと思っています。次回は出るかまだわからないんですけど、次の試合に向けて頑張っていきたいので応援よろしくお願いします。

吉川広夏、涙の今季初優勝。

吉川広夏 @hirokayoshikawa88

今大会では女子の中では別格。右に左に動きまくって、波をつかむ。サーフィンが上手いだけでなく、何より波のことをよく理解しているから強いんだ。

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「優勝したのが１年ぶり（2019年の第4戦北泉プロ以来）なので、すごく嬉しいです。準優勝だった恵理子さん（小林）と試合前もずっと練習していて、二人ともその成果が出たかなと思います。」と感極まって涙を見せた吉川。

「自分らしいライディングができたかなと思います。最終戦はカレントリーダーの田岡選手も戻ってきます。今回の試合で自分もコンテストの感覚が戻ってきたと思うので、最終戦はもっとパワーアップして戻ってきますので応援よろしくお願いします。」

２位：小林恵理子　@erico3273

今回は行動を共にしていた吉川とワンツーフィニッシュ。今大会はノーズの演技も安定し、初の決勝で初の準優勝。ひざの使い方が上手くなったことで、ボードコントロールを覚えた。練習の賜物ですね。

３位：井上楓　@kaede.inoue.surfer

「良い波に乗れず3位フィニッシュとなりました。兄と母が居ない試合は初めてで大変でしたが無事に3日間が終わりました。波も小さく難しいコンディションでしたが楽しかったです。次の鴨川も頑張ります」

４位：市川梨花@rika_ichikawa

「ファイナルまで調子が良かった分、優勝出来ず本当に悔しいです。今回旦那さんのコーチングに救われました。最終戦まで約一ヶ月！今回の反省点をしっかり繋げて最終戦は優勝します！」

２位：堀井哲　@satocy_v

ファイナルではノーズを引っ張りロールインで7.50をスコア。さらに4本目に6.75を出して差を広げるも、最後の最後に浜瀬に逆転されて惜しくも優勝を逃したが、そのポテンシャルの高さを今回も証明した。

３位：秋本祥坪　@shoheihey825

今大会も全ヒートをトップで勝ち上がり、スタイルのある上手さが際立っていた秋本だったが、ファイナルでは波運に見放されたか。今回も優勝はお預けとなった。

４位：尾頭信弘　@nobuhiroogashira

自らシェイプする9’9″という長いボードを操り、華麗なノーズライドを披露。息子の応援もあり、今シーズン初のファイナル進出を果たした。

ロングボード最終戦は11月18日(木) ～ 11月19日(金)

愛知県田原市伊良湖赤西海岸（ロコポイント）または大石海岸（ロングビーチ）で開催される、JPSAロングボード第5戦 -CS3-「さわかみチャレンジシリーズ ALL JAPAN 田原プロ -Challenge III-」の開催日が11月18日(木) ～ 11月19日(金) 予備日:20日に決定した。（ショートボードは、11月15日(月) ～ 11月17日(水) ）

今大会もサーフメディアは現地から最新情報をお伝えします。

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JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第4戦