オリンピック最終予選「サーフシティ・エルサルバドル・ワールドサーフィンゲームス」の日程が変更

オリンピック最終選考会が行われるエルサルバドルのエルスンザルPhoto: ISA / Sean Evans

アメリカ・カリフォルニア 2020年11月10日:国際サーフィン連盟(ISA)は本日、オリンピック・サーフィンの最終予選となる「サーフシティ・エルサルバドル・ワールドサーフィンゲームス」が5月29日〜6月6日まで開催されることを発表した。

 

当初は2020年5月に開催される予定であったISAワールドサーフィンゲームスは、今年の7月に2021年5月8日〜16日に変更が発表され、再び日程が変更された。

 

ISAは、ここ数か月でエルサルバドルのパートナーおよびワールドサーフリーグ(WSL)とスケジュールなどを協議した結果、新しい競技日程を決定した。2021年に開催されるワールドサーフィンゲームスは、東京オリンピックの最終予選。男子スロットが残り5つ、女子スロットが7つあり、今回のイベントで最高ランクのアスリートに割り当てられる。

 

 

東京オリンピック・サーフィン日本代表枠は男子2名女子2名。先日千葉で行われたジャパンオープンで、オリンピック最終選考会に出場する男女6名のサーフィン日本代表選手「波乗りジャパン」が確定。

 

男子は昨年の宮崎大会と同じカノア、村上舜、大原洋人、女子は前回出場の松田と前田に加え、都筑有夢路が出場する。

 


<男子>
五十嵐 カノア/カリフォルニア出身/1997年10月1日生
大原 洋人/千葉県出身/1996年11月14日生
村上 舜/神奈川県出身/1997年3月3日生

<女子>
都筑 有夢路/埼玉県出身/2001年4月5日生
前田 マヒナ/ハワイ出身/1998年2月15日生
松田 詩野/神奈川県出身/2002年8月13日生
※敬称略・五十音順

 

オリンピック日本代表選考について

 

 

オリンピックには男女各20名が参加できる。
各国、最大で2名ずつ。


選出する優先順位は


1、2019年のWSLのCT

2、2021年のワールドサーフィンゲーム

3、2019年のワールドサーフィンゲーム

以上の条件で、男子は五十嵐カノアが、来年5月のISA世界選手権(開催地:エルサルバドル、2021年5月29日〜6月6日)に出場することで確定となる。

 

 

男子は残り一枠。現段階でもう一人の内定は村上舜。しかし、もし2021年5月のISA世界選手権で、今回出場権を得た大原洋人が男子全体順位5位に入れば、村上の代わりに代表。ある意味で村上と大原は波乗りジャパン同士で最後の一枠を取り合うことになる。

 

女子は昨年の宮崎で獲得したアジア枠で、松田詩野が条件付きの内定。2021年のISA世界選手権で都筑もしくは前田マヒナのどちらかが女子7位以内に入れば、松田とその選手が代表になれる。

 

しかし、松田が敗れ、都筑と前田の2名がこの上位7名に入った場合、2021年のISAが優先されるため、その2名にオリンピック出場権が与えられる。一方で、都筑と前田の2名が7位までに入らなければ、日本の女子の出場枠は1名となり、松田詩野のみの出場となる。日本としては2枠を獲得したいところだ。

 

詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

https://surfmedia.jp/2020/02/22/olympic-2020/